8346

東邦銀行(8346)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

銀行業 銀行

事業の概要

東邦銀行は、銀行業を中核に、リース業、信用保証業、その他金融サービスを提供しています。銀行業では預金、貸出、為替業務などを通じて地域に密着した営業を展開し、グループ全体の中心的な収益源となっています。子会社を通じては、事業承継・M&Aコンサルティング、ITコンサルティング、クレジットカード、システム開発、印刷業務なども手掛け、多角的な金融サービスで収益を上げています。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

東邦銀行の事業セグメントは、主に4つで構成されています。最も大きな収益を上げているのは「銀行業」で、預金や貸出、為替業務など銀行本来の業務を行っています。次に「リース事業」が続き、物品のリースや割賦販売を手掛けています。その他、「証券事業」と「信用保証事業」があり、それぞれ証券関連業務と信用保証業務を提供しています。これらの事業を通じて、地域に根差した金融サービスを幅広く展開しています。

2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Banking 事業 590
SecuritiesBusinessReportableSegment 地域 9
LeasingBusinessReportableSegment 地域 81
CreditGuaranteeReportableSegment 事業 9
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|713 文字
3 【事業の内容】当行及び当行の関係会社は、当行、(連結)子会社7社及び関連会社(持分法適用会社)1社で構成され、銀行業を中心として主に金融サービスに係る事業を行っております。当行及び当行の関係会社の事業に係わる位置づけは次のとおりであります。なお、事業の区分は、「第5 経理の状況1(1)連結財務諸表注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 〔銀行業〕当行の本支店及び出張所123か店においては、預金業務、貸出業務、為替業務及びそれに付随する業務等を行い、地域に密着した営業活動を積極的に展開しており、当行及び当行の関係会社の中核と位置づけております。〔リース業〕東邦リース株式会社では、物品のリース・割賦販売業務を行っております。 〔信用保証業〕東邦信用保証株式会社では、金融関連業務としての信用保証業務を行っております。〔その他〕子会社5社においては下記の通り、当行及び当行の関係会社内での連携により金融サービスの充実を担っております。 会社名業務内容株式会社東邦コンサルティングパートナーズ事業承継及びM&Aの相談業務株式会社東邦ITヒューマンソリューションズITコンサルティング業務株式会社東邦カードクレジットカード業務及び保証業務東邦情報システム株式会社銀行情報系各システムの企画・開発、銀行OAシステムの企画、運用・管理、システム開発の外部受託等の業務株式会社とうほうスマイル帳票等の印刷・製本業務等 そのほか、持分法適用会社のふるさと産業躍進投資事業有限責任組合においては、成長・成熟・再生局面にある企業への投資業務を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
地域に密着した営業活動を展開しているが、社会構造・産業構造の変化に伴う競争激化のリスクがあるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
銀行業は金融庁による許認可事業であり、新規参入には高い規制障壁がある。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:世界・日本経済の低迷 / 人口減少、少子高齢化 / 社会構造、産業構造の変化に伴う競争の激化
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

地域における長年の歴史と信頼は無形資産となり得るが、具体的なブランド価値や特許、規制ライセンスによる明確な優位性は限定的。地域経済への貢献度合いは評価できるものの、競争優位の源泉としては弱い。

スイッチングコスト★★★☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

銀行取引は、預金、融資、決済など多岐にわたり、顧客が他の金融機関へ乗り換える際には、手続きの手間や関係性の再構築が必要となる。特に法人顧客にとっては、既存の取引関係や融資条件の変更が負担となるため、一定のスイッチング・コストが発生する。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

銀行業において、顧客数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果は、決済システムやプラットフォーム型サービスを除き、一般的に限定的である。東邦銀行のビジネスモデルにおいて、顕著なネットワーク効果は見られない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

地域金融機関として、特定の地域に根差した事業展開を行っている。規模の経済によるコスト優位性は限定的であり、デジタル化への対応や効率化努力は進められているものの、他行と比較して構造的なコスト優位性を持つとは言えない。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

東北地方を主な事業基盤とする地域銀行であり、その地域内での一定のシェアは存在する。しかし、全国的な銀行と比較すると規模は小さく、業界全体で見た場合の効率的な寡占状態を形成しているとは言えない。地域内での一定のプレゼンスは評価できる。

