7202

いすゞ自動車(7202)に経済的な堀はあるか

輸送用機器 自動車・輸送機

株価

現在株価
2,320
2026-09-01
時価総額
16,875 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 19,532 1,464 939 640 9.8 119.1 43.5
FY2017 20,704 1,668 1,057 698 9.7 134.2 32.0 44.5
FY2018 21,492 1,768 1,134 700 10.2 150.2 33.0 43.6
FY2019 20,799 1,406 812 310 7.2 110.1 37.0 44.3
FY2020 19,082 957 427 1,295 3.5 57.9 38.0 45.5
FY2021 25,143 1,872 1,262 -2,488 9.1 162.9 30.0 41.8
FY2022 31,955 2,535 1,517 1,466 10.1 195.8 66.0 42.9
FY2023 33,867 2,931 1,764 1,435 10.6 229.9 79.0 44.8
FY2024 32,356 2,295 1,401 517 9.1 190.8 92.0 41.6
FY2025 92.0

バフェット流モート診断

無形資産
●●○○○
2/5
スイッチング
●●●○○
3/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●●●○○
3/5
効率規模
●●●●●
5/5

総合スコア:13/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産2/5

いすゞ自動車は、商用車分野における長年の実績と信頼性により、一定のブランド価値を築いている。特に、小型トラック「エルフ」や大型トラック「ギガ」は、国内外で高い認知度を持つ。しかし、特許や独自IPによる明確な優位性は限定的であり、ブランド価値の持続性には競合他社の動向も影響する。

スイッチングコスト3/5

商用車は、車両の性能、信頼性、メンテナンス体制、そしてディーラーネットワークが顧客の選定において重要な要素となる。一度導入した車両やサービス体制に慣れた顧客が、他社へ乗り換える際には、新たな学習コスト、メンテナンス網の再構築、予備部品の調達などの手間が発生するため、一定のスイッチング・コストが存在する。

ネットワーク効果0/5

いすゞ自動車の事業モデルにおいて、ネットワーク効果は直接的な競争優位性とはなりにくい。車両の販売やアフターサービスは、個々の顧客との関係性が中心であり、ユーザー数の増加が直接的に製品やサービスの価値を高める構造ではない。

コスト優位3/5

いすゞは、商用車に特化することで、開発・生産・調達における効率化を図っている。特に、グローバルでのプラットフォーム共通化や、部品共通化を進めることで、規模の経済を活かしたコスト競争力を維持している。しかし、原材料価格の変動や、新興国メーカーの台頭による価格競争圧力は存在する。

規模の経済5/5

いすゞ自動車は、世界有数の商用車メーカーであり、特に中・大型トラックおよび小型トラックの分野で高いシェアを持つ。グローバルな生産・販売ネットワークと、規模の経済による効率的な生産体制は、新規参入者にとって容易に模倣できない強固な障壁となっている。この規模は、開発投資やサプライチェーン管理においても優位性をもたらす。

競合との比較優位

強気シナリオ

電動化・自動運転技術への積極的な投資と実用化

グローバルでの商用車市場拡大の恩恵

UDトラックス統合によるシナジー効果の最大化

弱気シナリオ(モート侵食)

競合他社の技術革新への追随遅延

新興国市場での価格競争激化

サプライチェーンの混乱や原材料高騰の長期化

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

いすゞ自動車の投資が失敗するには、まず同社が長年培ってきた商用車分野における「規模の経済」を基盤とした競争優位性が、急速に陳腐化する必要がある。具体的には、電動化や自動運転といった次世代技術において、競合他社(特にテスラのような異業種からの参入者や、中国のBYDのような新興勢力)が圧倒的な技術的優位性を確立し、いすゞの既存のプラットフォームやサプライチェーンが全く通用しなくなるシナリオが考えられる。また、グローバルな販売・サービス網の維持・拡大が困難になり、顧客サポート体制が他社に劣後することで、スイッチング・コストを乗り越えられてしまう状況も、同社の優位性を損なう要因となるだろう。さらに、主要市場における規制強化や、地政学リスクによるサプライチェーンの分断が、規模の経済によるコスト優位性を失わせる可能性も否定できない。

5年後のモート予測

強気

電動化・自動運転技術のリードとグローバル市場でのシェア拡大により、売上・利益ともに堅調に成長。特に新興国市場での優位性を維持し、高収益化を達成する。

中立

既存事業の安定成長に加え、電動化への移行を順次進める。グローバル市場でのシェアは維持しつつ、緩やかな成長軌道を描く。

弱気

技術革新への対応遅れや激化する価格競争により、市場シェアを低下させる。電動化への投資負担が重く、収益性が悪化するリスクがある。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 16,875億
2. 健全な財務 自己資本比率 41.6%
3. 利益の安定性 9年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 5.4%
6. 適度なPER PER 12.1倍
7. 適度なPBR PBR 1.19倍

合格数:5/7 防衛的投資家候補水準

直近の適時開示

同業他社

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