興研(7963)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 79 | 6 | 4 | 6 | 4.3 | 77.2 | 25.0 | 54.2 |
| FY2017 | 85 | 7 | 5 | -2 | 5.2 | 98.2 | 30.0 | 54.0 |
| FY2018 | 83 | 5 | 4 | -17 | 3.7 | 71.6 | 25.0 | 50.7 |
| FY2019 | 86 | 6 | 4 | 18 | 3.8 | 74.2 | 25.0 | 53.4 |
| FY2020 | 102 | 11 | 8 | 8 | 8.0 | 167.3 | 45.0 | 55.1 |
| FY2021 | 102 | 9 | 9 | 8 | 7.8 | 172.3 | 35.0 | 56.7 |
| FY2022 | 106 | 12 | 8 | 4 | 7.1 | 167.9 | 45.0 | 57.5 |
| FY2023 | 106 | 10 | 7 | 9 | 5.7 | 141.9 | 35.0 | 59.3 |
| FY2024 | 108 | 10 | 7 | 6 | 5.5 | 146.1 | 35.0 | 62.5 |
| FY2025 | 119 | 13 | 9 | -2 | 6.4 | 179.8 | 50.0 | 61.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
興研は防じんマスク、防毒マスク等の保護具を主力とする企業であり、特定の強力なブランドや特許、規制ライセンスによる独占的な地位を示す情報は確認できない。汎用品としての競争が想定される。
防じん・防毒マスクは、労働安全衛生法等の法令遵守のため、用途や作業環境に応じて適切な製品を選定・使用する必要がある。一度採用された製品が、品質や信頼性から継続して使用される傾向はあるが、他社製品への切り替えが極端に困難なほどのロックイン効果は限定的。
興研の製品は、個々のユーザーが利用することで価値が増すようなネットワーク効果は発生しない。BtoBビジネスが中心であり、プラットフォーム型ビジネスではない。
保護具の製造において、大量生産によるコスト削減効果は一定程度期待できる。しかし、原材料価格の変動や、競合他社との価格競争により、持続的なコスト優位性を確立しているとは断定しにくい。
保護具市場において、興研は国内有数のメーカーであり、一定のシェアを確保している。特に防じん・防毒マスク分野では、長年の実績とノウハウを持つことから、業界内での効率的な生産・供給体制を構築していると考えられる。しかし、グローバル市場での圧倒的な規模とは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
労働安全衛生意識の高まりによる保護具需要の継続的な増加
新興国市場への展開による売上拡大
高付加価値製品(例:特定用途向け高性能マスク)の開発・販売成功
弱気シナリオ(モート侵食)
安価な競合製品の台頭による価格競争の激化
代替技術(例:より高度な換気システム)の普及によるマスク需要の減少
原材料価格の高騰による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
興研の投資が失敗するには、まず、労働安全衛生に関する規制が緩和され、保護具の必要性が低下することが考えられる。また、中国などの低コスト国からの参入障壁が極めて低く、価格競争に陥り、興研がコスト優位性を失うシナリオも考えられる。さらに、保護具の性能を凌駕するような、より安全な作業環境を実現する技術革新(例:AIによる作業監視と自動化)が進み、マスク自体の需要が陳腐化することも、興研の競争優位性を根底から覆す可能性がある。加えて、主要顧客である製造業の景気低迷が長期化し、保護具への投資が抑制されることも、興研の成長を阻害する要因となりうる。
5年後のモート予測
労働安全衛生意識の高まりと新興国需要を取り込み、高付加価値製品の販売増により、売上・利益ともに堅調に成長する。
国内市場は安定推移、海外市場の成長を取り込みつつ、価格競争の影響を受けながらも、一定のシェアを維持し、緩やかな成長を続ける。
安価な競合品の攻勢や代替技術の台頭により、価格競争が激化し、収益性が悪化。市場シェアも徐々に低下していく。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 93億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 61.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 2.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.67倍 |
合格数:4/7 部分的合格