東邦銀行の優位性は、福島県を主要マーケットとする地域密着型の銀行業を中核としている点にあります。長年の地域での営業活動により、預金や貸出といった基盤を築き、地域経済の動向に深く関与しています。また、リース、信用保証、コンサルティングなど多岐にわたる金融サービスをグループで提供することで、顧客の多様なニーズに応え、他社との差別化を図っています。これにより、顧客との関係性を強化し、安定的な収益基盤を構築していると考えられます。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループ(当行及び連結子会社)が判断したものであります。 (1)経営の基本方針   [経営理念体系図] [TX PLAN 2030の位置付け] 当行は、主に福島県を地盤とする地域金融機関として、パーパス「すべてを地域のために」をはじめとした新たな経営理念体系を2024年3月に制定しました。また、それを実現するための計画として、2024年4月から2030年3月までの6年間を計画期間とする長期経営計画「TOHO TRANSFORMATION(X) PLAN 2030」(以下「TX PLAN 2030」)を策定しました。名称には前中期経営計画で取り組んできた「変革=TRANS(X)FORMATION」(2021年度~2023年度)をさらに進め、当行が「進化=EXPANSION」(2024年度~2026年度)を果たし、地域・お客さまと新たな価値を「共創=CROSS(X)」(2027年度~2030年度)していくという決意を3つの「X」に込めています。 (2)中長期的な経営戦略及び目標とする経営指標 [長期経営計画の全体像] ①中長期的な経営戦略TX PLAN 2030では「お客さま1社1社の事業価値向上」と「お客さま一人ひとりのゆたかな暮らしづくり」の2つのゴールを目指し、2つの基本方針である「地域・お客さまとの価値共創」と「当行グループの成長戦略」を実現してまいります。 (a)基本方針Ⅰ.お客さまとの価値共創地域経済の持続的成長を達成する10TARGETSに対する取り組みを展開し、地域の皆さまの企業価値・資産価値を高め、経済を循環させることで地域・お客さまとの価値共創を実現してまいります。サステナブルファイナンスの拡大を通じて持続可能な地域社会を支え、総合コンサルティングにより産業創出・育成を行い、付加価値の高いサービスを提供することで、お客さまのゆたかな暮らしづくりへ貢献してまいります。 (b)基本方針Ⅱ.当行グループの成長戦略当行グループの企業価値向上を図るための成長投資・人的資本投資に積極的に取り組みます。また、営業体制変革によるコンサルティング力の強化、BPRによる重点分野への人員再配置、アライアンスへの取り組み強化によって、当行が掲げる3つの成長ドライバを加速させ、グループ全体での収益を拡大してまいります。 ②目標とする経営指標2025年度連結主要計数は、主に銀行単体の資金利益の伸長や役務取引等利益の増加などにより、当初業績予想を大きく上回る実績を確保し、2025年5月に修正したTX PLAN 2030における2026年度目標(当期純利益・ROE)を1年前倒しで達成しました。また、新たに策定した2026年度連結主要計数計画では、当期純利益130億円、ROE6%に到達し、コアOHRも63.4%まで改善する見通しです。今後、2027年度より開始する『共創のステージ』に向けた計画を見直す予定であり、計画の順調な進捗および国内金利市場の動向を踏まえ、TX PLAN 2030の最終年度となる2029年度計数計画については、引き上げを視野に見直しを行う方針です。 [これまでの実績と2026年度計画](連結)2024年度2025年度2026年度計画実績計画実績計画コア業務純益96億円120億円122億円167億円241億円当期純利益47億円74億円80億円123億円130億円ROE2.4%3.6%3.8%5.9%6.0%コアOHR79.2%74.9%76.9%70.5%63.4% [TX PLAN 2030の2029年度計数計画](連結)当初計画策定時(2024年5月)計数計画見直し時(2025年5月)コア業務純益185億円275億円当期純利益110億円170億円ROE5.0%7.0%コアOHR67.0%60.0% ※2025年5月の計数計画見直し時における政策金利の前提は2025年4月~2026年3月が0.5%、2026年4月以降が0.75%。 今後もTX PLAN 2030に掲げる各種施策を着実に遂行し、貸出金の増加やコンサルティング分野における非金利収入の拡大によるトップラインの増強を図ります。また、業務効率化のための行内DX促進や営業体制変革による生産性向上を着実に進めることで、ROE・OHRの改善に取り組み、経営体質をさらに強化してまいります。企業価値を向上させる3本柱として、成長・環境投資、人的資本投資、株主還元を掲げております。お客さまのさらなる利便性向上を目指して積極的な成長・環境投資を継続するとともに、さらなる人的資本投資を行い地域の持続的成長に貢献できる人材の創出・育成に努めます。また、株主還元をより一層充実させることで、当行グループの企業価値向上を実現してまいります。 (3)経営環境 ①国内経済2025年度の国内経済は、高水準の賃上げ継続に伴う雇用・所得環境の改善に加え、政府による総合経済対策の下支えもあり、個人消費や設備投資が増加基調をたどるなど緩やかな成長が継続しました。一方で、米国の関税政策の動向や、中東情勢に関連した原油価格の高騰等が景気を下押しするリスクとなっているほか、物価上昇の高止まりによる影響に注意する必要があり、先行きは依然として不透明な状況が続いております。また、国内の金融情勢においては、日本銀行が2025年1月に政策金利を0.50%へ引上げし、12月に0.75%へ追加利上げを実施するなど、金融政策の正常化が一段と進展し、金融機関を取巻く環境に大きな変化がありました。②福島県内経済当行の主要な営業基盤である福島県の経済は、足元の原材料価格の高騰や物価高の影響などにより足踏みの状況にありますが、賃上げの進展等による所得面を中心に雇用・所得環境が緩やかに改善するとともに、企業の設備投資が緩やかに持ち直すなど、一部では緩やかな回復の兆しが見られました。③金融環境日本銀行の利上げに加え持続的なインフレ期待の高まりから中立金利の引き上げが意識され、イールドカーブ全体が上昇しており、また政府の拡張的な財政政策への警戒も加わり、長期金利の指標となる10年国債利回りは、2026年3月に一時2.3%台に乗せる展開となりました。また、外国為替相場は、依然として低位にある日本の実質金利や貿易赤字等の構造的な円安圧力が継続しており、年度末には一時1ドル160円の水準に達しました。一方で、日経平均株価は半導体関連を中心とした企業収益の成長期待を背景に、期初の3万5千円台から堅調に推移し、期末には5万円台まで上昇しました。 (4)対処すべき課題TX PLAN 2030を通じ地域社会の持続可能性を高めるため、重点的に取組む分野として、10TARGETSを設定しました。10TARGETSに取組み、地域・お客さまと新たな価値を共創することで、2つのGOALである「お客さま1社1社の事業価値向上」と、「お客さま一人ひとりのゆたかな暮らしづくり」を実現していきます。本年度は「Design Our Future」というテーマを掲げ、各種施策に取り組んでおります。そのなかでも、人口減少、少子高齢化が地域社会に及ぼす影響は大きく、TARGET①「人材不足への対応」を解決すべき重要な社会課題の一つと捉えております。2025年10月に事業を開始した「株式会社東邦ITヒューマンソリューションズ」によるIT関連事業および人材関連事業を通じ、地域企業のDX推進と人材関連の課題解決に一層注力してまいります。地域経済の活性化に欠かせない中小企業の本業支援においては、人件費上昇、原材料高騰など経営環境が厳しさを増すなか、金融仲介機能をさらに強化するとともに、経営計画の策定支援や販路拡大を支援する有料ビジネスマッチング、生産性向上に向けた伴走型経営支援の取り組みを強化しております。加えて、さらなる成長を目指すお客さまに対しては、資金面のみならず事業拡大に向けた経営戦略や事業承継・M&Aを含む総合的なコンサルティングを提供し、地域経済の成長の原動力となる企業づくりを積極的に支援してまいります。2026年5月に施行された企業価値担保権制度については、活用に向けた体制整備を進めるとともに、不動産担保や経営者保証に過度に依存しない、お客さまの事業の将来性やキャッシュフローに着目した融資手法の高度化に取り組みます。地方創生に向けては、東日本大震災から15年が経過し、復興の新たな局面を迎えるなか、相双地域を起点とした福島県の創造的復興を引き続き大きな課題と捉えています。法人コンサルティング部内の「相双新産業推進室」を中心に、相双地域から県内外の企業・自治体とのマッチングや、新たな産業創出に向けた創業・スタートアップ、進出企業への支援を積極的に行っております。引き続き「創業の地 ふくしま」の確立に向け精力的に取り組んでまいります。また、法人向けコンサルティング支援にとどまらず、地域経済の活性化及び地域の課題解決に向けた新たな取組みも実施しております。一例として、福島県の観光振興や福島駅前のにぎわい創出を図るため、2025年12月に福島駅前ESTAビル屋上の当行看板デザインを、「相馬野馬追」をはじめとする福島県内各地の観光素材に更改しました。併せて、当行福島駅前支店にこけし自動販売機を設置し、こけし文化の普及促進とインバウンドの取込みを含めた観光PRに取り組んでおります。こうした取り組みにより、「すべてを地域のために」というパーパスのもと、地域活性化を牽引する企業グループとしての役割を果たすべく、地域貢献に努めてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループ(当行及び連結子会社)が判断したものであります。 (1)経営の基本方針   [経営理念体系図] [TX PLAN 2030の位置付け] 当行は、主に福島県を地盤とする地域金融機関として、パーパス「すべてを地域のために」をはじめとした新たな経営理念体系を2024年3月に制定しました。