アレンザホールディングス(3546)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 635 | 17 | 11 | -22 | 8.8 | 88.7 | — | 22.0 |
| FY2017 | 787 | 17 | 10 | 37 | 7.8 | 70.2 | 13.0 | 22.5 |
| FY2018 | 798 | 4 | -1 | -2 | -0.5 | -4.3 | 26.0 | 22.9 |
| FY2019 | 1,377 | 33 | 19 | 55 | 9.2 | 66.2 | 26.0 | 25.5 |
| FY2020 | 1,574 | 84 | 51 | 96 | 20.5 | 171.3 | 26.0 | 29.7 |
| FY2021 | 1,569 | 63 | 41 | -55 | 14.6 | 135.9 | 36.0 | 34.7 |
| FY2022 | 1,492 | 54 | 27 | -5 | 9.1 | 89.8 | 36.0 | 34.5 |
| FY2023 | 1,497 | 41 | 24 | 5 | 7.7 | 78.7 | 38.0 | 33.7 |
| FY2024 | 1,533 | 35 | 21 | 28 | 6.6 | 69.4 | 38.0 | 35.0 |
| FY2025 | 1,506 | 41 | 25 | 69 | 7.6 | 84.8 | 38.0 | 35.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
アレンザホールディングスは、地域密着型のスーパーマーケット事業を主軸としており、特定の強力なブランド力や特許、規制ライセンス、独占的IPなどは確認されません。事業の性質上、無形資産による競争優位性は限定的と考えられます。
地域密着型スーパーマーケットとしての「お馴染み感」や、長年培ってきた地域住民との信頼関係は、一定のスイッチング・コストを生み出す可能性があります。しかし、食品スーパー業界全体としては競合が多く、価格や品揃えで容易に乗り換えられる側面も存在します。
アレンザホールディングスの事業モデルは、顧客が増えることでサービスの価値が向上するネットワーク効果を期待できるものではありません。個々の店舗の利用は独立しており、他顧客の利用状況が自身の満足度に直接影響を与える構造ではありません。
地域密着型スーパーマーケットとして、効率的な仕入れや物流網の構築に努めている可能性はありますが、業界全体で価格競争が激しいため、構造的なコスト優位性を確立しているとは考えにくいです。規模の経済も限定的と推測されます。
アレンザホールディングスは、特定の地域において一定の店舗網を有しており、その地域内での規模の経済は一部存在する可能性があります。しかし、全国的な競争環境を考慮すると、業界全体に対して最適な少数寡占を形成しているとは言えません。
競合との比較優位
強気シナリオ
地域社会への深い浸透と顧客ロイヤルティの維持・向上
効率的な店舗運営と商品開発による差別化
M&Aや新規出店による着実な事業拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による価格攻勢や異業種からの参入
消費者の購買行動の変化(オンラインシフトなど)への対応遅れ
地域経済の低迷や人口減少による売上への影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
アレンザホールディングスへの投資が失敗するシナリオは、同社が地域社会との繋がりを維持できず、顧客が競合他社やオンラインストアへ容易に流出してしまう状況が考えられます。特に、価格競争力や利便性において後れを取り、長年培ってきた地域での信頼や「お馴染み感」が失われた場合、スイッチング・コストは急速に低下します。また、デジタル化への対応が遅れ、新たな顧客層の獲得や既存顧客のニーズ変化に対応できなければ、事業基盤そのものが揺らぎます。さらに、地域経済の衰退や人口減少が予想以上に深刻化し、同社の主要顧客層の購買力が低下することも、事業継続性を脅かす要因となり得ます。これらの要因が複合的に作用することで、同社の競争優位性は失われ、投資としての魅力は大きく損なわれるでしょう。
5年後のモート予測
地域密着戦略が奏功し、顧客ロイヤルティを維持・向上させながら、効率的な店舗運営と商品開発で売上・利益を堅調に伸ばす。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。競合との競争は続くが、地域での一定の地位を保つ。
価格競争の激化や消費者の変化に対応できず、売上・利益が減少。地域経済の低迷も重なり、事業基盤が弱体化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 437億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 35.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -1.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 17.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.36倍 |
合格数:1/7 部分的合格