村上開明堂(7292)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 657 | 58 | 41 | 24 | 8.3 | 315.0 | — | 70.0 |
| FY2016 | 699 | 73 | 50 | 52 | 9.4 | 389.5 | — | 71.7 |
| FY2017 | 722 | 77 | 53 | 10 | 9.0 | 408.9 | 32.0 | 73.5 |
| FY2018 | 737 | 71 | 49 | 49 | 8.0 | 377.7 | 36.0 | 74.6 |
| FY2019 | 777 | 70 | 50 | 32 | 7.6 | 388.5 | 44.0 | 77.8 |
| FY2020 | 741 | 51 | 37 | 58 | 5.5 | 291.0 | 48.0 | 76.6 |
| FY2021 | 736 | 49 | 39 | 34 | 5.4 | 309.2 | 50.0 | 78.1 |
| FY2022 | 906 | 56 | 54 | 51 | 6.8 | 437.7 | 55.0 | 75.8 |
| FY2023 | 1,046 | 83 | 59 | 89 | 6.8 | 493.7 | 84.0 | 77.7 |
| FY2024 | 1,092 | 89 | 59 | 53 | 6.4 | 513.6 | 160.0 | 77.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
村上開明堂は自動車用ガラス製品を製造する企業であり、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに関する情報は公開情報からは確認できない。技術力は存在するものの、それが他社に対する圧倒的な優位性や模倣困難な無形資産となっているかは不明瞭。
自動車メーカーとの取引は長期にわたることが多く、一度採用された部品サプライヤーは、品質、コスト、納期の信頼性から、他社への切り替えが容易ではない。特に、特定の車種向けにカスタマイズされたガラス製品の場合、開発・評価コストや生産ラインの再構築を考慮すると、スイッチング・コストは一定程度存在する。
村上開明堂の事業は、自動車メーカーとのBtoB取引が中心であり、ユーザーが増えることで製品・サービスの価値が増大するネットワーク効果は基本的に存在しない。
自動車用ガラス製造は、一定の規模と技術が必要であり、効率的な生産体制を構築していると考えられる。しかし、原材料価格の変動や競合他社との価格競争に晒されており、構造的なコスト優位性を確立しているとは断定できない。規模の経済によるコスト削減効果は限定的。
自動車用ガラス市場は、主要な数社が市場シェアを占める寡占市場である。村上開明堂は、国内大手メーカーの一つとして、一定の市場シェアと生産規模を有しており、業界規模に対して最適な少数寡占の一角を担っていると考えられる。これにより、効率的な生産と供給体制を維持している。
競合との比較優位
強気シナリオ
主要自動車メーカーとの強固な関係維持と、EVシフト等に対応した新製品開発によるシェア拡大。
生産効率の改善とサプライチェーン管理の最適化によるコスト競争力の維持・向上。
海外市場への展開拡大による新たな収益源の確保。
弱気シナリオ(モート侵食)
自動車メーカーの生産台数減少や、海外競合他社の台頭による市場シェアの低下。
原材料価格の高騰や、為替変動による収益性の悪化。
技術革新への対応遅れや、代替素材の登場による製品需要の減少。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
村上開明堂の投資が失敗するには、まず自動車メーカーとの長期的な取引関係が、予想以上に簡単に解消される必要がある。例えば、自動車メーカーがサプライヤーの多様化を急速に進め、村上開明堂の技術力や品質、納期対応能力が競合他社に劣ると判断され、主要車種からの取引が打ち切られるシナリオだ。また、ガラス以外の素材(例えば、軽量化のためのポリカーボネートなど)が自動車の窓材として急速に普及し、村上開明堂の既存の製造設備や技術が陳腐化する可能性も考えられる。さらに、中国などの新興国メーカーが、低価格かつ高品質な製品を武器に日本市場へ本格参入し、価格競争で村上開明堂が劣勢に立たされることも、モートを侵食する要因となりうる。
5年後のモート予測
EVシフトへの対応や海外展開が進み、自動車生産の回復に伴い売上・利益が着実に成長。生産効率向上で利益率も改善し、安定した株主還元が継続される。
国内自動車生産の緩やかな回復と、既存取引先との関係維持により、売上・利益は横ばい傾向。新技術への投資負担や競争激化で、利益成長は限定的となる。
自動車生産の低迷、海外競合の攻勢、新素材へのシフトにより、売上・利益が減少。コスト削減圧力も強まり、収益性が悪化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 817億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 77.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 18.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.92倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-06-26 臨時報告書