また、それを実現するための計画として、2024年4月から2030年3月までの6年間を計画期間とする長期経営計画「TOHO TRANSFORMATION(X) PLAN 2030」(以下「TX PLAN 2030」)を策定しました。名称には前中期経営計画で取り組んできた「変革=TRANS(X)FORMATION」(2021年度~2023年度)をさらに進め、当行が「進化=EXPANSION」(2024年度~2026年度)を果たし、地域・お客さまと新たな価値を「共創=CROSS(X)」(2027年度~2030年度)していくという決意を3つの「X」に込めています。 (2)中長期的な経営戦略及び目標とする経営指標 [長期経営計画の全体像] ①中長期的な経営戦略TX PLAN 2030では「お客さま1社1社の事業価値向上」と「お客さま一人ひとりのゆたかな暮らしづくり」の2つのゴールを目指し、2つの基本方針である「地域・お客さまとの価値共創」と「当行グループの成長戦略」を実現してまいります。 (a)基本方針Ⅰ.お客さまとの価値共創地域経済の持続的成長を達成する10TARGETSに対する取り組みを展開し、地域の皆さまの企業価値・資産価値を高め、経済を循環させることで地域・お客さまとの価値共創を実現してまいります。サステナブルファイナンスの拡大を通じて持続可能な地域社会を支え、総合コンサルティングにより産業創出・育成を行い、付加価値の高いサービスを提供することで、お客さまのゆたかな暮らしづくりへ貢献してまいります。 (b)基本方針Ⅱ.当行グループの成長戦略当行グループの企業価値向上を図るための成長投資・人的資本投資に積極的に取り組みます。また、営業体制変革によるコンサルティング力の強化、BPRによる重点分野への人員再配置、アライアンスへの取り組み強化によって、当行が掲げる3つの成長ドライバを加速させ、グループ全体での収益を拡大してまいります。 ②目標とする経営指標2025年度連結主要計数は、主に銀行単体の資金利益の伸長や役務取引等利益の増加などにより、当初業績予想を大きく上回る実績を確保し、2025年5月に修正したTX PLAN 2030における2026年度目標(当期純利益・ROE)を1年前倒しで達成しました。また、新たに策定した2026年度連結主要計数計画では、当期純利益130億円、ROE6%に到達し、コアOHRも63.4%まで改善する見通しです。今後、2027年度より開始する『共創のステージ』に向けた計画を見直す予定であり、計画の順調な進捗および国内金利市場の動向を踏まえ、TX PLAN 2030の最終年度となる2029年度計数計画については、引き上げを視野に見直しを行う方針です。 [これまでの実績と2026年度計画](連結)2024年度2025年度2026年度計画実績計画実績計画コア業務純益96億円120億円122億円167億円241億円当期純利益47億円74億円80億円123億円130億円ROE2.4%3.6%3.8%5.9%6.0%コアOHR79.2%74.9%76.9%70.5%63.4% [TX PLAN 2030の2029年度計数計画](連結)当初計画策定時(2024年5月)計数計画見直し時(2025年5月)コア業務純益185億円275億円当期純利益110億円170億円ROE5.0%7.0%コアOHR67.0%60.0% ※2025年5月の計数計画見直し時における政策金利の前提は2025年4月~2026年3月が0.5%、2026年4月以降が0.75%。 今後もTX PLAN 2030に掲げる各種施策を着実に遂行し、貸出金の増加やコンサルティング分野における非金利収入の拡大によるトップラインの増強を図ります。また、業務効率化のための行内DX促進や営業体制変革による生産性向上を着実に進めることで、ROE・OHRの改善に取り組み、経営体質をさらに強化してまいります。企業価値を向上させる3本柱として、成長・環境投資、人的資本投資、株主還元を掲げております。お客さまのさらなる利便性向上を目指して積極的な成長・環境投資を継続するとともに、さらなる人的資本投資を行い地域の持続的成長に貢献できる人材の創出・育成に努めます。また、株主還元をより一層充実させることで、当行グループの企業価値向上を実現してまいります。 (3)経営環境 ①国内経済2025年度の国内経済は、高水準の賃上げ継続に伴う雇用・所得環境の改善に加え、政府による総合経済対策の下支えもあり、個人消費や設備投資が増加基調をたどるなど緩やかな成長が継続しました。一方で、米国の関税政策の動向や、中東情勢に関連した原油価格の高騰等が景気を下押しするリスクとなっているほか、物価上昇の高止まりによる影響に注意する必要があり、先行きは依然として不透明な状況が続いております。また、国内の金融情勢においては、日本銀行が2025年1月に政策金利を0.50%へ引上げし、12月に0.75%へ追加利上げを実施するなど、金融政策の正常化が一段と進展し、金融機関を取巻く環境に大きな変化がありました。②福島県内経済当行の主要な営業基盤である福島県の経済は、足元の原材料価格の高騰や物価高の影響などにより足踏みの状況にありますが、賃上げの進展等による所得面を中心に雇用・所得環境が緩やかに改善するとともに、企業の設備投資が緩やかに持ち直すなど、一部では緩やかな回復の兆しが見られました。③金融環境日本銀行の利上げに加え持続的なインフレ期待の高まりから中立金利の引き上げが意識され、イールドカーブ全体が上昇しており、また政府の拡張的な財政政策への警戒も加わり、長期金利の指標となる10年国債利回りは、2026年3月に一時2.3%台に乗せる展開となりました。また、外国為替相場は、依然として低位にある日本の実質金利や貿易赤字等の構造的な円安圧力が継続しており、年度末には一時1ドル160円の水準に達しました。一方で、日経平均株価は半導体関連を中心とした企業収益の成長期待を背景に、期初の3万5千円台から堅調に推移し、期末には5万円台まで上昇しました。 (4)対処すべき課題TX PLAN 2030を通じ地域社会の持続可能性を高めるため、重点的に取組む分野として、10TARGETSを設定しました。10TARGETSに取組み、地域・お客さまと新たな価値を共創することで、2つのGOALである「お客さま1社1社の事業価値向上」と、「お客さま一人ひとりのゆたかな暮らしづくり」を実現していきます。本年度は「Design Our Future」というテーマを掲げ、各種施策に取り組んでおります。そのなかでも、人口減少、少子高齢化が地域社会に及ぼす影響は大きく、TARGET①「人材不足への対応」を解決すべき重要な社会課題の一つと捉えております。2025年10月に事業を開始した「株式会社東邦ITヒューマンソリューションズ」によるIT関連事業および人材関連事業を通じ、地域企業のDX推進と人材関連の課題解決に一層注力してまいります。地域経済の活性化に欠かせない中小企業の本業支援においては、人件費上昇、原材料高騰など経営環境が厳しさを増すなか、金融仲介機能をさらに強化するとともに、経営計画の策定支援や販路拡大を支援する有料ビジネスマッチング、生産性向上に向けた伴走型経営支援の取り組みを強化しております。加えて、さらなる成長を目指すお客さまに対しては、資金面のみならず事業拡大に向けた経営戦略や事業承継・M&Aを含む総合的なコンサルティングを提供し、地域経済の成長の原動力となる企業づくりを積極的に支援してまいります。2026年5月に施行された企業価値担保権制度については、活用に向けた体制整備を進めるとともに、不動産担保や経営者保証に過度に依存しない、お客さまの事業の将来性やキャッシュフローに着目した融資手法の高度化に取り組みます。地方創生に向けては、東日本大震災から15年が経過し、復興の新たな局面を迎えるなか、相双地域を起点とした福島県の創造的復興を引き続き大きな課題と捉えています。法人コンサルティング部内の「相双新産業推進室」を中心に、相双地域から県内外の企業・自治体とのマッチングや、新たな産業創出に向けた創業・スタートアップ、進出企業への支援を積極的に行っております。引き続き「創業の地 ふくしま」の確立に向け精力的に取り組んでまいります。また、法人向けコンサルティング支援にとどまらず、地域経済の活性化及び地域の課題解決に向けた新たな取組みも実施しております。一例として、福島県の観光振興や福島駅前のにぎわい創出を図るため、2025年12月に福島駅前ESTAビル屋上の当行看板デザインを、「相馬野馬追」をはじめとする福島県内各地の観光素材に更改しました。併せて、当行福島駅前支店にこけし自動販売機を設置し、こけし文化の普及促進とインバウンドの取込みを含めた観光PRに取り組んでおります。こうした取り組みにより、「すべてを地域のために」というパーパスのもと、地域活性化を牽引する企業グループとしての役割を果たすべく、地域貢献に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要  (業績等の概要)基本方針Ⅰ.地域・お客さまとの価値共創 <法人コンサルティング>「お客さま1社1社の事業価値向上」を目指すべきゴールに掲げ、事業を営むお客さまに対しては、お客さまが抱える様々な課題やニーズにお応えするコンサルティングサービスを提供しております。国内金利の上昇局面においても円滑な資金対応に努めた結果、事業性貸出金の残高は引き続き堅調に推移しました。また、2024年11月に設立した「TOHOネクストステージファンド」については、宇宙関連事業や障がい者就労支援など多様な分野のスタートアップ企業に対し第4号案件まで投資を実行するなど、「創業の地 ふくしま」の確立に向けた取り組みを着実に進めております。お客さまが抱える経営課題のなかでも、人口減少に伴う人材関連ニーズ及びIT関連ニーズは特に大きく、当行グループへの相談件数は過去5年間で累計1,900件に達しております。その環境下、人材不足とDX推進という地域課題の解決を目指し、2025年7月に当行100%出資子会社「株式会社東邦ITヒューマンソリューションズ(TIH)」を設立し、ITコンサルティング・システム導入支援を開始しました。