立川ブラインド工業(7989)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 393 | 29 | 17 | 21 | 4.9 | 89.5 | 15.0 | 63.6 |
| FY2017 | 401 | 36 | 23 | 23 | 6.0 | 117.2 | 15.0 | 65.5 |
| FY2018 | 391 | 37 | 23 | 21 | 5.9 | 119.3 | 23.0 | 66.5 |
| FY2019 | 421 | 44 | 28 | 16 | 6.6 | 142.0 | 28.0 | 67.0 |
| FY2020 | 400 | 45 | 29 | 40 | 6.5 | 149.0 | 29.0 | 69.2 |
| FY2021 | 412 | 46 | 29 | 1 | 6.1 | 147.4 | 30.0 | 70.1 |
| FY2022 | 413 | 38 | 25 | -9 | 5.2 | 129.7 | 31.0 | 70.1 |
| FY2023 | 413 | 40 | 27 | 14 | 5.4 | 143.2 | 36.0 | 72.9 |
| FY2024 | 414 | 44 | 28 | 3 | 5.3 | 148.6 | 46.0 | 83.0 |
| FY2025 | 426 | 44 | 32 | 12 | 5.8 | 161.2 | 70.0 | 83.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
立川ブラインド工業は、ブラインドやロールスクリーンなどの窓装飾品分野で長年の歴史と高い認知度を持つブランド「TOSO」を有している。デザイン性や品質への信頼は一定の無形資産となり得るが、特許や独自技術による明確な優位性を示す情報は限定的。
住宅やオフィスビルへの導入実績が豊富で、特にリフォームや新築時の採用では、既存の窓枠や内装との調和、施工の容易さ、アフターサービスへの期待から、他社への乗り換えには一定の心理的・物理的コストが伴う可能性がある。BtoB取引における信頼関係もスイッチングコストを形成。
同社の事業モデルにおいて、ユーザー数の増加が製品やサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は観察されない。
大量生産によるスケールメリットは一定程度存在する可能性はあるが、競合他社も同様の生産体制を持つことが多く、構造的なコスト優位性は明確ではない。原材料価格の変動リスクも存在する。
国内の窓装飾品市場において、立川ブラインド工業は主要プレイヤーの一つであり、一定の市場シェアを確保している。業界全体が成熟している中で、規模の経済を活かした効率的な生産・販売体制は競争優位の源泉となり得る。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値商品の開発と販売強化による利益率向上
海外市場への展開拡大による新たな収益源の確保
リフォーム需要の増加に伴う安定的な受注の継続
弱気シナリオ(モート侵食)
新興国メーカーなど低価格帯製品との競争激化
建築様式の変化やインテリアトレンドへの適応遅延
原材料価格の高騰による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、立川ブラインド工業が長年培ってきた顧客との関係性や、住宅・オフィス空間における窓装飾品の標準的な選択肢としての地位を失う必要がある。具体的には、競合他社がより革新的なデザイン、低価格、あるいはスマートホーム連携といった新たな付加価値を、より迅速かつ効果的に市場に投入し、顧客のニーズを捉えきれなくなるシナリオが考えられる。また、建築業界全体の構造変化(例:プレハブ化の進展、内装デザインの画一化)が、同社のようなカスタマイズ性やデザイン性を重視する製品の需要を根本的に低下させる可能性も否定できない。さらに、サプライチェーンの混乱や主要原材料の供給不安が、生産能力やコスト競争力に深刻な影響を与え、既存のスイッチングコストを無力化する事態も想定される。
5年後のモート予測
高付加価値商品へのシフトと海外展開の進展により、売上高・利益ともに緩やかな成長を続ける。特にデザイン性の高い商品やスマートホーム連携機能を持つ製品が市場の支持を得る。
国内市場の成熟と緩やかな人口減少の影響を受けつつも、リフォーム需要や既存顧客基盤により、安定した業績を維持する。一部で価格競争に直面する可能性。
低価格帯製品の攻勢や、建築トレンドの変化への対応遅れにより、市場シェアを徐々に失う。原材料価格の高騰も重なり、収益性は低下傾向となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 509億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 83.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 7.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 15.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.90倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準