美津濃(8022)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,887 | 14 | 7 | 81 | 0.8 | 5.6 | — | 56.6 |
| FY2017 | 1,854 | 80 | 49 | 72 | 5.3 | 193.0 | 10.0 | 58.5 |
| FY2018 | 1,781 | 76 | 60 | 21 | 6.2 | 237.1 | — | 61.7 |
| FY2019 | 1,697 | 63 | 46 | 63 | 4.7 | 182.0 | 50.0 | 64.1 |
| FY2020 | 1,504 | 38 | 37 | 79 | 3.6 | 146.9 | 50.0 | 66.0 |
| FY2021 | 1,727 | 99 | 77 | 99 | 6.9 | 302.0 | 50.0 | 67.3 |
| FY2022 | 2,120 | 129 | 99 | -125 | 8.0 | 387.7 | 60.0 | 62.6 |
| FY2023 | 2,297 | 173 | 143 | 215 | 10.1 | 559.7 | 70.0 | 68.6 |
| FY2024 | 2,403 | 208 | 152 | 35 | 9.7 | 596.0 | 120.0 | 71.6 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 150.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
ミズノは、スポーツ用品業界において長年にわたり培われた強力なブランド認知度と信頼性を有しています。特に、陸上競技や野球などの分野では、アスリートからの高い評価と、一般消費者への浸透度が高く、これが無形資産として競争優位の源泉となっています。過去のオリンピックや主要大会での採用実績もブランド価値向上に寄与しています。
スポーツ用品の購入において、ブランドロイヤリティは存在するものの、消費者が特定のブランドに固定されるほどの高いスイッチング・コストは一般的に低いと考えられます。機能性や価格、デザインなどの要因で他社製品への乗り換えは比較的容易であり、顧客の囲い込み効果は限定的です。
ミズノの事業モデルにおいて、ネットワーク効果が競争優位の源泉となっている要素は見当たりません。製品の利用者が増えることで、製品自体の価値が向上するようなプラットフォーム型ビジネスではありません。
グローバルなサプライチェーンと生産体制を持つものの、スポーツ用品業界は競争が激しく、素材調達や製造コストにおいて、他社との圧倒的なコスト優位性を確立しているとは言えません。特に、低価格帯の製品では、アジアを中心とした競合他社との価格競争に直面する可能性があります。
ミズノは、グローバルに事業を展開し、幅広いスポーツカテゴリーで製品を提供しており、一定の事業規模を有しています。これにより、研究開発、生産、販売チャネルにおいて効率性を追求し、一定の規模の経済性を享受していると考えられます。ただし、業界全体で見ると、ナイキやアディダスといったグローバルリーダーと比較すると、規模の面で劣後する部分もあります。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
新興国市場でのブランド浸透と売上拡大
サステナビリティへの取り組み強化による企業価値向上
弱気シナリオ(モート侵食)
グローバル大手競合との競争激化によるシェア低下
為替変動や原材料価格高騰による収益圧迫
消費者のトレンド変化への対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ミズノの投資が失敗するには、その強力なブランド力が急速に陳腐化し、消費者の嗜好が大きく変化する中で、競合他社がより魅力的な製品やマーケティング戦略を打ち出し、市場シェアを奪うシナリオが考えられます。また、グローバルサプライチェーンの混乱や、新興国市場での販売網構築の失敗、あるいはサステナビリティへの対応の遅れが、ブランドイメージを損ない、結果として長期的な競争優位性を失う可能性も否定できません。特に、デジタル化への対応の遅れが、顧客接点の喪失や新たな競合の出現を招くリスクも考慮すべきです。
5年後のモート予測
ブランド力と高付加価値製品への注力により、収益性が改善し、新興国市場での成長が加速。デジタル戦略の強化も奏功し、安定的な成長軌道に乗る。
既存事業の堅調な推移に加え、グローバル展開の進展により緩やかな成長を維持。競争環境の厳しさから、大幅な成長は限定的となる。
グローバル競合との競争激化、原材料価格高騰、消費トレンドの変化への対応遅れにより、売上・利益ともに低迷。ブランドイメージも低下し、市場での存在感が希薄化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 870億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 71.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 25.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 5.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.56倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準