2026年4月には人材関連ソリューション事業を当行からTIHへ移管し、人材紹介・育成支援をワンストップで提供する体制の充実を図り、地域企業の生産性向上と人材課題の解決に取り組んでおります。また、サステナビリティ宣言に掲げた「脱炭素・ネイチャーポジティブ」に基づき、福島県全体のカーボンニュートラルに向けた取り組みを牽引するため、県内複数の自治体との連携協定を締結し、公共施設のLED化、再生可能エネルギーの導入によるCO2削減効果や適切な森林管理によるCO2吸収効果のJ-クレジット化を推進するなど、環境価値の地産地消に取り組んでおります。さらに、お客さまのESG/SDGsへの取り組み状況に応じて融資条件を優遇する「とうほう・未来コネクトローン」の取扱いを新たに開始するなど、サステナブルファイナンスの推進にも注力しております。こうしたコンサルティングによる付加価値の向上と多様な資金ニーズへの対応を積み重ねた結果、事業性貸出金は1兆8,437億円となり、残高ピークを二期連続で更新しました。 <個人コンサルティング>「お客さま一人ひとりのゆたかな暮らしづくり」を目指すべきゴールに掲げ、個人のお客さまに対しては、中長期的な資産形成、資産運用、資産承継等の幅広いニーズにお応えする高度な金融サービスを提供しております。野村證券株式会社との金融商品仲介業務における包括的業務提携に基づき、2025年1月より預かり資産特化型拠点として「コンサルティングプラザ」を福島県内4カ所に開設し、10月には新たに「コンサルティングブランチ」を福島県内2カ所に追加しました。東邦銀行の行員と野村證券からの出向者が一体となり、お客さまのライフステージに応じた質の高いコンサルティングサービスの提供に取り組んだ結果、預かり資産残高は1兆2,000億円に達しております。また、地域の金融リテラシー向上に向けた取り組みとして、本提携の知見を活かした金融経済教育プログラムを共同で展開したほか、第20回「エコノミクス甲子園」福島大会の開催、地元教育機関への出前授業等の積極的な取り組みを通じて、幅広い世代に向けた金融教育を一層強化しております。住宅ローンにつきましては、日本銀行の政策金利引き上げに伴い金利環境が大きく変化するなか、お客さまのライフプランに応じた金利施策の展開に加え、連生団信(注1)やがん保障をはじめとする団体信用生命保険の保障内容の充実を図るなど、多様化するお客さまのニーズに機動的に対応してまいりました。このような取り組みの結果、住宅ローン残高は8,228億円に達しており、個人のお客さまとの取引基盤は、着実に拡充しております。   (注1)住宅ローンの連帯債務者である夫婦双方が加入し、いずれか一方が死亡・高度障がい等となった場合にローン残高が全額弁済される保険 基本方針Ⅱ.当行グループの成長戦略<当行の企業価値向上>(アライアンス戦略)当行の企業価値向上に向け、地銀10行による広域かつ大規模な連携である「TSUBASAアライアンス」の知見を最大限に活用しております。2026年5月には、アライアンス参加行との連携施策として、銀行間でバックオフィス業務や相続手続きを共同化する「TSUBASA共同事務センター」設立が決定しました。また、アライアンス参加行が共同開発した店頭タブレット「TSUBASA Smile」を2026年2月に導入しました。窓口でのタブレット端末による受付により、お客さまの申込書記入の負担軽減、手続き時間の短縮を図るとともに、ペーパーレスでの手続きを実現しております。2026年6月末を目途に全店での取扱いを順次開始する予定です。個人向けスマートフォンアプリ「東邦銀行アプリ」につきましては、2026年2月に新機能として定期預金の開設機能や通帳モード等を追加し、利便性のさらなる向上を図っております。2026年3月末での契約累計件数は16万件となり、多くのお客さまにご利用いただいております。地域金融機関との連携強化のため、2026年3月、株式会社七十七銀行及び株式会社山形銀行との間で、南東北3県の持続的発展に向けた連携協定「南東北元気プロジェクト」を締結しました。3行のネットワークと知見を結集し、事業承継・M&A支援の実効性向上、販路開拓や海外ビジネスの推進、さらには観光商品の磨き上げなど、県域を越えた広域連携による地域課題の解決に取り組んでまいります。 (株主還元の充実)株主還元につきましては、2025年11月に株主還元方針を見直しし、2026年度(2027年3月期)以降の配当性向の目安を従来の30%から40%に引き上げることを決定しており、利益成長に応じてより弾力的な利益還元を行う方針としております。 ① 財政状態総資産残高は、6兆7,423億円で前連結会計年度末比891億円の増加となりました。資産項目の主要な勘定残高は、現金預け金が9,467億円(前連結会計年度末比2,887億円の減少)、有価証券が1兆3,980億円(前連結会計年度末比1,885億円の増加)、貸出金が4兆2,272億円(前連結会計年度末比1,878億円の増加)であります。負債の部合計は、6兆5,246億円で前連結会計年度末比686億円の増加となりました。負債項目の主要な勘定残高は、預金が5兆7,427億円(前連結会計年度末比197億円の減少)、譲渡性預金が4,162億円(前連結会計年度末比261億円の増加)であります。純資産の部合計は、2,177億円で前連結会計年度末比205億円の増加となりました。これは、その他有価証券評価差額金が減少した一方で、繰延ヘッジ損益の127億円増加を主な要因としてその他の包括利益累計額が110億円増加したことによるものでございます。なお、当連結会計年度末の国内基準による連結自己資本比率は、リスクアセットの減少等により、前年度末比0.98%上昇し11.73%となりました。 ② 経営成績当連結会計年度の経営成績は、次のとおりとなりました。経常収益は、貸出金及び円建有価証券残高の着実な積み上げと日銀の政策金利引上げに伴う利回りの改善により、貸出金利息、有価証券利息配当金が増加。また、法人関連手数料が堅調に推移したことに加え、2025年10月に野村證券との包括的業務提携に基づく新たな体制に完全に移行し、預かり資産残高を着実に積み上げた結果、役務取引等収益が増加し、前年度比220億21百万円増加し924億65百万円となりました。経常費用は、預金等利息の増加及び経費の増加等により、前年度比161億29百万円増加し753億74百万円となりました。この結果、経常利益は、前年度比58億92百万円増加の170億90百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の増加に伴い前年度比49億7百万円増加し123億53百万円となりました。    セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。従来、「証券業」を報告セグメントとして記載しておりましたが、量的な重要性が乏しくなったことに伴い、当連結会計年度より「証券業」について「その他」の区分に含めております。なお、前連結会計年度との比較・分析は変更後の区分に基づいて記載しております。 ○ 銀行業経常収益は、前年度比215億41百万円増加し819億93百万円、セグメント利益は前年度比52億52百万円増加し161億37百万円となりました。○ リース業経常収益は、前年度比8億3百万円増加し95億24百万円、セグメント利益は前年度比22百万円増加し6億82百万円となりました。○ 信用保証業経常収益は、前年度比42百万円増加し18億41百万円、セグメント利益は前年度比2億97百万円増加し15億31百万円となりました。○ その他経常収益は、前年度比6億82百万円減少し34億28百万円、セグメント利益は前年度比4億5百万円減少し4億36百万円となりました。 ③ キャッシュ・フロー当連結会計年度の連結キャッシュ・フローにつきましては、次のとおりとなりました。営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加等により902億円のマイナス(前年度比1,168億円増加)、投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得等により1,949億円のマイナス(前年度比1,553億円増加)、財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いにより29億円のマイナス(前年度比1億円減少)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前年度末比2,881億円減少し9,462億円となりました。 ④ 生産、受注及び販売の状況   銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (参考)(1) 国内・国際業務部門別収支資金運用収支は、国内業務部門で442億22百万円、国際業務部門で11億63百万円、合計では前連結会計年度比77億64百万円増加し453億86百万円となりました。また、役務取引等収支は、国内業務部門で96億28百万円、国際業務部門で18百万円、合計では前連結会計年度比2億6百万円減少し96億47百万円、その他業務収支は、国内業務部門で10億36百万円、国際業務部門で△14億75百万円、合計では前連結会計年度比4億28百万円増加し△4億38百万円となりました。以上の各収支を合計した連結業務粗利益は、国内業務部門で548億88百万円、国際業務部門で△2億93百万円、合計では前連結会計年度比79億86百万円増加し545億95百万円となりました。 