ワタミ(7522)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,282 | -3 | 78 | 217 | 40.9 | 209.1 | — | 36.9 |
| FY2016 | 1,003 | 2 | -18 | -39 | -10.8 | -46.9 | — | 40.3 |
| FY2017 | 965 | 7 | 2 | 24 | 0.9 | 3.9 | 5.0 | 39.5 |
| FY2018 | 947 | 11 | 14 | 25 | 7.9 | 35.1 | 7.5 | 42.5 |
| FY2019 | 909 | 1 | -29 | -41 | -20.3 | -74.9 | 7.5 | 34.1 |
| FY2020 | 609 | -97 | -116 | -77 | -343.8 | -293.3 | 2.5 | 7.0 |
| FY2021 | 644 | -36 | -18 | -143 | -12.6 | -45.5 | 0.0 | 27.7 |
| FY2022 | 779 | 15 | 17 | 17 | 9.4 | 41.3 | 0.0 | 30.9 |
| FY2023 | 823 | 38 | 42 | 17 | 18.9 | 92.7 | 7.5 | 34.1 |
| FY2024 | 887 | 46 | 35 | 3 | 13.0 | 75.9 | 10.0 | 37.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ワタミブランドは外食業界で一定の認知度を持つが、競合他社との差別化が明確な特許やIPは限定的。特に「ミライザカ」や「鳥メロ」などのブランドは、類似業態の店舗との競争に晒されている。ブランド価値の維持・向上には継続的な投資とマーケティングが必要。
既存顧客のロイヤルティは存在するものの、外食産業の特性上、顧客は価格、メニュー、立地、雰囲気など多様な要因で容易に競合店へ乗り換える可能性がある。特に、単価が比較的安価な業態ではスイッチング・コストは低い傾向にある。
外食産業であり、プラットフォーム型のネットワーク効果は基本的に見られない。顧客が増えることで店舗の価値が直接的に向上する構造ではない。デリバリープラットフォームとの連携はあるが、それは外部サービスへの依存であり、自社独自のネットワーク効果ではない。
セントラルキッチン方式の導入や仕入れの効率化により、一定のコスト優位性を目指している。しかし、人件費の高騰や原材料価格の変動リスクは常に存在し、競合他社も同様の効率化を進めているため、構造的なコスト優位性は限定的。
国内に多数の店舗を展開しており、一定の規模の経済を享受している。特に、セントラルキッチンの稼働効率や仕入れ交渉力において、小規模事業者に対しては優位性を持つ。しかし、外食業界全体のプレイヤーは多く、寡占化が進んでいるとは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
既存ブランドの収益性改善と新規ブランドの成功による成長回復
デリバリー・テイクアウト事業のさらなる拡大と効率化
コスト構造改革の進展による利益率の向上
弱気シナリオ(モート侵食)
外食需要の低迷や消費者の嗜好変化への対応遅れ
人件費・原材料費の高騰による収益性の悪化
競合他社との価格競争激化によるシェア低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ワタミの投資が失敗するには、同社が持つ規模の経済やセントラルキッチンによるコスト効率化といった強みが、外食市場全体の構造的な変化や競合のイノベーションによって陳腐化することが必要である。例えば、個人経営の小規模店舗が、独自のコンセプトや地域密着戦略で急速に顧客を獲得し、ワタミの標準化されたサービスモデルが魅力を失うシナリオ。また、デリバリープラットフォームへの依存度が高まる中で、プラットフォーム側の手数料率上昇や規約変更が収益を圧迫し、自社でのデリバリー網構築も追いつかない状況も考えられる。さらに、食の安全や健康志向への急速なシフトに対し、同社のメニュー開発や食材調達が遅れを取り、顧客離れが加速することも、モートの崩壊につながるだろう。
5年後のモート予測
既存ブランドのテコ入れと新規業態開発が奏功し、既存店売上高の回復と新規出店による成長軌道に乗る。デリバリー・テイクアウト事業も拡大し、収益性が改善する。
緩やかな回復基調となるが、外食市場全体の成長鈍化や人件費・原材料費の高騰の影響を受け、過去のような高い成長は見込めない。コスト効率化と既存店売上維持が中心となる。
消費者の外食離れや競合激化により、既存店売上高が低迷。コスト削減努力も追いつかず、収益性は悪化。不採算店舗の閉鎖が続き、事業規模が縮小するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 430億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 37.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 6年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 12.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.59倍 |
合格数:1/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書