サンゲツ(8130)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,340 | 91 | 64 | 260 | 5.9 | 89.9 | — | 77.9 |
| FY2016 | 1,356 | 76 | 66 | -123 | 6.0 | 97.5 | — | 66.5 |
| FY2017 | 1,564 | 50 | 45 | 20 | 4.3 | 69.0 | 52.5 | 61.5 |
| FY2018 | 1,604 | 59 | 36 | 140 | 3.6 | 57.3 | 55.5 | 58.0 |
| FY2019 | 1,613 | 93 | 14 | 88 | 1.5 | 23.6 | 56.0 | 56.8 |
| FY2020 | 1,453 | 67 | 48 | 71 | 5.1 | 79.0 | 57.5 | 58.8 |
| FY2021 | 1,495 | 80 | 3 | 49 | 0.3 | 4.7 | 58.0 | 59.4 |
| FY2022 | 1,760 | 203 | 140 | 170 | 14.6 | 238.7 | 70.0 | 58.2 |
| FY2023 | 1,899 | 191 | 143 | 110 | 13.4 | 243.4 | 105.0 | 62.5 |
| FY2024 | 2,004 | 182 | 126 | 124 | 11.0 | 213.9 | 140.0 | 61.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:12/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
サンゲツは、インテリア業界において長年にわたり築き上げてきた高いブランド認知度と信頼性を有する。特に、デザイナーズ壁紙やカーテンなどのオリジナル商品開発力は、他社との差別化要因となっている。ショールーム展開や、インテリアデザイナーとの強固なリレーションシップも無形資産として評価できる。
内装材の選定は、建築業者やデザイナーの意向が強く反映される。サンゲツの商品は、品質、デザイン性、品揃えにおいて長年の実績があり、一度採用された建築業者やデザイナーが、他のメーカーへ乗り換えるには、品質リスクやデザイン選定の手間、顧客への説明責任などのコストが発生する可能性がある。
サンゲツのビジネスモデルは、直接的なネットワーク効果を生み出す構造ではない。製品の普及がユーザー数の増加に直接的な価値向上をもたらすわけではない。
サンゲツは、長年の事業活動で培った調達力や物流網により、一定のコスト競争力を有していると考えられる。しかし、原材料価格の変動や、競合他社との価格競争により、構造的なコスト優位性は限定的である可能性がある。
サンゲツは、国内インテリア市場においてトップクラスのシェアを誇る。広範な販売網と、多様な製品ラインナップを効率的に供給できる規模の経済は、競合他社に対する優位性の源泉となっている。特に、多品種少量生産に対応できる物流・在庫管理能力は、規模の経済を活かした強みである。
競合との比較優位
強気シナリオ
リフォーム市場の拡大による需要増加
高付加価値商品の開発・販売強化による利益率向上
海外市場への展開加速による新たな収益源の確保
弱気シナリオ(モート侵食)
住宅着工数の減少による需要低迷
競合他社による低価格攻勢やデザイン模倣
原材料価格の高騰による収益圧迫
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
サンゲツの投資が失敗するには、まず国内の住宅市場が構造的に縮小し、リフォーム需要も鈍化することが必要である。さらに、競合他社がサンゲツのブランド力やデザイン力を凌駕するような革新的な製品を、より低コストで継続的に投入し、サンゲツの主要顧客層である建築業者やデザイナーのロイヤリティを奪う必要がある。また、サンゲツが長年培ってきたサプライチェーンや物流網の効率性を、競合がより低コストで再現、あるいは上回ることで、規模の経済による優位性が失われるシナリオも考えられる。最終的には、サンゲツの持つ無形資産(ブランド、デザイン力)が陳腐化し、規模の経済も失われることで、競争優位性が完全に崩壊する。
5年後のモート予測
リフォーム需要の拡大と高付加価値商品の販売強化により、売上・利益ともに堅調に成長。海外事業も軌道に乗り、収益貢献度を高める。
国内市場は緩やかな成長にとどまるが、コスト管理と効率的な事業運営により、安定した収益を維持。一部海外事業の成長が寄与する。
住宅市場の低迷と競争激化により、売上・利益ともに伸び悩む。原材料価格の高騰も重石となり、収益性は悪化する可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,765億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 61.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 258.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.56倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書