種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度36,87674537,621当連結会計年度44,2221,16345,386うち資金運用収益前連結会計年度42,0378352042,852当連結会計年度61,1401,2937462,359うち資金調達費用前連結会計年度5,16189205,231当連結会計年度16,9171307416,973信託報酬前連結会計年度0-0当連結会計年度0-0役務取引等収支前連結会計年度9,835179,853当連結会計年度9,628189,647うち役務取引等収益前連結会計年度15,3834515,428当連結会計年度15,6094915,658うち役務取引等費用前連結会計年度5,547275,575当連結会計年度5,980306,011その他業務収支前連結会計年度△132△734△866当連結会計年度1,036△1,475△438うちその他業務収益前連結会計年度9,603159,618当連結会計年度11,081311,084うちその他業務費用前連結会計年度9,73674910,485当連結会計年度10,0441,47811,523 (注) 1 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。2 資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度13百万円)を控除して表示しております。3 資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。 (2) 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況 資金運用勘定平均残高は、国内業務部門が6兆8,556億4百万円、国際業務部門が431億82百万円となり、相殺消去を行った合計で6兆8,645億47百万円となりました。また、利回りは、国内業務部門が0.89%、国際業務部門が2.99%となり、相殺消去を行った合計で0.90%となりました。一方、資金調達勘定平均残高は、国内業務部門が6兆7,903億36百万円、国際業務部門が396億30百万円となり、相殺消去を行った合計で6兆7,957億27百万円となりました。また、利回りは、国内業務部門が0.24%、国際業務部門が0.32%となり、相殺消去を行った合計で0.24%となりました。 ① 国内業務部門 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度(34,502)6,739,258(20)42,0370.62当連結会計年度(34,239)6,855,604(74)61,1400.89うち貸出金前連結会計年度3,917,56730,4960.77当連結会計年度4,099,23741,5091.01うち商品有価証券前連結会計年度5200.24当連結会計年度2500.24うち有価証券前連結会計年度997,6276,5870.66当連結会計年度1,298,84811,7990.90うちコールローン及び買入手形前連結会計年度115,0103590.31当連結会計年度111,7647180.64うち預け金前連結会計年度1,644,9274,5740.27当連結会計年度1,281,1367,0370.54資金調達勘定前連結会計年度6,699,4745,1610.07当連結会計年度6,790,33616,9170.24うち預金前連結会計年度5,647,0533,4270.06当連結会計年度5,621,75510,4730.18うち譲渡性預金前連結会計年度508,7843360.06当連結会計年度459,9491,1060.24うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度40520.52当連結会計年度---うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度361,7388740.24当連結会計年度453,0502,4570.54うち借用金前連結会計年度173,4601880.10当連結会計年度229,2631,2430.54 (注) 1 国内業務部門とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社については、各連結会計年度の期首と期末の残高に基づく平均残高を利用しております。3 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高(前連結会計年度54,506百万円、当連結会計年度53,748百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度7,550百万円、当連結会計年度6,300百万円)及び利息(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度13百万円)を、それぞれ控除して表示しております。4 ( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。 ② 国際業務部門 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度42,2968351.97当連結会計年度43,1821,2932.99うち貸出金前連結会計年度---当連結会計年度---うち商品有価証券前連結会計年度---当連結会計年度---うち有価証券前連結会計年度39,7148302.09当連結会計年度41,7581,2893.08うちコールローン及び買入手形前連結会計年度---当連結会計年度---うち預け金前連結会計年度26300.20当連結会計年度12200.12資金調達勘定前連結会計年度(34,502)39,918(20)890.22当連結会計年度(34,239)39,630(74)1300.32うち預金前連結会計年度5,223691.33当連結会計年度5,201561.07うち譲渡性預金前連結会計年度---当連結会計年度---うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度---当連結会計年度---うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度---当連結会計年度---うち借用金前連結会計年度---当連結会計年度--- (注) 1 国際業務部門とは当行の外貨建取引であります。なお、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社については、各連結会計年度の期首と期末の残高に基づく平均残高を利用しております。3 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高(前連結会計年度12百万円、当連結会計年度12百万円)を控除して表示しております。4 ( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。5 国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、主として月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。 ③ 合計 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度6,747,05242,8520.63当連結会計年度6,864,54762,3590.90うち貸出金前連結会計年度3,917,56730,4960.77当連結会計年度4,099,23741,5091.01うち商品有価証券前連結会計年度5200.24当連結会計年度2500.24うち有価証券前連結会計年度1,037,3427,4170.71当連結会計年度1,340,60613,0890.97うちコールローン及び買入手形前連結会計年度115,0103590.31当連結会計年度111,7647180.64うち預け金前連結会計年度1,645,1914,5740.27当連結会計年度1,281,2587,0380.54資金調達勘定前連結会計年度6,704,8905,2310.07当連結会計年度6,795,72716,9730.24うち預金前連結会計年度5,652,2763,4970.06当連結会計年度5,626,95710,5290.18うち譲渡性預金前連結会計年度508,7843360.06当連結会計年度459,9491,1060.24うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度40520.52当連結会計年度---うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度361,7388740.24当連結会計年度453,0502,4570.54うち借用金前連結会計年度173,4601880.10当連結会計年度229,2631,2430.54 (注) 1 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高(前連結会計年度54,518百万円、当連結会計年度53,748百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度7,550百万円、当連結会計年度6,300百万円)及び利息(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度13百万円)を、それぞれ控除して表示しております。2 国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息は、相殺して記載しております。 (3) 国内・国際業務部門別役務取引の状況 役務取引等収益は、国内業務部門が156億9百万円、国際業務部門が49百万円となり、合計で156億58百万円となりました。役務取引等費用は、国内業務部門が59億80百万円、国際業務部門が30百万円となり、合計で60億11百万円となりました。 