中央魚類(8030)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,990 | 10 | 9 | -27 | 4.1 | 23.6 | — | 34.4 |
| FY2016 | 2,011 | 10 | 5 | -41 | 1.9 | 11.8 | — | 32.4 |
| FY2017 | 1,999 | 9 | 3 | 40 | 1.3 | 81.9 | 7.0 | 33.1 |
| FY2018 | 1,957 | 4 | 4 | -41 | 1.7 | 109.8 | 60.0 | 30.2 |
| FY2019 | 1,939 | 11 | 7 | 24 | 2.8 | 171.1 | 60.0 | 31.9 |
| FY2020 | 1,877 | 14 | 13 | 36 | 4.6 | 314.6 | 60.0 | 33.6 |
| FY2021 | 1,218 | 20 | 12 | -16 | 4.0 | 288.6 | 60.0 | 34.1 |
| FY2022 | 1,375 | 20 | 14 | 27 | 5.3 | 347.4 | 70.0 | 33.4 |
| FY2023 | 1,376 | 25 | 21 | 30 | 6.9 | 534.4 | 70.0 | 37.4 |
| FY2024 | 1,499 | 32 | 29 | 43 | 8.6 | 726.4 | 80.0 | 42.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
中央魚類は卸売業であり、特許やブランド力、規制ライセンスといった無形資産による競争優位性は限定的である。特定のブランド商品や独自技術を前面に出した事業展開は確認できない。
水産物卸売業という特性上、長年の取引関係や信頼関係に基づく顧客との結びつきは存在する。しかし、価格や品質、品揃えによっては競合他社への乗り換えも十分に考えられるため、スイッチング・コストは高くない。
中央魚類の事業は、特定のプラットフォーム上でユーザーが増えることで価値が増大するようなネットワーク効果を生むビジネスモデルではない。サプライヤーと顧客の間の仲介業に過ぎない。
水産物の安定的な調達網や、効率的な物流・保管システムを構築している可能性はある。しかし、同業他社も同様のインフラを持つことが予想され、構造的なコスト優位性は限定的と考えられる。
東京総合卸売センターに位置し、首都圏の広範な市場へのアクセスを持つ。水産物卸売市場においては、一定の規模を持つことで、多様なニーズに対応し、多くのサプライヤーと顧客を結びつけることができる。これは効率規模の優位性を示唆する。
競合との比較優位
強気シナリオ
首都圏における水産物卸売市場での地位確立と維持
効率的な物流・SCMによるコスト競争力の維持・向上
多様な商品ラインナップによる顧客ニーズへの対応力強化
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による価格競争の激化
新たな流通チャネル(例:直接販売、EC)の台頭による既存卸売市場の地位低下
水産資源の変動や輸入規制による調達コストの上昇
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
中央魚類が競争優位性を失うシナリオは、まず、同社が依存する首都圏の卸売市場そのものの重要性が低下することである。例えば、産地直送や大手小売業による直接仕入れが主流となり、卸売業者を介する必要性が薄れる場合だ。また、同業他社がより革新的な物流システムやIT投資を行い、コスト面や鮮度管理面で圧倒的な差をつけた場合も、中央魚類の規模の経済による優位性は失われるだろう。さらに、食の安全に対する懸念から、サプライヤーや顧客がより透明性の高い、あるいは小規模で顔の見える取引を重視するようになれば、中央魚類の現在のビジネスモデルは成り立たなくなる可能性がある。
5年後のモート予測
首都圏の食料インフラとしての重要性を維持し、効率的なオペレーションで安定的な収益を確保。水産物以外の商材も取り込み、緩やかな成長を続ける。
卸売市場の構造変化に対応しつつ、既存事業の効率化を進める。市場シェアは維持するものの、大きな成長は見込めない。
ECや産直販売の拡大により、卸売市場の役割が縮小。価格競争も激化し、収益性が悪化。事業規模の維持も困難になる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 151億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 42.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 36.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 5.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.47倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-03 臨時報告書