北陸電力(9505)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 5,426 | 105 | -6 | -407 | -0.2 | -3.0 | — | 20.8 |
| FY2017 | 5,963 | 148 | -5 | -90 | -0.2 | -2.3 | 35.0 | 19.8 |
| FY2018 | 6,229 | 128 | 25 | -473 | 0.8 | 12.1 | 0.0 | 19.9 |
| FY2019 | 6,280 | 295 | 134 | 263 | 4.0 | 64.3 | 0.0 | 20.2 |
| FY2020 | 6,394 | 178 | 68 | -283 | 1.9 | 32.7 | 10.0 | 21.2 |
| FY2021 | 6,138 | -164 | -68 | -801 | -2.0 | -32.6 | 15.0 | 19.6 |
| FY2022 | 8,176 | -738 | -884 | -1,859 | -35.1 | -423.7 | 10.0 | 12.9 |
| FY2023 | 8,082 | 1,149 | 568 | 1,539 | 17.4 | 272.2 | 0.0 | 16.6 |
| FY2024 | 8,583 | 1,010 | 651 | -818 | 16.3 | 312.0 | 7.5 | 20.5 |
| FY2025 | 7,866 | 875 | 545 | 689 | 12.1 | 260.7 | 20.0 | 24.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
規制産業であり、新規参入には経済産業省の許認可が必要。しかし、ブランド力や特許による明確な競争優位性は限定的。地域独占的な側面はあるものの、それが直接的な収益力強化に結びつくかは疑問。
電力自由化により、家庭や一部事業者は電力会社を自由に選択可能になった。しかし、インフラ設備への投資負担や、長年の取引関係から、スイッチングコストは依然として一定程度存在する。特に大規模工場などは切り替えにくい。
電力供給はインフラ事業であり、ネットワーク効果は基本的に見られない。供給網の広がりが直接的な顧客価値向上に繋がるわけではない。
地域独占的な電力供給インフラを保有しており、新規参入企業が同等の設備投資を行うことは困難。発電コストや送電コストにおいて、効率的な運用ができれば一定のコスト優位性を維持できる可能性がある。
北陸地域における電力供給において、ほぼ独占的な地位を確立している。広範な送配電網の維持・管理には巨額の固定費が必要であり、規模の経済が強く働く。この規模が新規参入障壁となっている。
競合との比較優位
強気シナリオ
再生可能エネルギー導入拡大による収益機会の創出
地域経済の活性化に伴う電力需要の増加
効率的な設備投資によるコスト削減の進展
弱気シナリオ(モート侵食)
燃料価格の変動リスク
自然災害によるインフラ被害と復旧コスト
再生可能エネルギー導入義務化に伴う追加投資負担
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
北陸電力の投資が失敗するには、まず地域独占という規模の経済による参入障壁が崩壊する必要がある。具体的には、国策として地域間の電力融通がさらに進み、地域ごとの電力会社の優位性が失われるシナリオが考えられる。また、再生可能エネルギーの普及により、従来の火力・水力発電への依存度が低下し、既存インフラの維持コストが負担となる可能性もある。さらに、急激な技術革新により、分散型電源や蓄電技術が電力会社の役割を代替し、既存の送配電網の価値が低下することも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社の収益基盤を蝕むことが、この投資の失敗につながるだろう。
5年後のモート予測
再生可能エネルギー事業の拡大と、地域経済の成長が電力需要を押し上げ、収益が安定的に成長する。
既存事業の安定性を維持しつつ、再生可能エネルギーへの投資を徐々に進め、緩やかな成長を続ける。
燃料価格の高騰や自然災害の影響を受け、設備投資負担が増加し、収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,895億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 24.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 6年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 3.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.42倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-06 臨時報告書