種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度15,3834515,428当連結会計年度15,6094915,658うち預金・貸出業務前連結会計年度3,026-3,026当連結会計年度2,958-2,958うち為替業務前連結会計年度3,357443,402当連結会計年度3,457483,506うち証券関連業務前連結会計年度1,319-1,319当連結会計年度2,257-2,257うち代理業務前連結会計年度254-254当連結会計年度281-281うち保護預り・貸金庫業務前連結会計年度90-90当連結会計年度87-87うち保証業務前連結会計年度1,09401,094当連結会計年度1,09001,090うち投資信託の窓口販売業務前連結会計年度957-957当連結会計年度440-440うち保険関連業務前連結会計年度1,139-1,139当連結会計年度882-882役務取引等費用前連結会計年度5,547275,575当連結会計年度5,980306,011うち為替業務前連結会計年度28027308当連結会計年度35330383 (注) 国際業務部門には、当行の外国為替業務等に関する収益、費用を計上しております。 (4) 国内・国際業務部門別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残) 種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度5,756,3456,2235,762,569当連結会計年度5,738,0764,6985,742,774うち流動性預金前連結会計年度4,683,526-4,683,526当連結会計年度4,642,006-4,642,006うち定期性預金前連結会計年度1,019,716-1,019,716当連結会計年度1,052,030-1,052,030うちその他前連結会計年度53,1026,22359,325当連結会計年度44,0394,69848,737譲渡性預金前連結会計年度390,089-390,089当連結会計年度416,244-416,244総合計前連結会計年度6,146,4356,2236,152,659当連結会計年度6,154,3214,6986,159,019 (注) 1 国内業務部門とは、当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。2 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金3 定期性預金=定期預金+定期積金 (5) 業種別貸出状況及び外国政府等向け債権残高 ① 業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別前連結会計年度当連結会計年度金 額(百万円)構成比(%)金 額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)4,039,402100.004,227,234100.00製造業265,6756.58280,9726.65農業、林業7,6790.197,5140.18漁業1,8770.052,3340.05鉱業、採石業、砂利採取業2,6770.062,5890.06建設業95,2372.36104,9972.48電気・ガス・熱供給・水道業261,7296.48260,4206.16情報通信業12,3760.3112,0590.29運輸業、郵便業81,6862.0289,4062.11卸売業、小売業197,5644.89201,6804.77金融業、保険業162,8234.03166,0993.93不動産業、物品賃貸業451,77811.18484,42011.46地方公共団体811,81120.10835,61419.77個人855,91021.19885,09920.94その他830,57320.56894,02521.15特別国際金融取引勘定分----政府等----金融機関----その他----合計4,039,402――――4,227,234―――― ② 外国政府等向け債権残高(国別) 該当事項はありません。(6) 国内業務部門・国際業務部門別有価証券の状況 ○ 有価証券残高(末残) 種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度646,074-646,074当連結会計年度690,753-690,753地方債前連結会計年度210,988-210,988当連結会計年度302,269-302,269社債前連結会計年度157,969-157,969当連結会計年度173,924-173,924株式前連結会計年度38,634-38,634当連結会計年度61,033-61,033その他の証券前連結会計年度115,93439,858155,793当連結会計年度139,24130,785170,027合計前連結会計年度1,169,60139,8581,209,460当連結会計年度1,367,22230,7851,398,008 (注) 1 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。2 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 (7) 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社です。 ①信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表/連結)資産科目前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)銀行勘定貸5,714100.005,895100.00合計5,714100.005,895100.00 負債科目前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)金銭信託5,714100.005,895100.00合計5,714100.005,895100.00 (注) 共同信託他社管理財産 前連結会計年度末 -百万円 当連結会計年度末 -百万円 ②元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)科目前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)金銭信託(百万円)貸付信託(百万円)合計(百万円)金銭信託(百万円)貸付信託(百万円)合計(百万円)銀行勘定貸5,714-5,7145,895-5,895資産計5,714-5,7145,895-5,895元本5,714-5,7145,889-5,889仮受金---5-5 負債計5,714-5,7145,895-5,895 (自己資本比率等の状況)(参考)自己資本比率は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。なお、当行は信用リスク・アセットの算出においては基礎的内部格付手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準)        (単位:億円、%) 2026年3月31日1.連結自己資本比率(2/3)11.732.連結における自己資本の額1,9463.リスク・アセットの額16,5794.連結総所要自己資本額663 単体自己資本比率(国内基準)        (単位:億円、%) 2026年3月31日1.単体自己資本比率(2/3)11.262.単体における自己資本の額1,8393.リスク・アセットの額16,3204.単体総所要自己資本額652 (資産の査定)(参考)資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2 危険債権危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3 要管理債権要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4 正常債権正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額(単体) 債権の区分2025年3月31日2026年3月31日金額(億円)金額(億円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権225219危険債権298303要管理債権2423正常債権40,51942,444  (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当行グループ(当行及び連結子会社)の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループが判断したものであります。  ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態)当連結会計年度の譲渡性預金を含む総預金の期中平均残高は、個人預金を中心に前連結会計年度比1,161億円減少(減少率1.87%)し、6兆869億円となりました。これは、物価高等の影響により預金の取り崩しの動きがみられた結果であります。運用の要である貸出金の期中平均残高は、前連結会計年度比526億円増加(増加率1.30%)し、4兆992億円となりました。これは、県内及び東京における事業性貸出が増加したことが主な要因であります。また、有価証券の期中平均残高は、前連結会計年度比1,263億円増加(増加率10.40%)し、1兆3,406億円となりました。これは、安定的な利息配当金確保のため、円建債券を中心に残高を積み上げるとともに、将来の含み益の確保やリスク分散を図るため中長期目線での投資を行った結果であります。 (単位:百万円)主要勘定の期中平均残高前連結会計年度(A)当連結会計年度(B)増減(B-A)総預金6,203,0086,086,906△116,102 預金5,693,8615,626,957△66,904 譲渡性預金509,147459,949△49,197貸出金4,046,5494,099,23752,688有価証券1,214,2401,340,606126,366 (※)平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社については、各連結会計年度の期首と期末の残高に基づく平均残高を利用しております。 