9413

テレビ東京ホールディングス(9413)に経済的な堀はあるか

情報・通信業 情報通信・サービスその他

株価

現在株価
3,465
2026-09-01
時価総額
1,038 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2015 1,362 73 47 69 6.3 166.4 69.3
FY2016 1,427 64 43 -27 5.5 151.6 65.4
FY2017 1,471 74 61 59 7.2 214.2 40.0 65.9
FY2018 1,492 59 32 58 3.8 114.4 50.0 64.6
FY2019 1,452 51 26 48 3.0 91.6 40.0 66.0
FY2020 1,391 52 26 19 2.9 91.1 40.0 67.2
FY2021 1,481 86 60 122 6.7 214.9 40.0 66.8
FY2022 1,510 92 67 28 7.2 244.1 60.0 66.6
FY2023 1,486 88 67 18 6.8 248.4 80.0 67.4
FY2024 1,558 78 60 56 5.9 224.3 80.0 68.8

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●○○○○
1/5
ネットワーク
●○○○○
1/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産3/5

テレビ東京グループは、長年にわたり培ってきた「報道」「ドラマ」「アニメ」などのコンテンツ制作能力と、それらを放送・配信するプラットフォームを持つ。特に、アニメ分野では「ポケモン」「NARUTO -ナルト-」など、国内外で高い人気を誇るIPを多数保有しており、これがブランド価値と収益源となっている。また、地上波放送免許という参入障壁も存在する。

スイッチングコスト1/5

テレビ視聴者は、特定の放送局に強いこだわりを持つわけではなく、番組内容や配信プラットフォームの利便性で選択するため、スイッチング・コストは低い。ただし、長年の視聴習慣や特定の番組への愛着は、緩やかなスイッチング・コストとして機能する可能性がある。

ネットワーク効果1/5

テレビ放送は、視聴者数が増えるほど広告収入が増えるという側面はあるが、現代のメディア環境では、SNSなど他のプラットフォームとの相互作用が重要になっている。テレビ東京単独での明確なネットワーク効果は限定的であり、むしろコンテンツの二次利用やSNSでの話題化が間接的な効果を生む。

コスト優位1/5

テレビ放送事業は、放送設備や人材への継続的な投資が必要であり、構造的なコスト優位性を築くことは難しい。特に、コンテンツ制作費や人件費は高騰する傾向にある。他メディアとの比較で、必ずしもコスト競争力が高いとは言えない。

規模の経済3/5

テレビ東京は、キー局の一つとして一定の規模を持つが、売上高では日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日に次ぐ位置づけである。しかし、特定のジャンル(アニメ、経済報道など)に強みを持ち、その分野においては効率的な事業運営を行っている。業界全体で見ると、放送免許やインフラ投資の観点から、規模の経済は一定程度働く。

競合との比較優位

強気シナリオ

人気アニメIPの継続的なヒットと海外展開の拡大

動画配信サービス(TVer等)における視聴者層の拡大と収益化の進展

経済報道やニッチ分野での強みを活かした差別化戦略の成功

弱気シナリオ(モート侵食)

テレビ離れの加速と若年層の視聴習慣の変化への対応遅れ

広告収入の低迷と、インターネット広告へのシフト

競合他社とのコンテンツ獲得競争の激化によるコスト増

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

テレビ東京ホールディングスの投資が失敗するには、同社が持つ「アニメIP」という無形資産の価値が、予想以上に早く陳腐化するか、あるいはそのIPを活用した収益化モデルが、デジタル化の波に乗り遅れて競争力を失う必要がある。具体的には、主要なアニメシリーズの視聴率や配信権収入が大幅に減少し、かつ後継となるような強力な新規IPを創出・獲得できない状況が続くことが考えられる。また、長年培ってきた経済報道やドキュメンタリーといった独自性の高いコンテンツが、他のメディアプラットフォームに吸収されるか、あるいは視聴者の関心を失い、ブランド価値そのものが低下することも、この投資の失敗要因となりうる。さらに、放送免許という参入障壁の相対的な価値が低下し、新規参入や既存プラットフォームとの競争が激化することも、同社の優位性を損なう可能性がある。

5年後のモート予測

強気

人気アニメIPの海外展開加速と配信収益の増加、経済報道の強みを活かしたデジタル戦略の成功により、緩やかな増収増益を達成する。

中立

テレビ視聴者の減少傾向は続くものの、アニメや経済報道といった強み分野での収益を維持し、動画配信サービスでの緩やかな成長により、現状維持に近い業績を保つ。

弱気

テレビ離れの加速と広告収入の低迷が続き、有力IPの競争力も低下。デジタル戦略も軌道に乗らず、業績は緩やかに悪化する。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 1,038億
2. 健全な財務 自己資本比率 68.9%
3. 利益の安定性 11年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 5.8%
6. 適度なPER PER 13.5倍
7. 適度なPBR PBR 0.97倍

合格数:6/7 防衛的投資家候補水準

直近の適時開示

同業他社

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