東リ(7971)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 915 | 42 | 30 | 29 | 9.0 | 49.1 | — | 44.2 |
| FY2017 | 913 | 35 | 25 | -0 | 6.9 | 40.2 | 10.0 | 45.9 |
| FY2018 | 904 | 20 | 13 | -3 | 3.7 | 21.8 | 10.0 | 46.1 |
| FY2019 | 947 | 24 | 21 | 39 | 5.7 | 33.5 | 10.0 | 46.1 |
| FY2020 | 859 | 16 | 14 | 11 | 3.6 | 22.7 | 13.0 | 49.2 |
| FY2021 | 885 | 9 | 7 | 9 | 1.9 | 11.8 | 8.0 | 47.5 |
| FY2022 | 952 | 35 | 26 | 3 | 6.3 | 42.6 | 8.0 | 47.9 |
| FY2023 | 1,025 | 50 | 37 | 14 | 8.1 | 61.7 | 10.0 | 50.0 |
| FY2024 | 1,057 | 44 | 35 | -23 | 7.3 | 59.6 | 19.0 | 51.1 |
| FY2025 | 1,123 | 51 | 45 | 48 | 8.5 | 76.9 | 21.0 | 52.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
東リは長年の歴史を持つ建材メーカーであり、「東リ」ブランドの認知度は一定程度存在する。しかし、特許や独自技術による明確な差別化や、それを守るための強力なIP戦略に関する情報は限定的であり、無形資産による競争優位性は現時点では弱いと考えられる。
住宅・建築市場において、一度採用された建材(カーペット、床材、壁装材など)を別のメーカーのものに変更するには、設計変更や施工の手間、コストが発生する可能性がある。特に大規模な建築プロジェクトでは、初期段階での採用メーカー選定が重要となるため、一定のスイッチング・コストが存在する。
東リの事業は、建材の製造・販売であり、ユーザーが増えることで製品価値が向上するようなネットワーク効果は発生しない。
建材業界は価格競争も存在するが、東リが突出した生産効率や原材料調達における圧倒的なコスト優位性を持っているという情報は少ない。規模の経済によるコスト削減効果はある程度期待できるものの、構造的なコスト優位性は限定的と見られる。
東リは日本の建材市場において、カーペット、床材、壁装材などの分野で主要なプレイヤーの一つであり、一定の市場シェアを有している。この規模は、生産、販売、研究開発において効率性を生み出し、小規模な競合他社に対する優位性となっていると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
リフォーム需要の増加による安定的な売上拡大
高付加価値商品の開発・投入による収益性向上
海外市場でのシェア拡大の可能性
弱気シナリオ(モート侵食)
国内建築市場の長期的な縮小リスク
新興国メーカーなど低価格帯製品との競争激化
原材料価格の高騰による収益圧迫
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
東リの投資が失敗するには、まず国内の建材市場が予想以上に急速に縮小し、リフォーム需要も期待通りに伸びない状況が考えられる。また、競合他社、特に海外の低コストメーカーが、品質を維持しつつも東リよりも大幅に低い価格で製品を提供できるようになり、東リの価格競争力を奪うシナリオも考えられる。さらに、東リが注力する高付加価値製品やデザイン性が、消費者のニーズから外れ、全く受け入れられないという事態も、モートの崩壊につながるだろう。環境規制の強化や新たな建材技術の登場に対応できず、陳腐化するリスクも無視できない。
5年後のモート予測
リフォーム需要の堅調さと高付加価値製品の浸透により、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。海外展開も進み、収益基盤が強化される。
国内市場は横ばい傾向だが、リフォーム需要に支えられ、現状維持的な業績推移となる。コスト管理が鍵となる。
国内市場の縮小と価格競争の激化により、売上・利益ともに減少傾向。海外事業も期待したほど伸びず、収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 358億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 52.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 21.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 8.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.68倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-19 臨時報告書