なお、当連結会計年度末における連結ベースのリスク管理債権残高は、前連結会計年度末比3億円減少し552億円、総与信に占める比率は、前連結会計年度末比0.05ポイント低下の1.29%となっております。 (単位:百万円) 前連結会計年度当連結会計年度増減残高総貸出金に占める比率残高総貸出金に占める比率残高比率リスク管理債権残高合計55,5741.34%55,2531.29%△320△0.05% 破綻更生債権及びこれらに準ずる債権23,3130.56%22,5780.52%△735△0.03% 危険債権29,8330.72%30,3730.71%540△0.01% 三月以上延滞債権3360.00%2720.00%△64△0.00% 貸出条件緩和債権2,0900.05%2,0290.04%△61△0.00%正常債権4,068,37298.65%4,220,39198.70%152,0180.05%総与信4,123,947――――4,275,644――――151,697――――  (経営成績)(a) 連結業務粗利益[資金利益+役務取引等利益+その他業務利益]連結業務粗利益は、資金利益の増加等により、前連結会計年度比79億86百万円増加の545億95百万円となりました。資金利益は、貸出金利息の増加等により、前連結会計年度比77億64百万円増加の453億86百万円となりました。役務取引等利益は、役務取引等費用の増加等により、前連結会計年度比2億6百万円減少の96億47百万円となりました。その他業務利益は、金融派生商品損益の増加等により、前連結会計年度比4億28百万円増加の△4億38百万円となりました。(単位:百万円)連結業務粗利益の内訳前連結会計年度(A)当連結会計年度(B)増減(B-A)連結業務粗利益 46,60854,5957,986 資金利益 37,62145,3867,764 資金運用収益 42,85262,35919,506 うち貸出金利息 30,49641,50911,013 うち有価証券利息配当金 7,41713,0895,671 資金調達費用(△)5,23516,98611,751 うち預金等利息(△)3,83311,6357,802 金銭の信託運用見合費用 4139 役務取引等利益 9,8539,647△206 役務取引等収益 15,42815,658230 役務取引等費用(△)5,5756,011436 その他業務利益 △866△438428 その他業務収益 9,61811,0841,466 うち国債等債券売却益 68275207 その他業務費用(△)10,48511,5231,037 うち国債等債券売却損(△)1,6962,466770 うち国債等債券償却(△)--- (※)連結業務粗利益=資金利益(資金運用収益-資金調達費用+金銭の信託運用見合費用)+役務取引等利益(役務取引等収益-役務取引等費用)+その他業務利益(その他業務収益-その他業務費用) (b) 連結実質業務純益[連結業務粗利益-営業経費(臨時費用処分を除く)]営業経費(臨時費用処理分を除く)は、前連結会計年度比39億22百万円増加の400億61百万円となりました。これは、初任給引上げや賃上げ等の人的資本投資に加え、デジタル投資や野村アライアンスの本格稼働に伴う成長投資を実施したことによる経費の増加によるものであります。その結果、連結実質業務純益は、営業経費(臨時費用処理分を除く)の増加の一方で、資金利益の増加等により、前連結会計年度比40億63百万円増加の145億33百万円となりました。 (単位:百万円)連結実質業務純益の内訳前連結会計年度(A)当連結会計年度(B)増減(B-A)連結業務粗利益 46,60854,5957,986営業経費(臨時費用処理分を除く)(△)36,13840,0613,922連結実質業務純益 10,46914,5334,063 (c) 経常利益〔連結実質業務純益-その他経常費用中一般貸倒引当金繰入額+その他経常損益(不良債権処理額・株式等関係損益等)〕当連結会計年度のその他経常損益は、株式等関係損益の増加等により、前連結会計年度比22億96百万円増加の20億44百万円となりました。また、一般貸倒引当金繰入額はお客さまの業況改善もあり、当連結会計年度も取崩しとなり△5億12百万円となりました。その結果、経常利益は、前連結会計年度比58億92百万円増加の170億90百万円となりました。 (単位:百万円)連結経常利益の内訳前連結会計年度(A)当連結会計年度(B)増減(B-A)連結実質業務純益 10,46914,5334,063その他経常費用中一般貸倒引当金繰入額(△)△980△512468その他経常損益 △2522,0442,296 うち不良債権処理額(△)2,1761,290△886 うち償却債権取立益 1513△2 うち株式等関係損益 1,0812,1241,042経常利益 11,19717,0905,892 (※)1 不良債権処理額=貸出金償却+貸倒引当金繰入額(その他経常費用中一般貸倒引当金繰入額を除く)+その他債権売却損等 2 株式等関係損益=株式等売却益-株式等売却損-株式等償却    <参考>(単位:百万円) 前連結会計年度(A)当連結会計年度(B)増減(B-A)与信関係費用(△)1,180764△415 (※)与信関係費用=その他経常費用中一般貸倒引当金繰入額+不良債権処理額-償却債権取立益 (d) 親会社株主に帰属する当期純利益〔経常利益+特別損益-法人税等合計-非支配株主に帰属する当期純利益〕特別損益は、減損損失の減少等により、前連結会計年度比3億20百万円増加の△1億72百万円となりました。法人税等合計は、前連結会計年度比13億4百万円増加の45億63百万円となりました。以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比49億7百万円増加し123億53百万円となりました。 (単位:百万円)親会社株主に帰属する当期純利益の内訳前連結会計年度(A)当連結会計年度(B)増減(B-A)経常利益 11,19717,0905,892特別損益 △493△172320 うち固定資産処分損益 △208△13869 うち減損損失(△)28435△248うちその他の特別利益 -11税金等調整前当期純利益 10,70416,9176,212法人税等合計(△)3,2594,5631,304非支配株主に帰属する当期純利益(△)---親会社株主に帰属する当期純利益 7,44512,3534,907 (※)1 税金等調整前当期純利益=経常利益+特別損益(特別利益-特別損失)2 親会社株主に帰属する当期純利益=税金等調整前当期純利益-法人税等合計-非支配株主に帰属する当期純利益 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、次のとおりとなりました。営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加等により902億円のマイナス(前年度比1,168億円増加)、投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得等により1,949億円のマイナス(前年度比1,553億円増加)、財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いにより29億円のマイナス(前年度比1億円減少)しました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前年度末比2,881億円減少し、9,462億円となりました。(単位:百万円) 前連結会計年度(A)当連結会計年度(B)増減(B-A)営業活動によるキャッシュ・フロー△207,175△90,295116,880投資活動によるキャッシュ・フロー△350,273△194,932155,341財務活動によるキャッシュ・フロー△2,837△2,952△114現金及び現金同等物の期末残高1,234,389946,209△288,179 ③資本的支出の財源及び資金の流動性 当面の設備投資、成長分野への投資並びに株主還元等は自己資金で対応する予定であります。 また、当社グループは正確な資金繰りの把握及び資金繰りの安定に努めるとともに、適切なリスク管理体制の構築を図っております。貸出金や有価証券の運用については、お客さまからの預金を中心として調達するとともに、必要に応じてコールマネー等により資金調達を行っております。 なお、資金の流動性の状況等については日次管理を行っており、定期的にALM委員会に報告しております。 ④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループが連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 貸倒引当金(1)当連結会計年度に係る連結財務諸表に計上した額 前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日) 貸倒引当金25,192百万円23,232百万円 (2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報①算出方法貸倒引当金の算出方法は、「4.会計方針に関する事項」「(5)貸倒引当金の計上基準」に記載しております。②主要な仮定主要な仮定は、「債務者区分の判定における各債務者の将来の業績見通し」であります。「債務者区分の判定における各債務者の将来の業績見通し」は、債務者の実態的な財務内容、資金繰り、業種・業界等の特性を踏まえた事業の継続性、経営改善計画等の合理性・実現可能性、金融機関等の支援状況等を踏まえ、各債務者の収益獲得能力を個別に評価し、設定しております。③翌連結会計年度に係る連結財務諸表に及ぼす影響各債務者の業績変化等により、当初の見積りに用いた仮定が変化した場合は、翌連結会計年度に係る連結財務諸表における貸倒引当金に重要な影響を及ぼす可能性があります。

