大研医器(7775)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 83 | 17 | 12 | -0 | 17.7 | 38.5 | — | 64.2 |
| FY2016 | 84 | 17 | 12 | 7 | 17.1 | 41.6 | — | 66.1 |
| FY2017 | 86 | 15 | 10 | 6 | 15.1 | 33.8 | 25.0 | 60.1 |
| FY2018 | 84 | 12 | 9 | 7 | 14.8 | 29.1 | 25.0 | 52.6 |
| FY2019 | 85 | 12 | 9 | 13 | 14.1 | 29.9 | 20.0 | 55.3 |
| FY2020 | 79 | 9 | 7 | 3 | 10.9 | 23.5 | 20.0 | 57.5 |
| FY2021 | 85 | 12 | 8 | 9 | 12.9 | 28.9 | 20.0 | 59.0 |
| FY2022 | 91 | 11 | 7 | 8 | 10.8 | 24.8 | 20.0 | 59.7 |
| FY2023 | 98 | 14 | 10 | 14 | 14.1 | 34.4 | 20.0 | 63.5 |
| FY2024 | 100 | 15 | 11 | 10 | 14.6 | 38.2 | 21.0 | 66.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
大研医器は、医療機器分野における長年の実績と、特定のニッチ市場での認知度を持つ。特に、麻酔器や人工呼吸器関連の消耗品、医療ガス供給システムなどの分野で、医療機関からの信頼を得ていると考えられる。しかし、特許やブランド力が決定的な競争優位となるほどのレベルには至っていない可能性が高い。
医療機器、特に生命維持に関わる分野では、機器の入れ替えや消耗品の変更には、安全性、有効性、トレーニング、規制当局の承認など、多くのハードルが存在する。一度導入されたシステムや消耗品からの乗り換えは、医療機関にとって時間的、コスト的、そしてリスク的な負担が大きいため、一定のスイッチング・コストが働く可能性がある。
大研医器の事業モデルにおいて、ネットワーク効果が競争優位の源泉となっているという明確な証拠はない。製品の利用者が増えることで、製品自体の価値が向上するようなプラットフォーム型のビジネスではない。
医療機器業界全体として、製造コストの低減努力は行われていると考えられるが、大研医器が他社と比較して構造的に著しく低いコストで生産・提供できるような、明確なコスト優位性を示す情報は現時点では確認できない。
大研医器は、特定の医療機器分野で一定のシェアを持つと考えられるが、業界全体を支配するような規模の経済性や、寡占市場を形成するほどの圧倒的な市場シェアを有しているとは考えにくい。ニッチ市場での一定の地位は確保している可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
既存顧客基盤からの安定した消耗品・保守サービス収入の継続
特定のニッチ市場における技術的優位性の維持・強化
新興国市場など、成長が見込まれる地域への展開成功裡れる地域への展開成功裡な展開
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による、より低価格または高機能な代替製品の投入
医療機器に関する規制変更や、安全性に関する問題の発生
主要顧客である医療機関の経営悪化や、医療費抑制政策の影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
大研医器への投資が失敗するシナリオを考える場合、まず、同社が依存しているスイッチング・コストが、予想以上に早く、あるいは容易に乗り越えられるようになる状況が考えられる。例えば、競合他社が、既存システムとの互換性を高めた新製品を低価格で投入し、医療機関がリスクを冒してでも乗り換えを進めるインセンティブが働く場合である。また、医療機器の安全性に関する重大な問題が発覚し、リコールや販売停止に追い込まれる、あるいは、医療費抑制の流れが加速し、医療機関がコスト削減のために、より安価な代替品への切り替えを余儀なくされるといった状況も考えられる。さらに、同社が長年培ってきた特定のニッチ市場での技術的優位性が、急速な技術革新によって陳腐化し、競合に追いつかれる、あるいは追い越される可能性も否定できない。これらの要因が複合的に作用することで、同社の競争優位性が失われ、収益性が低下する可能性がある。
5年後のモート予測
スイッチング・コストを維持しつつ、ニッチ市場でのシェア拡大と新興国市場での成功により、安定的な収益成長を達成する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を続ける。大きな飛躍はないものの、堅実な経営を継続する。
競合の台頭や規制強化により、既存事業の収益性が低下し、成長が鈍化または停滞する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 127億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 9.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 11.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.70倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-26 臨時報告書