京福電気鉄道(9049)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 117 | 7 | 5 | -6 | 8.0 | 25.5 | — | 30.4 |
| FY2017 | 114 | 7 | 5 | 2 | 7.2 | 247.2 | 2.0 | 31.9 |
| FY2018 | 124 | 9 | 7 | 4 | 9.3 | 351.5 | 20.0 | 34.0 |
| FY2019 | 125 | 8 | 2 | 1 | 2.6 | 99.7 | 20.0 | 33.7 |
| FY2020 | 104 | -3 | -3 | 9 | -4.6 | -170.3 | 20.0 | 32.0 |
| FY2021 | 116 | 5 | 7 | 6 | 8.3 | 339.1 | 0.0 | 36.3 |
| FY2022 | 133 | 13 | 12 | 12 | 12.9 | 615.7 | 0.0 | 40.4 |
| FY2023 | 140 | 19 | 21 | 7 | 17.7 | 1,051.4 | 20.0 | 46.6 |
| FY2024 | 145 | 23 | 17 | 7 | 12.7 | 873.8 | 20.0 | 49.2 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 20.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
嵐山線沿線という観光地におけるブランド力は一定程度存在するが、特許や規制ライセンスによる明確な独占的優位性は限定的。地域住民の生活路線としての側面も持つが、競合交通手段との差別化は強くない。
沿線住民にとっては生活に不可欠な交通手段であり、一定のスイッチングコストは存在する。しかし、代替交通手段(バス、自家用車)への乗り換えは比較的容易であり、強固な顧客固定化には至っていない。
鉄道事業において、ユーザー数の増加が直接的にサービスの価値を高めるネットワーク効果はほとんど見られない。乗客数が増えても、個々の乗客にとっての利便性が劇的に向上するわけではない。
鉄道インフラの維持管理コストは固定費として大きい。新規参入障壁は高いものの、既存事業者として構造的に他社より大幅に低いコストで運営できる優位性は見出しにくい。運賃設定も規制を受ける。
京都市西部という限定された地域において、嵐山線、北野線、叡山線といった路線網を運営しており、地域内では一定の寡占状態を形成している。この地域における鉄道輸送の主要プレイヤーとしての規模の経済は存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
沿線地域の人口増加と観光客数の回復による利用者数増加
インバウンド需要の回復による叡山線・嵐山線の利用促進
沿線開発や新規事業による収益源の多様化
弱気シナリオ(モート侵食)
少子高齢化による沿線人口の減少と利用者の低迷
代替交通手段の利便性向上や競合路線の拡充
インフラ老朽化に伴う大規模な設備投資負担の増加
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、京都市西部における鉄道輸送の必要性が根本的に失われる必要がある。例えば、沿線住民の自家用車へのシフトが加速し、公共交通機関としての鉄道の役割が著しく低下するシナリオだ。また、競合するバス路線網が大幅に拡充され、運賃や利便性で鉄道を凌駕する状況も考えられる。さらに、観光客が鉄道以外の移動手段(例:シェアサイクル、新たな観光ルートの開発)を好むようになり、嵐山線や叡山線の魅力が相対的に低下することも、この投資の前提を覆すだろう。インフラ維持コストの増大に対して、運賃収入や沿線開発による収益が追いつかず、継続的な赤字に陥る可能性も否定できない。
5年後のモート予測
沿線開発の進展と観光需要の回復により、利用者数と運賃収入が増加。新規事業も軌道に乗り、収益性が改善する。
沿線人口は微減傾向だが、観光客は堅調に推移。インフラ投資は継続し、収益は横ばい圏で推移する。
人口減少と代替交通手段の台頭により、利用者数が減少。インフラ維持費の負担が増加し、収益性は悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 146億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 49.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 37.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 8.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.18倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-26 臨時報告書