事業リスク

東邦銀行の主要なリスクは多岐にわたります。世界・日本経済の低迷や人口減少・少子高齢化は、貸出需要の低迷や収益減少に直結する戦略リスクです。また、社会構造・産業構造の変化に伴う競争激化や、気候変動による自然災害・産業構造変化も収益に影響を与えます。さらに、サイバーセキュリティリスクやシステムリスクといった非財務リスクも、業務停止や信用失墜につながる可能性があります。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|4,713 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループ(当行及び連結子会社。以下、本項目においては「当行」と総称。)が判断したものであります。なお、当行のリスク管理体制等については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載しております。 当行は、TXPLAN2030の達成に向けて、経営に重要な影響を及ぼす可能性があるリスク事象の他、財務面や業績面等に関するリスクについて、内外環境も踏まえて網羅的に「主要なリスク」を抽出した上で、「発生可能性(蓋然性)の高さ」と「影響度(残余リスク)の大きさ」を評価し、トップリスクを選定しております。主要なリスクも踏まえ、リスクカテゴリー毎に財務計画や事業戦略と整合的なリスクアペタイト(注)方針およびリスクアペタイト指標・水準を定めるとともに、定期的にモニタリングすることで、適切なリスクテイクとリスクコントロールができる態勢を整備しております。なお、主要なリスク及びトップリスクの選定やコントロールの状況は、社外取締役を含めた経営陣が多面的な議論を行い重要なリスク認識を共有することで、ガバナンスを強化しております。また、期中においても必要に応じて内外環境の変化を踏まえた機動的な見直しを行っております。(注)営業戦略や市場運用戦略等に基づき進んで受け入れるリスクの種類とリスク量 [ 主要なリスク ] 発生可能性低中高影響度低 ・固定資産の減損等に係わるリスク 中・風評リスク・感染症の流行に関するリスク・各種法規制および政策変更に関するリスク・東日本大震災からの復旧の遅れ・信用リスク・市場リスク・流動性リスク・自己資本比率に係るリスク・金融犯罪に関するリスク・社会構造、産業構造の変化に伴う競争の激化・専門人材の不足・気候変動リスク高・デジタル技術の進化・役職員による不適切な行為に関するリスク・重要な業務提携先に関するリスク・大規模自然災害等による業務停止のリスク・地政学リスク・DE&Iへの不十分な対応・サイバーセキュリティリスク・システムリスク ・世界・日本経済の低迷・人口減少、少子高齢化 (1) トップリスク2026年3月現在のトップリスク及び対応方針等は以下のとおりであります。[ トップリスクへの対応方針 ]リスク区分リスク事象リスクシナリオ対応方針TX PLAN2030との関連戦略リスク世界・日本経済の低迷・世界的な景気後退や日本経済が低迷し、企業業績が悪化。また、貸出需要が低迷し、その結果、当行収益の減少や与信費用が増加。・信用収縮やグローバル・スタグフレーションの発生など様々な事象を想定したストレステストを実施。リスク顕在化時の影響分析を踏まえた具体的なアクションプランを策定し、ストレス時の対応力を強化-人口減少、少子高齢化・主要マーケットである福島県の人口減少により、経済規模が縮小し当行収益力が低下。・人材不足への対応として、総合人材コンサルティングを通じ、多様な人材の採用支援や人材定着・育成のための支援、IT・DXを活用した生産性向上支援強化により地域の持続的な成長・発展を実現・金融仲介機能の発揮により地域が抱える生産性向上などの各種課題解決に貢献することで、持続可能な地域社会を実現基本方針Ⅰ(TARGET①、TARGET③)・人材が確保できない場合、また、最適な人的資源配賦ができない場合、業務運営や業績・財務状況に悪影響を及ぼす。・人材流動化への対応として、地域社会に貢献するための価値観を共有できる人材を新卒採用の安定継続やキャリア採用の積極化で獲得・人材育成への対応として、多様化するニーズに対応できる高度なコンサルティングスキルと優れた人間力を有する人材を育成・組織の効率性・専門性を追求し、限られた人員で最大の効果を生む事業セグメント別の営業体制・組織体制を構築基本方針Ⅱ社会構造、産業構造の変化に伴う競争の激化・新たなサービスの誕生や異業種の参入による競争環境変化から事業基盤が毀損。・技術革新により創出される新ビジネスに対する目利き力不足によりビジネス機会逸失の可能性。・創業・成長・経営支援への取組みとして、企業ステージごとのお客さまニーズに応じた経営サポートやライフサイクルの好循環により企業・地域経済の持続的発展に貢献基本方針Ⅰ(TARGET④) リスク区分リスク事象リスクシナリオ対応方針TX PLAN2030との関連戦略リスク気候変動リスク・地球温暖化による台風等の自然災害により当行本支店が被災し復旧によりコスト増加。また、企業業績悪化や担保毀損により与信費用が増加。(物理的リスク)・脱炭素社会への移行に伴う、炭素税の引上げや新技術の導入等により産業構造が変化。その結果、収益縮小や減損により企業業績が悪化し与信費用が増加。(移行リスク)・お客さまの脱炭素経営に関する伴走支援(エンゲージメント)を通じて、持続可能なビジネスモデルの構築に貢献・サスティナブルファイナンスを通じて脱炭素社会への移行や新たな産業・社会構造への転換を促すなどお客さまの環境・社会両分野の課題解決を積極的に支援・2040年度のカーボンニュートラルを目標として設定し、ZEB設計による店舗設置や既存店舗の省エネ化などに取組み、地域の脱炭素化を牽引し地域社会の持続的な発展に貢献基本方針Ⅰ(TARGET②) 基本方針Ⅱ地政学リスク・紛争やテロ発生によるエネルギー価格高騰やサプライチェーンの寸断、日本製品の輸入禁止等により、経済が停滞し、企業業績も悪化。・地政学リスクの顕在化に伴うグローバル・スタグフレーションの発生を想定したストレステストを実施。リスク顕在化時の影響分析を踏まえた具体的なアクションプランを策定し、ストレス時の対応力を強化-DE&Iへの不十分な対応・女性・シニア活躍や妊娠・育児・介護等での柔軟な働き方に対する対応の遅れ等により従業員のエンゲージメントが低下し、サービス提供力が低下。・DE&I(多様な人材の活躍)によりもたらされる「一体感」と「新たな価値の創造」への取組みとして女性・シニア活躍やチャレンジドの活躍支援、マネジメント層の意識醸成を強化・Well-being(職場環境改善)へ取組み、エンゲージメントが高く、自律的で柔軟な働き方ができる職場環境を整備基本方針Ⅱ専門人材の不足・DXやサイバー攻撃、GXへの対応、リスク管理の高度化などに対応する専門知識を持つ人材が不足し、中長期的な競争力が低下。・人材エージェントやリファラル採用の活用、転職イベントへの積極参加などチャネル多様化によりキャリア採用を強化基本方針Ⅱ非財務リスクサイバーセキュリティリスク・サイバー攻撃による大規模な損害(業務停止、情報漏えい、不正送金等発生)により信用失墜し、ビジネス機会を喪失。・サイバーセキュリティ対応計画に基づくサイバーセキュリティ管理態勢の構築を行い、技術的対策等によりリスクを低減・システム面での対策のほか、専門組織であるCSIRT(シーサート)を設置し、サイバー事案発生時にも適切に対応できる体制を整備・高度化・巧妙化している状況を踏まえ、継続的に多方面から情報収集することに加え、インシデントの発生に備え定期的な訓練を行うなど対応力を強化- リスク区分リスク事象リスクシナリオ対応方針TX PLAN2030との関連非財務リスクシステムリスク・システム障害による大規模な損害により、補償費用支払が発生し評判も悪化。・システムリスクのモニタリング強化により潜在的なリスクの把握や障害発生の予兆を早期に発見することでリスクを低減・不測の事態に備えたBCP訓練等により障害発生時の対応力を強化- (2) トップリスク以外の主要なリスクトップリスク以外の主要なリスクは以下のとおりであります。リスク区分リスク事象リスクシナリオ戦略リスク東日本大震災からの復旧の遅れ・原発処理水放出等による風評やイノベ構想・F-REI等の計画遅延による相双地区の産業育成・創出の後れにより、福島県の経済成長が鈍化し、当行の業績に悪影響を及ぼす可能性。デジタル技術の変化・生成AIの利活用など次世代金融サービスの提供の後れからCS低下し、顧客離れが生じ当行シェア低下。財務リスク信用リスク(注)・我が国の経済情勢、特に当行が主たる営業地域としている福島県の経済情勢が貸出先の業況等に悪影響を及ぼし、債務者区分の下方遷移や、担保価値の下落、または予期せぬ事由の発生による与信費用の増加。市場リスク(注)・金利上昇(金利リスク)や株価低迷(株価下落リスク)、また為替レートの変動(為替リスク)による保有有価証券の評価損益悪化および減損発生。流動性リスク・人口減少等により預金が大幅に減少し、当行資金繰りの悪化や運調ミスマッチが生じ有価証券売却を余儀なくされ業績・財務状況に悪影響を及ぼす。・SNS等により当行の悪い風評が拡散され、短期間に預金が流出。自己資本比率に係るリスク・以下の要因により自己資本比率が要求される水準を下回った場合、金融庁長官から業務の全部または一部の停止等を含む様々な命令を受ける。①株式を含む有価証券ポートフォリオ価値の下落②不良債権増加に伴う与信関係費用の増加③自己資本比率の基準及び算定方法の変更④本項記載のその他の不利益な展開固定資産の減損等に係わるリスク・店舗収益の低下や用途変更による固定資産の減損発生。非財務リスク金融犯罪に関するリスク・マネロン等対策不備による制裁により、信用失墜と当局からの業務停止命令。役職員の不適切な行為に関するリスク・不祥事件や法令・コンプライアンス違反による法的責任や損害賠償責任による経済的負担と信用失墜。重要な業務提携先に関するリスク・重要な業務提携先との業務提携を解消した場合、営業体制再構築には多大なコストや時間が必要となり、業務運営や業績・財務状況に悪影響を及ぼす。風評リスク・当行や当行関係先・関係者に対する否定的な世論の拡大や、根拠がなく事実に基づかない情報がSNSなどで拡散され当行の信用が失墜。大規模自然災害等による業務停止のリスク・自然災害発生により本支店の毀損や通信インフラ被害等発生し、事業継続困難化。感染症の流行に関するリスク・新型コロナウイルスのような深刻な感染症の流行により、役職員等の欠勤、本支店閉鎖等による事業継続困難化。 リスク区分リスク事象リスクシナリオ非財務リスク各種法規制や政策変更に関するリスク・政策変更や各種法規制等に対する態勢整備が遅れ、収益低下や信用失墜。 (注)財務リスクのうち、信用リスク及び市場リスクについては、統計的手法であるVaR(バリューアットリスク)を用いて、ある確率(信頼区間99.9%)のもと一定期間(例えば1年間)に被る可能性のある最大損失額(リスク量)を算出し把握しております。また、これらのリスクが顕在化した場合の業務の継続性を確保する観点から、リスク量が自己資本の範囲内に収まるよう資本配賦制度(リスク量に対する資本の割り当て)を用いた業務運営を行い、経営戦略と一体となったリスク管理を実践しております。

このページのバフェット流コメンタリーは順次自動生成中です。生成されると、ここに「数値の読み解き方」「同業比較」「投資判断のポイント」を表示します。

もっと深く分析したい?

モート先生 AI が 東邦銀行 の事業を 4 賢人の理論で詳しく解説します

モート先生に聞く →