8609

岡三証券グループ(8609)に経済的な堀はあるか

証券・商品先物取引業 金融(除く銀行)

株価

現在株価
1,228
2026-09-01
時価総額
1,861 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 806 142 105 481 5.9 52.9 28.4
FY2017 819 117 59 -122 3.3 29.6 25.0 32.8
FY2018 679 18 9 347 0.5 4.3 25.0 35.5
FY2019 650 21 36 56 2.2 18.3 15.0 35.4
FY2020 673 51 60 -447 3.2 30.4 10.0 21.4
FY2021 738 50 101 28 5.3 50.9 15.0 20.6
FY2022 666 -10 5 3 0.3 2.6 15.0 19.7
FY2023 845 161 132 -24 6.2 64.3 20.0 16.5
FY2024 819 128 117 -145 5.6 57.6 30.0 15.1
FY2025 956 187 214 676 9.3 106.7 30.0 16.5

バフェット流モート診断

無形資産
●●○○○
2/5
スイッチング
●●○○○
2/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:8/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産2/5

岡三証券は長年の歴史を持つ証券会社であり、一定のブランド認知度と信頼性を有する。しかし、特許や独占的IPといった強力な無形資産は限定的であり、他社との差別化要因としては弱い。

スイッチングコスト2/5

証券口座の乗り換えは可能だが、一定の手間がかかるため、既存顧客の完全な流出を防ぐ効果は限定的。特にネット証券の台頭により、スイッチング・コストは低下傾向にある。

ネットワーク効果0/5

証券業において、顧客数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果はほとんど見られない。プラットフォーム型ビジネスとは異なる。

コスト優位1/5

証券業は一般的に固定費が高く、コスト優位性を築くのは難しい。岡三証券が他社と比較して構造的に低コストでサービスを提供できる強みは確認できない。

規模の経済3/5

大手証券会社と比較すると規模は小さいが、中堅証券として一定の顧客基盤とネットワークを有しており、業界内での効率的な事業運営が可能。ただし、圧倒的な効率規模とは言えない。

競合との比較優位

強気シナリオ

富裕層向けサービスやM&Aアドバイザリーなど、高付加価値サービスの拡充による収益源の多様化

デジタル化推進による業務効率化と顧客体験向上

安定した配当政策による株主還元姿勢の維持

弱気シナリオ(モート侵食)

低金利環境の長期化や市場の低迷による手数料収入の減少

ネット証券や異業種からの新規参入による競争激化

規制強化やコンプライアンスコストの増加

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

岡三証券グループへの投資が失敗するには、まず証券業界全体の構造的な変化、特にデジタル化の波に乗り遅れ、顧客基盤の維持・拡大が困難になることが考えられる。具体的には、ネット証券の圧倒的な低コストと利便性に顧客がさらに流出し、岡三証券が提供する対面営業やコンサルティングの価値が相対的に低下するシナリオである。また、富裕層向けサービスやM&Aアドバイザリーといった高付加価値領域においても、より専門性の高い独立系ファームや大手金融機関との競争に敗れ、差別化ができない状況が続くことも、この投資の失敗につながるだろう。さらに、金融市場全体の長期的な低迷や、予期せぬ規制強化が収益基盤を蝕む可能性も否定できない。

5年後のモート予測

強気

高付加価値サービスとデジタル化推進により、収益基盤を強化。安定した顧客基盤を維持し、緩やかな成長を達成する。

中立

既存事業を維持しつつ、業界平均並みの成長を目指す。競争環境の厳しさから、大きな飛躍は難しい。

弱気

競争激化と市場環境の悪化により、収益が圧迫される。顧客離れが進み、事業規模の縮小を余儀なくされる可能性。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 1,861億
2. 健全な財務 自己資本比率 16.5%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 245.4%
6. 適度なPER PER 8.7倍
7. 適度なPBR PBR 0.81倍

合格数:5/7 防衛的投資家候補水準

直近の適時開示

同業他社

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