日本管財ホールディングス(9347)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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5年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 1,227 | 83 | 57 | 26 | 8.2 | 152.0 | — | 73.5 |
| FY2024 | 1,399 | 87 | 58 | 35 | 8.3 | 157.6 | 54.0 | 66.2 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 54.0 | — |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 57.0 | — |
| FY2027 | — | — | — | — | — | — | 60.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
長年の事業継続で培われた信頼やノウハウは存在するが、特許やブランド力といった明確な無形資産は限定的。ビルメンテナンス業界全体として、特定の企業に帰属する強力な無形資産は少ない傾向にある。
ビルメンテナンス契約は長期化する傾向があり、顧客は一度契約した業者を変更する際に、新たな業者選定の手間、移行期間の管理、既存業者との関係解消などのコストが発生する。特に大規模物件ではスイッチングコストは高まる。
ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。顧客が増えることでサービスの質が向上したり、新たな顧客獲得が容易になったりする構造は見られない。
規模の経済によるコスト削減効果はある程度期待できるが、人件費がコストの大部分を占めるため、構造的な大幅なコスト優位性を確立するのは難しい。競合他社も同様のコスト構造を持つ場合が多い。
ビルメンテナンス業界は多数の事業者が存在するものの、全国規模でサービスを展開し、大規模物件の管理実績を積み重ねている同社は、業界内でも有数の規模を持つ。これにより、調達や人材確保において一定の優位性を確保している。
競合との比較優位
強気シナリオ
首都圏を中心とした都市部でのオフィスビル・商業施設の新設・建て替え需要の継続
建物設備の高度化・省力化ニーズに対応した高付加価値サービスの提供拡大
M&Aによる事業規模の拡大とサービス提供エリアの拡充
弱気シナリオ(モート侵食)
景気後退による新規建設・改修工事の減少
人件費の高騰が収益性を圧迫するリスク
競合他社による価格競争の激化や、より革新的なサービスを提供する新興企業の台頭
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
日本管財ホールディングスの投資が失敗するシナリオは、同社が持つ規模の経済による優位性が、予想以上に早く失われることである。例えば、地方都市や中小規模の物件においても、より低価格で柔軟なサービスを提供する小規模事業者が、IT技術などを活用して効率化を進め、大手には真似できないコスト競争力を発揮し始める場合。また、ビルオーナーが、建物のライフサイクル全体で見た場合の総所有コスト(TCO)よりも、短期的な管理費用の削減を最優先するようになり、価格競争が激化した場合も、同社の収益性が悪化する可能性がある。さらに、人手不足が深刻化し、同社が十分な人員を確保できず、サービス品質の低下を招き、顧客離れを引き起こすような事態も考えられる。
5年後のモート予測
堅調なビルメンテナンス需要と高付加価値サービスへのシフトにより、売上・利益ともに着実に成長。M&Aも奏功し、国内トップクラスの地位を盤石にする。
緩やかな経済成長に伴い、既存顧客からの安定した収益を確保。新規案件獲得やサービス拡充で緩やかな成長を維持する。
景気後退や人件費高騰の影響を受け、収益性が悪化。価格競争の激化により、シェアを一部失うリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,046億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 2年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 17.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.54倍 |
合格数:2/7 部分的合格