ナラサキ産業(8085)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 940 | 19 | 10 | 6 | 9.2 | 39.1 | — | 24.1 |
| FY2016 | 890 | 18 | 12 | 10 | 9.8 | 47.3 | — | 28.4 |
| FY2017 | 1,016 | 25 | 17 | 53 | 11.7 | 64.0 | 9.0 | 27.2 |
| FY2018 | 1,031 | 25 | 18 | 10 | 11.5 | 339.0 | 10.0 | 28.9 |
| FY2019 | 987 | 24 | 16 | 16 | 9.5 | 300.4 | 55.0 | 34.8 |
| FY2020 | 872 | 19 | 15 | 26 | 8.1 | 294.2 | 60.0 | 37.5 |
| FY2021 | 948 | 23 | 16 | 6 | 8.2 | 316.8 | 60.0 | 38.9 |
| FY2022 | 999 | 28 | 21 | 20 | 10.1 | 429.3 | 65.0 | 39.7 |
| FY2023 | 1,075 | 30 | 23 | 32 | 9.4 | 458.0 | 75.0 | 39.6 |
| FY2024 | 1,125 | 31 | 22 | -21 | 8.4 | 443.1 | 105.0 | 46.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
ナラサキ産業の事業内容(産業機械、金属、化学品等の卸売)において、強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPといった無形資産の存在を示す具体的な情報は確認できない。卸売業という性質上、無形資産による競争優位性は限定的と考えられる。
特定の産業機械や特殊な化学品を取り扱っている場合、顧客は代替品を見つけるのに時間やコストがかかる可能性がある。しかし、汎用的な商材も多く扱っており、顧客が容易に他社へ乗り換えるリスクも存在する。スイッチング・コストは限定的。
ナラサキ産業の事業モデルは、顧客とサプライヤー間の取引を仲介する卸売業であり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果が働く要素は見当たらない。ユーザー数の増加がサービス価値を向上させる構造ではない。
長年の事業活動で培われたサプライヤーとの関係性や、効率的な物流網の構築により、一定のコスト優位性を有している可能性はある。しかし、同業他社との価格競争は激しく、構造的なコスト優位性は確立されていない。
産業機械、金属、化学品など多岐にわたる分野で事業を展開しており、一定の事業規模を有している。これにより、仕入れにおける交渉力や、幅広い顧客ニーズへの対応力といった効率規模のメリットは一部享受していると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定分野におけるニッチな商材の独占的販売権の獲得
サプライヤーとの強固な関係性による仕入れコストの継続的抑制
新規事業分野への参入成功による収益源の多様化
弱気シナリオ(モート侵食)
主要仕入先との関係悪化による仕入れ価格の上昇
競合他社による価格攻勢や代替品の登場
景気変動による産業機械・金属・化学品需要の急激な落ち込み
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ナラサキ産業の競争優位性が失われるシナリオを考える。まず、同社が依存している主要サプライヤーが、自社で直接販売網を構築したり、競合他社とより有利な条件で契約したりする場合、ナラサキ産業の仕入れにおける優位性は失われる。次に、顧客側が、より安価で同等品質の代替品を容易に見つけられるようになれば、スイッチング・コストの低さから、ナラサキ産業の顧客基盤は脆弱になる。さらに、IT化の進展により、サプライヤーと顧客が直接取引できるプラットフォームが登場し、卸売業者の介在価値が低下する可能性も考えられる。これらの要因が複合的に作用すれば、同社の収益性は悪化し、競争優位性は失われるだろう。
5年後のモート予測
新規事業や高付加価値商材の開拓が進み、収益性が向上。既存事業も効率化を進め、緩やかな成長を維持する。
既存事業を中心に安定した収益を確保するが、大きな成長は見込めない。業界平均並みの成長率に留まる。
景気後退や競争激化により、既存事業の収益性が悪化。新規事業も軌道に乗らず、減収減益となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 209億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 46.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 11.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.80倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準