電源開発(9513)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 7,444 | 817 | 414 | -222 | 5.4 | 226.3 | — | 27.8 |
| FY2017 | 8,563 | 1,043 | 684 | 507 | 8.2 | 373.9 | 70.0 | 29.7 |
| FY2018 | 8,974 | 788 | 463 | -220 | 5.5 | 252.7 | 75.0 | 28.8 |
| FY2019 | 9,138 | 836 | 423 | -25 | 4.9 | 231.0 | 75.0 | 28.8 |
| FY2020 | 9,091 | 778 | 223 | 247 | 2.6 | 121.9 | 75.0 | 28.5 |
| FY2021 | 10,846 | 870 | 697 | -505 | 7.2 | 380.7 | 75.0 | 29.9 |
| FY2022 | 18,419 | 1,839 | 1,137 | 50 | 9.5 | 621.5 | 75.0 | 32.3 |
| FY2023 | 12,580 | 1,057 | 778 | 921 | 5.8 | 425.3 | 90.0 | 35.0 |
| FY2024 | 13,167 | 1,383 | 925 | 1,275 | 6.3 | 505.6 | 100.0 | 36.4 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 100.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
電源開発は、発電所の開発・運営・保守に関する長年の経験とノウハウ、および国内外の電力インフラ事業における実績を持つ。これらは無形資産と言えるが、特許やブランド力のような強力な独占的優位性とは言い難い。
電力小売自由化が進む中で、一部の法人顧客や新電力へのスイッチングは発生している。しかし、大規模インフラへの依存度が高い産業用電力や、地域独占的な側面を持つ一般家庭向け電力など、スイッチングが容易でない顧客層も一定数存在する。
電力供給事業は、ネットワーク効果を生み出すようなプラットフォームビジネスとは性質が異なる。供給能力や安定性が重要であり、ユーザー数の増加が直接的な価値向上に繋がる構造ではない。
電源開発は、自社で発電所を開発・運営・保守することで、外部委託コストを抑え、効率的な事業運営を目指している。特に、再生可能エネルギー事業における開発・運営ノウハウの蓄積は、コスト競争力に寄与する可能性がある。
日本国内における大規模な発電事業者としての地位を確立しており、多様な電源(水力、火力、地熱、洋上風力など)を保有・運営している。これにより、安定的な電力供給と、規模の経済によるコスト効率化を実現している。
競合との比較優位
強気シナリオ
再生可能エネルギー(特に洋上風力)分野での先行者利益の拡大
国内外でのインフラ開発・運営事業の着実な成長
エネルギー安全保障への貢献による政策的支援の継続
弱気シナリオ(モート侵食)
再生可能エネルギー導入拡大に伴う電力市場価格の低下圧力
大規模災害による発電施設への損害リスク
規制緩和や新規参入による競争激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、再生可能エネルギー分野における技術革新が急速に進み、電源開発の既存技術や開発ノウハウが陳腐化するシナリオが考えられる。また、国際的な地政学リスクの高まりや、主要な事業展開国での政治的・経済的不安定化により、海外事業からの収益が大幅に悪化する可能性もある。さらに、国内の電力市場において、大規模な新規参入企業が技術革新や低コスト運営を武器に急速にシェアを拡大し、電源開発の優位性を侵食する事態も想定される。これらの要因が複合的に作用し、同社の長期的な収益性と競争優位性を損なうことが、投資失敗の道筋となるだろう。
5年後のモート予測
洋上風力発電の大型案件の着工・稼働が進み、収益貢献が加速。海外事業も堅調に推移し、売上・利益ともに着実な成長を維持する。
国内の再生可能エネルギー事業は安定的に推移し、海外事業も緩やかな成長を続ける。電力市場の変動リスクを管理しながら、堅実な収益基盤を維持する。
電力市場価格の低迷や、開発コストの上昇により、再生可能エネルギー事業の収益性が悪化。海外事業も想定を下回り、全体として低成長に留まる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 7,801億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 36.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 9.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 8.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.58倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-26 臨時報告書