スターゼン(8043)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 3,034 | 39 | 38 | 120 | 10.9 | 472.5 | — | 33.4 |
| FY2016 | 3,139 | 56 | 46 | 1 | 10.6 | 493.2 | — | 36.9 |
| FY2017 | 3,401 | 58 | 51 | -33 | 10.7 | 542.4 | 100.0 | 38.9 |
| FY2018 | 3,512 | 48 | 46 | 29 | 8.7 | 472.0 | 120.0 | 41.5 |
| FY2019 | 3,514 | 42 | 17 | -20 | 3.3 | 178.9 | 120.0 | 41.5 |
| FY2020 | 3,492 | 67 | 69 | 76 | 11.7 | 354.9 | 110.0 | 44.9 |
| FY2021 | 3,814 | 69 | 60 | -20 | 9.4 | 307.4 | 130.0 | 45.1 |
| FY2022 | 4,252 | 82 | 75 | 30 | 10.7 | 384.0 | 65.0 | 48.1 |
| FY2023 | 4,105 | 90 | 75 | 79 | 9.6 | 386.6 | 75.0 | 48.4 |
| FY2024 | 4,361 | 90 | 122 | -17 | 13.7 | 208.9 | 80.0 | 51.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
スターゼンは食肉卸売業界において、長年の業歴と一定のブランド認知度を持つ。しかし、特定の特許や強力なブランド力による独占的な優位性は限定的であり、業界内での差別化要因としては弱い。
スーパーマーケットや外食産業など、顧客との長年の取引関係は一定のスイッチング・コストを生む。しかし、食肉市場は多様なサプライヤーが存在し、価格や品質によっては乗り換えの可能性も否定できないため、スイッチング・コストは中程度。
食肉卸売業は、プラットフォーム型のネットワーク効果が働くビジネスモデルではないため、ネットワーク効果による競争優位性は見られない。
スターゼンは、食肉の加工・流通において、規模の経済を活かした効率的なサプライチェーンを構築している。子会社による一貫生産体制や、物流網の最適化により、コスト競争力を維持していると考えられる。ただし、絶対的なコスト優位性は限定的。
スターゼンは国内有数の食肉卸売業者であり、業界内での高いシェアを持つ。大規模な仕入れ・加工・販売ネットワークは、中小競合他社に対する強力な優位性となっている。この規模が効率的なオペレーションを支えている。
競合との比較優位
強気シナリオ
食肉需要の安定的な伸びと、プライベートブランド(PB)商品の拡充による収益性向上。
M&Aや事業提携によるさらなる事業規模拡大と効率化の進展。
健康志向の高まりを受けた高付加価値商品の開発・販売強化。
弱気シナリオ(モート侵食)
食肉価格の急激な変動や、輸入依存度の高さによる調達リスクの増大。
競合他社による価格競争の激化や、新たな参入者による市場シェアの低下。
食品偽装問題や衛生管理問題などの発生によるブランドイメージの毀損。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
スターゼンの競争優位性が失われるシナリオは、まず、食肉市場における構造的な変化が起こり、同社が長年培ってきた規模の経済や効率的なサプライチェーンが陳腐化する場合である。例えば、小規模でも特定のニッチ市場に特化し、高い付加価値を提供する企業が台頭し、大口顧客のニーズを奪うケース。また、テクノロジーの進化により、従来の流通網を介さない新たな食肉の調達・販売チャネルが確立され、スターゼンが築き上げた物流網や販売網の優位性が損なわれる可能性も考えられる。さらに、食品安全に対する消費者の意識が極端に高まり、厳格なトレーサビリティや品質管理体制を持つ小規模事業者が、大手よりも信頼を得るようになることで、スターゼンの規模の経済が逆にリスク(管理コストの増大など)となり、競争力が低下するシナリオも考えられる。
5年後のモート予測
食肉需要の安定成長とPB強化、高付加価値商品へのシフトにより、売上・利益ともに堅調に成長。M&A等による規模拡大も寄与し、業界内での地位をさらに強固にする。
緩やかな需要増加とコスト上昇圧力の中で、効率的なサプライチェーンを維持し、安定的な収益を確保。PB商品や加工品の販売拡大で、一定の成長を続ける。
食肉価格の変動や競合激化、調達リスクにより、収益性が悪化。PB商品や高付加価値商品の展開が遅れ、市場シェアを徐々に失っていく。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 670億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 51.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -12.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 5.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.76倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-08-12 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-14 臨時報告書
- 2026-07-10 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-30 臨時報告書
- 2026-06-11 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)