東邦銀行(8346)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 756 | — | 182 | -1,041 | 9.2 | 72.5 | — | 3.4 |
| FY2016 | 703 | — | 71 | -1,660 | 3.6 | 28.1 | — | 3.3 |
| FY2017 | 706 | — | 73 | 2,787 | 3.7 | 29.1 | 8.0 | 3.3 |
| FY2018 | 725 | — | 36 | 1,974 | 1.8 | 14.2 | 8.0 | 3.3 |
| FY2019 | 634 | — | 27 | 258 | 1.4 | 10.8 | 8.0 | 3.2 |
| FY2020 | 583 | — | -47 | 7,224 | -2.4 | -18.5 | 6.0 | 2.8 |
| FY2021 | 602 | — | 68 | 4,577 | 3.5 | 26.8 | 5.0 | 2.7 |
| FY2022 | 587 | — | 45 | -8,095 | 2.4 | 17.8 | 7.0 | 2.8 |
| FY2023 | 590 | — | 53 | -1,886 | 2.6 | 20.8 | 7.0 | 3.1 |
| FY2024 | 704 | — | 74 | -5,574 | 3.8 | 29.8 | 7.0 | 2.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
地域における長年の歴史と信頼は無形資産となり得るが、具体的なブランド価値や特許、規制ライセンスによる明確な優位性は限定的。地域経済への貢献度合いは評価できるものの、競争優位の源泉としては弱い。
銀行取引は、預金、融資、決済など多岐にわたり、顧客が他の金融機関へ乗り換える際には、手続きの手間や関係性の再構築が必要となる。特に法人顧客にとっては、既存の取引関係や融資条件の変更が負担となるため、一定のスイッチング・コストが発生する。
銀行業において、顧客数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果は、決済システムやプラットフォーム型サービスを除き、一般的に限定的である。東邦銀行のビジネスモデルにおいて、顕著なネットワーク効果は見られない。
地域金融機関として、特定の地域に根差した事業展開を行っている。規模の経済によるコスト優位性は限定的であり、デジタル化への対応や効率化努力は進められているものの、他行と比較して構造的なコスト優位性を持つとは言えない。
東北地方を主な事業基盤とする地域銀行であり、その地域内での一定のシェアは存在する。しかし、全国的な銀行と比較すると規模は小さく、業界全体で見た場合の効率的な寡占状態を形成しているとは言えない。地域内での一定のプレゼンスは評価できる。
競合との比較優位
強気シナリオ
地域経済の回復と活性化に伴う融資需要の増加
デジタル化推進による業務効率化と顧客利便性向上
M&Aや他業種との連携による新たな収益源の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
低金利環境の長期化による収益性の低下
人口減少や地域経済の衰退による貸倒引当金の増加
フィンテック企業やメガバンクとの競争激化によるシェア低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
東邦銀行の投資が失敗するには、まず地域経済が長期にわたり低迷し、貸出需要が枯渇し、不良債権が増加し続けるシナリオが考えられる。また、デジタル化への対応が遅れ、顧客が利便性の高いフィンテックサービスやメガバンクのデジタルチャネルへ流出する事態も、スイッチング・コストを乗り越える要因となり得る。さらに、地域内での競合銀行や信用金庫との価格競争が激化し、収益性が著しく悪化することも、持続的な競争優位性を損なう要因となるだろう。規制緩和が進み、異業種からの参入が容易になることで、新たな競争圧力が生じる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
地域経済の回復とデジタル化の進展により、融資ポートフォリオの質が改善し、新たな収益機会を捉えることで、緩やかな増収増益が見込まれる。
低金利環境が継続する中で、業務効率化とコスト削減を進め、既存顧客基盤を維持することで、安定した収益を確保する。
地域経済の悪化と競争激化により、貸倒引当金が増加し、収益性が低下。デジタル化への対応遅れも響き、顧客基盤の縮小リスクに直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,763億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 2.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 3.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 23.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.89倍 |
合格数:3/7 部分的合格