百五銀行(8368)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 832 | — | 136 | 1,098 | 4.1 | 53.7 | — | 6.1 |
| FY2016 | 834 | — | 90 | 298 | 2.6 | 35.6 | — | 6.1 |
| FY2017 | 914 | — | 117 | 2,871 | 3.3 | 46.1 | 8.0 | 6.2 |
| FY2018 | 858 | — | 108 | 2,959 | 3.1 | 42.7 | 8.0 | 5.7 |
| FY2019 | 914 | — | 114 | -295 | 3.4 | 45.0 | 9.0 | 5.2 |
| FY2020 | 936 | — | 130 | 6,978 | 3.3 | 51.1 | 9.0 | 5.3 |
| FY2021 | 987 | — | 134 | 3,057 | 3.3 | 52.8 | 10.0 | 5.2 |
| FY2022 | 1,029 | — | 145 | -5,178 | 3.7 | 57.2 | 11.0 | 5.2 |
| FY2023 | 1,195 | — | 143 | 660 | 2.9 | 56.4 | 13.0 | 6.1 |
| FY2024 | 1,245 | — | 180 | -7,392 | 4.1 | 72.9 | 15.0 | 5.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
百五銀行は地域密着型の金融機関として、三重県を中心に長年の信頼とブランドを築いている。特に地元企業や個人との強固なリレーションシップは無形資産と言えるが、全国的なブランド力や特許のような明確な競争優位性は限定的。
銀行口座の切り替えには手間がかかり、給与振込や公共料金の引き落とし口座変更などの手続きが必要。特に中小企業にとっては、長年取引のあるメインバンクを変更することは、融資条件や取引実績の観点からリスクを伴うため、一定のスイッチング・コストが存在する。
銀行業において、顧客数の増加が直接的にサービス価値を高めるネットワーク効果は限定的である。個々の顧客との取引は個別最適化される傾向が強く、プラットフォーム型ビジネスのような指数関数的な価値向上は見られない。
地方銀行は一般的に、全国銀行と比較して規模の経済性が働きにくく、コスト構造で明確な優位性を確立することは難しい。デジタル化による効率化は進めているものの、構造的なコスト優位性は低いと考えられる。
三重県内においては一定のシェアを持つが、全国的な銀行業界の規模に対しては中小規模であり、効率規模による寡占的な優位性は限定的。地域内での競争は存在するものの、業界全体を代表するような規模の経済性は見られない。
競合との比較優位
強気シナリオ
地域経済の活性化に伴う貸出金利鞘の改善
デジタル化推進による収益性向上とコスト削減
M&Aや異業種連携による新たな収益源の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
低金利環境の長期化による利鞘の縮小
人口減少や高齢化による地域経済の停滞と貸倒引当金の増加
フィンテック企業などの新規参入による競争激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
百五銀行の投資が失敗するには、まず地域経済の持続的な成長が前提となるが、その成長が鈍化または縮小し、貸出需要が低迷することが考えられる。さらに、超低金利政策が長期化し、銀行の主要収益源である利鞘が恒常的に圧迫される状況が続けば、収益性の悪化は避けられない。加えて、デジタル化の遅れや、地域金融機関としての強みを活かせないまま、フィンテック企業やメガバンクとの競争に敗北し、顧客基盤が侵食されるシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、銀行の基本的なビジネスモデルが成り立たなくなることが、この投資の失敗を招く。
5年後のモート予測
地域経済の回復とデジタル化の進展により、貸出金利鞘の改善と業務効率化が進み、安定的な収益成長が見込まれる。新たな収益機会の創出も期待できる。
低金利環境が継続する中で、地域経済の緩やかな成長に沿った堅調な業績を維持する。デジタル化による効率化で収益性を一定程度確保する見込み。
地域経済の停滞と低金利の長期化により、収益性が悪化。貸倒引当金の増加リスクも懸念され、厳しい経営環境に直面する可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,835億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 5.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 11.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 26.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.10倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-06 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-25 臨時報告書
- 2026-06-08 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)