象印マホービン(7965)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 892 | 121 | 73 | 46 | 11.9 | 108.0 | 22.0 | 68.7 |
| FY2017 | 854 | 78 | 53 | 57 | 7.9 | 79.0 | 22.0 | 71.9 |
| FY2018 | 846 | 63 | 44 | 22 | 6.4 | 65.6 | 30.0 | 74.5 |
| FY2019 | 791 | 54 | 41 | 55 | 5.8 | 60.4 | 26.0 | 76.9 |
| FY2020 | 749 | 54 | 39 | 58 | 5.4 | 58.3 | 26.0 | 74.5 |
| FY2021 | 777 | 64 | 45 | 44 | 5.9 | 66.7 | 34.0 | 74.8 |
| FY2022 | 825 | 47 | 37 | -29 | 4.5 | 54.1 | 34.0 | 72.4 |
| FY2023 | 835 | 50 | 44 | 29 | 5.2 | 65.6 | 34.0 | 75.1 |
| FY2024 | 872 | 60 | 65 | 55 | 7.4 | 96.6 | 40.0 | 75.3 |
| FY2025 | 912 | 74 | 60 | 78 | 6.7 | 92.3 | 82.0 | 75.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
象印マホービンは、長年培ってきた「象印」ブランドによる高い認知度と信頼性を持つ。特に保温・保冷技術に関するノウハウは蓄積されているが、特許や独自技術の公開情報は限定的であり、明確な無形資産としての強みは現時点では限定的。
炊飯器や電気ポットなどの主要製品は、一度使い慣れたブランドや機能に愛着を持つ顧客が多く、他社製品への乗り換えには一定の心理的・習慣的ハードルが存在する。特に高齢者層におけるスイッチングコストは比較的高めと推測される。
同社の製品は、個々の顧客が利用するものであり、ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるネットワーク効果は発生しない。
グローバルな生産体制や効率化努力は行われているものの、競合他社と比較して構造的に大幅なコスト優位性を持つという明確な証拠は乏しい。為替変動や原材料価格の影響を受けやすい。
炊飯器やポット、保温・保冷ボトルなどの分野では、国内市場において一定のシェアを確保しており、生産・販売規模による効率性は一定程度存在する。しかし、グローバル市場全体で見ると、大手家電メーカーと比較して規模の経済性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
「象印」ブランドの維持・向上による顧客ロイヤルティの強化
高付加価値製品(IH炊飯器、高性能ポット等)へのシフトによる利益率改善
海外市場でのブランド浸透と販売チャネル拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
国内市場の人口減少と少子高齢化による需要の縮小
競合他社による低価格製品や高機能製品の投入による価格競争激化
新興国メーカーの台頭によるグローバル市場での競争力低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
象印マホービンの投資が失敗するには、まず「象印」ブランドの価値が急速に失墜し、顧客が競合他社製品に容易に乗り換えるようになる必要がある。具体的には、製品の品質低下やデザインの陳腐化、あるいは競合による革新的な技術や低価格戦略が市場を席巻し、同社の既存顧客層が魅力を感じなくなるシナリオが考えられる。また、グローバル展開が想定通りに進まず、国内市場の縮小を補えない状況が長期化することも、成長期待を大きく損なう要因となるだろう。さらに、サプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰が、同社のコスト競争力を著しく低下させ、利益を圧迫し続ける状況も考えられる。
5年後のモート予測
ブランド力とスイッチングコストを維持しつつ、高付加価値製品の海外展開を加速。堅調な収益性を確保し、安定的な成長軌道を描く。
国内市場の成熟化に対応しつつ、海外市場での緩やかな成長を目指す。ブランド力と一定のスイッチングコストを維持し、安定収益を確保する。
国内市場の縮小が顕著になり、海外市場での競争激化によりシェアを奪われる。ブランドイメージの低下や価格競争により、収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,065億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 75.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 19.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 17.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.18倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準