広済堂ホールディングス(7868)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 354 | 22 | 3 | -36 | 0.7 | 12.4 | — | 30.1 |
| FY2016 | 349 | 26 | -5 | -32 | -1.1 | -18.9 | — | 29.5 |
| FY2017 | 365 | 22 | 33 | 104 | 7.0 | 131.3 | 0.0 | 34.9 |
| FY2018 | 362 | 23 | -3 | 29 | -0.7 | -13.0 | 3.0 | 35.2 |
| FY2019 | 351 | 23 | -27 | 26 | -8.6 | -107.2 | 0.0 | 37.6 |
| FY2020 | 315 | 20 | 9 | 32 | 2.7 | 34.3 | 0.0 | 48.8 |
| FY2021 | 354 | 37 | 36 | 30 | 9.7 | 149.1 | 0.0 | 50.7 |
| FY2022 | 367 | 43 | 40 | 24 | 9.8 | 141.7 | 0.0 | 58.0 |
| FY2023 | 355 | 53 | 43 | 10 | 9.2 | 31.7 | 21.3 | 59.3 |
| FY2024 | 383 | 83 | 45 | -44 | 9.3 | 31.2 | 52.6 | 60.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
広済堂ホールディングスは、印刷事業を中核としていたが、近年はM&A等により事業ポートフォリオを多様化させている。特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPに依存する事業構造ではなく、無形資産による持続的競争優位性は現時点では確認できない。
印刷事業においては、既存顧客との継続的な取引関係や、顧客ごとの仕様に合わせたカスタマイズ等により、一定のスイッチング・コストが発生する可能性がある。しかし、デジタル化の進展や競合他社の存在により、顧客が容易に乗り換えられる余地も大きいと考えられる。
同社の事業は、特定のプラットフォームやサービス上でユーザーが増えることで価値が増大するネットワーク効果を持つものではない。各事業は独立性が高く、相互のネットワーク効果は限定的である。
印刷事業においては、長年の経験や効率的な生産体制により、一定のコスト競争力を持つ可能性がある。しかし、原材料価格の変動や設備投資の必要性、競合他社との価格競争により、構造的なコスト優位性を確立しているとは断言しにくい。
印刷業界においては、一定の規模を持つ企業が有利となる場面もあるが、広済堂ホールディングスが業界全体に対して圧倒的な規模の経済性を享受しているとは言えない。M&A等による事業拡大は進めているものの、最適化された少数寡占市場を形成しているとは評価しにくい。
競合との比較優位
強気シナリオ
M&Aによる新規事業の成功とシナジー創出
既存事業における効率化と収益性改善
新たな成長分野への進出と市場シェア獲得
弱気シナリオ(モート侵食)
M&A戦略の失敗と多額の負債
既存事業の収益性悪化と競争力低下
デジタル化の波への対応遅れと市場からの撤退
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
広済堂ホールディングスが投資として失敗するシナリオは、同社が過去の成功体験に囚われ、変化の激しい市場環境への適応を怠る場合である。特に、デジタル化の進展は印刷業界にとって大きな脅威であり、従来のビジネスモデルに固執し、顧客ニーズの変化を捉えきれなければ、競争力を失う。また、M&A戦略が場当たり的になり、買収した事業との統合に失敗したり、過剰な買収価格で財務を圧迫したりすることも、失敗の大きな要因となりうる。さらに、競合他社がより革新的な技術やサービスを導入し、顧客を奪っていく中で、同社が有効な対抗策を打ち出せない状況が続けば、市場での存在意義を失うだろう。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な成長は阻害され、投資としての価値は大きく毀損されると考えられる。
5年後のモート予測
M&Aによる事業拡大と新規事業の成功により、売上高・利益ともに大幅な成長を遂げる。特に、成長分野への投資が奏功し、新たな収益の柱を確立する。
既存事業の安定的な収益を基盤に、緩やかな事業拡大と効率化を進める。M&Aは選択的に行い、リスクを管理しながら事業ポートフォリオを最適化していく。
デジタル化の進展や競争激化により、既存事業の収益性が悪化する。M&A戦略も期待通りの成果を上げられず、財務状況が悪化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 906億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 60.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -40.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 20.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.90倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-30 臨時報告書