JSP(7942)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,090 | 96 | 73 | 45 | 9.5 | 244.9 | — | 64.1 |
| FY2017 | 1,143 | 91 | 69 | 32 | 8.2 | 229.9 | 50.0 | 63.3 |
| FY2018 | 1,161 | 55 | 43 | -30 | 5.1 | 144.6 | 50.0 | 62.1 |
| FY2019 | 1,134 | 51 | 36 | -9 | 4.3 | 122.1 | 50.0 | 63.4 |
| FY2020 | 1,027 | 52 | 30 | 70 | 3.5 | 101.2 | 50.0 | 63.9 |
| FY2021 | 1,141 | 46 | 29 | 1 | 3.2 | 97.1 | 50.0 | 63.9 |
| FY2022 | 1,317 | 30 | 25 | 22 | 2.6 | 84.9 | 50.0 | 63.5 |
| FY2023 | 1,351 | 76 | 64 | 76 | 6.4 | 221.8 | 50.0 | 62.8 |
| FY2024 | 1,423 | 69 | 51 | 3 | 4.8 | 193.3 | 65.0 | 65.6 |
| FY2025 | 1,455 | 78 | 66 | 78 | 5.8 | 251.9 | 80.0 | 65.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
JSPは発泡樹脂分野で長年の実績と一定のブランド認知を持つが、特許や独自IPによる明確な独占性は限定的。競合他社も類似技術を有しており、無形資産による強固な競争優位性は現時点では弱い。
自動車部品や包装材など、JSPの製品は顧客のサプライチェーンに組み込まれている。仕様変更やサプライヤー変更には一定のコストや手間がかかるため、軽微なスイッチング・コストは存在する。しかし、代替材料や競合製品への移行が完全に不可能ではない。
JSPの事業は、製品の利用者が増えることで価値が増大するようなネットワーク効果は発生しない。個々の顧客との取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスではない。
発泡ポリスチレン(EPS)や発泡ポリプロピレン(EPP)などの製造において、長年の経験と生産ノウハウの蓄積により、一定のコスト競争力を有していると考えられる。特に、スケールメリットを活かした効率的な生産体制が強み。
発泡樹脂分野、特に自動車内装材や包装材向けEPS/EPPにおいて、JSPは国内有数のシェアを持つ。グローバルにも生産拠点を持ち、一定の規模の経済を享受している。業界内での寡占的な地位は、規模の経済によるコスト優位性を支える。
競合との比較優位
強気シナリオ
EV化の進展による軽量化ニーズの高まりで、EPP需要が拡大する。
環境対応型製品(リサイクル材活用など)の開発・普及が進む。
グローバルでの生産・販売網の強化により、新興国市場でのシェアを拡大する。
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格(石油化学製品)の変動が収益性を圧迫する。
競合他社による低価格攻勢や技術革新により、価格競争が激化する。
自動車産業の構造変化(CASE対応の遅れなど)が、主要顧客の需要を減少させる。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
JSPの投資が失敗するには、まず同社が長年培ってきた発泡樹脂製造におけるコスト優位性や生産効率が、競合他社の新規参入や既存競合の技術革新によって陳腐化することが必要である。特に、より安価な代替素材の登場や、より低コストで高品質な製品を製造できる技術を持つ競合が現れ、JSPの価格決定力が失われるシナリオが考えられる。また、主要顧客である自動車メーカーが、JSPの製品を採用しない、あるいはより安価な代替品を選択する動きが加速することも、同社の競争優位性を損なう要因となる。さらに、グローバルな生産・販売網が、地政学的リスクやサプライチェーンの混乱によって機能不全に陥り、規模の経済が失われることも、投資失敗のシナリオとして考えられる。
5年後のモート予測
EVシフトや環境規制強化を追い風に、高機能発泡樹脂の需要が拡大。グローバル展開の加速とコスト競争力維持により、売上・利益ともに堅調に成長する。
自動車産業の構造変化に対応しつつ、既存事業の効率化を進める。緩やかながらも安定した成長を維持し、収益性は横ばい傾向となる。
原材料価格の高騰と競合激化により、価格競争が激化。自動車産業の低迷も重なり、売上・利益ともに減少基調となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 677億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 65.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 43.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.62倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-07-01 臨時報告書