遠州トラック(9057)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 225 | 9 | 5 | 13 | 4.2 | 63.5 | — | 47.8 |
| FY2016 | 231 | 12 | 6 | 6 | 5.4 | 84.8 | — | 50.5 |
| FY2017 | 252 | 14 | 12 | 15 | 9.1 | 156.7 | 16.0 | 54.1 |
| FY2018 | 284 | 16 | 10 | 13 | 7.2 | 132.7 | 20.0 | 54.6 |
| FY2019 | 340 | 23 | 16 | 5 | 10.6 | 212.8 | 28.0 | 54.8 |
| FY2020 | 395 | 31 | 23 | 29 | 13.4 | 303.1 | 45.0 | 56.8 |
| FY2021 | 428 | 32 | 23 | 4 | 12.6 | 314.0 | 70.0 | 58.9 |
| FY2022 | 448 | 32 | 23 | 4 | 11.3 | 306.1 | 80.0 | 56.3 |
| FY2023 | 469 | 26 | 20 | -27 | 9.5 | 274.0 | 94.0 | 54.8 |
| FY2024 | 486 | 32 | 24 | 41 | 10.3 | 320.0 | 94.0 | 57.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
特許やブランド力、規制ライセンス等、明確な無形資産の優位性は見られない。運送業という性質上、参入障壁となるような独占的IPも存在しない。
既存顧客との長年の取引関係や、特定の物流ニーズへの対応力により、一定のスイッチング・コストは存在する。しかし、運賃やサービス内容で比較検討される余地は大きい。
運送業であり、プラットフォーム型ビジネスではないため、ネットワーク効果は期待できない。ユーザーが増えることでサービスの価値が向上する構造ではない。
長年の事業運営で培われた効率的な配車システムや、地域密着型のきめ細やかなサービス提供によるコスト管理能力は一定の評価ができる。燃料費高騰への対応力も重要。
地域密着型の運送事業者として、特定のエリアや顧客層において一定の規模の経済性を享受している。全国展開する大手競合と比較すると規模は小さいが、ニッチ市場での効率性は考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
燃料費高騰下でのコスト管理能力の維持・向上
特定地域・顧客層におけるサービス品質の維持・向上による顧客基盤の強化
DX推進による業務効率化とコスト削減の実現
弱気シナリオ(モート侵食)
燃料費の継続的な高騰による収益圧迫
大手運送事業者との価格競争激化によるシェア低下
ドライバー不足の深刻化と人件費上昇によるコスト増
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
遠州トラックの投資が失敗するには、まず燃料費の高騰が継続し、同社がコスト吸収能力を失うことが挙げられる。また、運送業界全体の構造的な変化、例えば自動運転技術の普及や、大手プラットフォーマーによる物流網の再編などが進み、同社のような地域密着型の中小事業者の優位性が失われるシナリオも考えられる。さらに、長年培ってきた顧客との関係性が、より安価で同等以上のサービスを提供する新規参入者や既存競合によって容易に代替されてしまう状況も、同社の競争優位性が崩れる要因となりうる。特に、DX化の遅れがコスト競争力やサービス品質の低下に直結し、顧客離れを招く可能性も否定できない。
5年後のモート予測
燃料費高騰を乗り越え、DXによる効率化でコスト競争力を維持・強化。特定地域での強固な顧客基盤を活かし、安定的な収益成長を達成する。
燃料費や人件費の上昇圧力はあるものの、既存顧客との関係性を維持し、緩やかな成長を続ける。業界平均並みの収益性を確保する。
燃料費高騰とドライバー不足が深刻化し、コスト増が収益を圧迫。大手との競争激化でシェアを失い、収益性が低下する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 232億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 57.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 0.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.00倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-26 臨時報告書