NISSHA(7915)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,192 | 105 | 69 | -67 | 9.8 | 160.8 | — | 44.9 |
| FY2016 | 1,158 | -39 | -74 | -259 | -9.9 | -169.1 | — | 40.7 |
| FY2017 | 1,595 | 63 | 67 | 171 | 7.2 | 139.7 | 30.0 | 41.7 |
| FY2018 | 2,074 | 81 | 43 | -99 | 4.8 | 85.5 | 30.0 | 44.0 |
| FY2019 | 1,740 | -162 | -172 | -33 | -22.9 | -344.2 | 35.0 | 40.3 |
| FY2020 | 1,800 | 73 | 71 | 133 | 8.6 | 141.5 | 30.0 | 41.1 |
| FY2021 | 1,893 | 174 | 159 | 119 | 16.1 | 318.4 | 40.0 | 47.0 |
| FY2022 | 1,940 | 95 | 101 | 77 | 9.1 | 203.7 | 50.0 | 48.5 |
| FY2023 | 1,677 | -38 | -30 | -65 | -2.7 | -61.1 | 50.0 | 50.9 |
| FY2024 | 1,956 | 55 | 39 | 9 | 3.3 | 80.2 | 50.0 | 45.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
NISSHAは長年培ってきた印刷技術を基盤とした高付加価値製品を提供している。特に、スマートフォンや自動車の内装部品における加飾技術は一定の評価を得ているが、特許やブランド力が決定的な優位性を持つレベルには至っていない。特定の顧客との共同開発によるノウハウ蓄積はあるものの、模倣困難性は限定的。
自動車内装や電子機器の加飾分野では、顧客との長年の取引実績や仕様への適合性が求められるため、一定のスイッチング・コストが存在する。しかし、技術革新やコスト競争力で他社が代替可能な場合もあり、顧客の乗り換えリスクはゼロではない。特に汎用品に近い分野ではこの傾向が強い。
NISSHAの事業モデルは、特定のプラットフォームやサービス上でユーザーが増えることで価値が増大するネットワーク効果を生まない。各顧客との個別取引が中心であり、事業の成長が外部ネットワークの拡大に依存する構造ではない。
NISSHAは、長年の生産ノウハウや効率化努力により、一定のコスト競争力を維持していると考えられる。しかし、グローバルな競合他社と比較して、構造的に圧倒的なコスト優位性を確立しているとは言えない。特に、原材料価格の変動や人件費の上昇はコスト構造に影響を与える可能性がある。
NISSHAは、特定のニッチ市場においては一定のシェアを確保しているが、業界全体を俯瞰すると、グローバルな大手企業と比較して規模の経済性が十分に発揮されているとは言えない。特に、研究開発投資や設備投資の規模において、より大きな競合企業との差が存在する可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
高機能・高意匠性への需要拡大による加飾技術事業の成長
新規事業(医療用材料など)の成功による多角化と収益源の拡大
デジタルトランスフォーメーション(DX)推進による生産性向上とコスト削減
弱気シナリオ(モート侵食)
自動車・電子機器市場の低迷による需要減少
競合他社の技術革新や低価格攻勢による競争激化
原材料価格の高騰やサプライチェーンの混乱による収益圧迫
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
NISSHAの投資が失敗するには、同社が長年培ってきた印刷技術や加飾技術の優位性が、急速な技術革新や競合他社の追随によって陳腐化し、代替可能なものとなる必要がある。特に、自動車の内装や電子機器の外装といった主要市場において、より低コストで同等以上の機能・デザインを提供する技術が登場し、顧客が容易に乗り換える状況が想定される。また、新規事業の成長が計画通りに進まず、既存事業への依存度が高まる中で、市場全体の縮小や競争激化に直面し、収益性が悪化するシナリオも考えられる。さらに、グローバルなサプライチェーンの混乱や地政学リスクが長期化し、原材料調達コストの増加や販売機会の損失が継続することも、同社の競争力を著しく低下させる要因となりうる。
5年後のモート予測
高付加価値な加飾技術の需要拡大と新規事業の成長により、売上高・利益ともに堅調に推移。特にEV化やスマートデバイスの進化が追い風となる。
既存事業は緩やかな成長を維持しつつ、新規事業の育成に注力。市場環境の変化に対応しながら、安定的な収益基盤を維持する。
主要市場の競争激化や景気後退の影響を受け、売上・利益ともに伸び悩む。新規事業の立ち上がりが遅れ、収益構造の改善が進まない。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 737億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 46.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -53.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 73.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.64倍 |
合格数:2/7 部分的合格