愛三工業(7283)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,038 | 82 | 45 | -20 | 5.3 | 71.9 | — | 45.5 |
| FY2017 | 2,125 | 94 | 45 | 26 | 5.0 | 72.1 | 25.0 | 44.6 |
| FY2018 | 2,135 | 82 | 61 | -70 | 6.7 | 97.3 | 29.0 | 45.6 |
| FY2019 | 2,055 | 72 | -51 | -19 | -6.1 | -80.6 | 27.0 | 42.5 |
| FY2020 | 1,814 | 50 | 35 | 110 | 4.0 | 56.0 | 20.0 | 44.3 |
| FY2021 | 1,938 | 98 | 68 | 66 | 6.8 | 108.4 | 18.0 | 48.0 |
| FY2022 | 2,408 | 136 | 85 | -93 | 7.7 | 135.0 | 29.0 | 47.1 |
| FY2023 | 3,143 | 155 | 117 | 290 | 8.4 | 187.6 | 35.0 | 49.4 |
| FY2024 | 3,373 | 183 | 132 | 81 | 9.4 | 211.9 | 55.0 | 45.1 |
| FY2025 | 3,308 | 183 | 131 | -44 | 8.9 | 227.6 | 68.0 | 45.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
特定のブランド力や特許による独占的な地位は限定的。ただし、長年の自動車部品サプライヤーとしての実績と信頼は無形資産の一部と見なせる可能性がある。
自動車部品は、サプライヤー変更に伴う開発・評価コスト、生産ラインの変更、品質保証体制の再構築など、多大なスイッチングコストが発生する。特に、主要サプライヤーとしての地位を確立している場合、そのコストは大きい。
ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。
自動車業界全体のコスト削減圧力は高く、効率的な生産体制の構築は必須。しかし、他社との圧倒的なコスト優位性を確立しているという明確な証拠は少ない。
自動車部品業界は、一定の生産規模を持つ企業が有利となる傾向がある。愛三工業は、特定の部品分野において一定のシェアと生産能力を有しており、規模の経済を活かしていると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
EVシフトに対応した新製品開発によるシェア拡大
グローバル自動車メーカーとの強固な関係維持・深化
生産効率改善によるコスト競争力の維持・向上
弱気シナリオ(モート侵食)
EVシフトへの対応遅れによる既存事業の縮小
競合他社による技術革新や低価格攻勢
主要顧客である自動車メーカーの業績悪化や生産台数減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
愛三工業の競争優位性が失われるシナリオは、まず自動車業界全体の構造変化、特にEV化の進展が既存の内燃機関関連部品事業を急速に陳腐化させることである。もし同社がEV向け部品への転換に失敗し、かつ、主要顧客が競合サプライヤーを新たに採用する、あるいは内製化を進める場合、スイッチングコストの優位性は急速に低下する。また、中国などの新興国メーカーが、低コストかつ高品質な部品を大量供給できるようになり、価格競争が激化することも考えられる。さらに、サプライチェーンの再編が進み、より規模の大きなグローバル企業が優位に立つ中で、愛三工業がその中で埋没してしまう可能性も否定できない。
5年後のモート予測
EV関連部品への成功裏な転換と、既存事業の効率的な縮小により、売上・利益ともに安定的に成長。グローバルでの地位を確立する。
EVシフトへの対応は進むものの、既存事業の縮小を完全にカバーできず、緩やかな成長に留まる。収益性は維持される。
EVシフトへの対応が遅れ、既存事業も競合の攻勢により縮小。売上・利益ともに大幅に減少するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,026億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 45.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 19.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 7.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.72倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-06-16 臨時報告書