北洋銀行(8524)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,498 | — | 180 | 1,018 | 4.6 | 45.2 | — | 4.5 |
| FY2016 | 1,480 | — | 167 | 3,085 | 4.1 | 41.9 | — | 4.4 |
| FY2017 | 1,436 | — | 137 | 3,920 | 3.2 | 34.3 | 11.0 | 4.4 |
| FY2018 | 1,384 | — | 141 | 2,131 | 3.4 | 35.8 | 11.0 | 4.2 |
| FY2019 | 1,380 | — | 76 | 538 | 1.9 | 19.4 | 10.0 | 4.0 |
| FY2020 | 1,356 | — | 94 | 9,944 | 2.1 | 24.3 | 10.0 | 3.6 |
| FY2021 | 1,245 | — | 118 | 17,200 | 2.8 | 30.3 | 10.0 | 3.0 |
| FY2022 | 1,267 | — | 96 | -15,341 | 2.4 | 25.0 | 10.0 | 3.2 |
| FY2023 | 1,331 | — | 128 | 2,851 | 2.9 | 33.3 | 10.0 | 3.3 |
| FY2024 | 1,506 | — | 206 | -3,960 | 5.4 | 53.9 | 10.0 | 2.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
地域における長年の歴史と顧客からの信頼は無形資産となりうるが、具体的なブランド価値や特許、規制ライセンスによる独占性は限定的。北海道という特定地域に根差したブランド力は存在する。
個人顧客においては、給与振込口座や住宅ローンなどの関係で一定のスイッチング・コストが存在する可能性がある。しかし、法人顧客や投資商品においては、他行への乗り換えは比較的容易であると考えられる。
銀行業は一般的にネットワーク効果が働きにくいビジネスモデルである。北洋銀行においても、特定のサービスで顧客が増えることで価値が飛躍的に向上するようなネットワーク効果は見られない。
地方銀行として、地域経済に密着した事業展開を行っているが、他行と比較して構造的に大幅なコスト優位性を持つ要因は現時点では見出しにくい。デジタル化への投資はコスト削減に寄る可能性がある。
北海道という地域においては一定のシェアを持つが、全国的な銀行と比較すると規模は小さい。地域内での効率規模は存在するものの、業界全体での最適な少数寡占とは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
北海道経済の持続的な成長と連動した収益拡大
デジタル化推進による業務効率化とコスト削減
地域社会への貢献を通じたブランドイメージ向上
弱気シナリオ(モート侵食)
人口減少や地域経済の低迷による貸倒引当金の増加
低金利環境の長期化による利ざやの縮小
フィンテック企業など異業種からの競争激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
北洋銀行の投資が失敗するには、北海道経済が長期にわたり低迷し、人口流出が加速することが真実でなければならない。また、低金利政策が長期化し、銀行本来の収益源である貸出金利と預金金利の差(利ざや)が極端に縮小し続ける状況も考えられる。さらに、メガバンクやネット銀行、あるいは新たなフィンテック企業が、北海道という地域において北洋銀行の顧客基盤を効果的に侵食し、シェアを奪うような革新的なサービスを打ち出すことが、北洋銀行の競争優位性を失わせる要因となるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、北洋銀行の持続的な成長が阻害され、投資としての魅力が失われる可能性がある。
5年後のモート予測
北海道経済の回復とデジタル化の進展により、収益基盤が安定し、緩やかな成長軌道に乗る。地域密着型ビジネスモデルが強みを発揮する。
人口減少の影響を受けつつも、地域経済との連携を維持し、安定的な収益を確保。デジタル化による効率化で一定の収益性を保つ。
人口減少と地域経済の低迷が顕著になり、貸倒引当金の増加や利ざやの縮小が続く。競争環境の激化により、収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 3,803億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 2.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 21.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 18.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.98倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-01 臨時報告書