ヤマハ発動機(7272)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 15,028 | 1,086 | 632 | 966 | 11.0 | 180.8 | 60.0 | 40.5 |
| FY2017 | 16,701 | 1,498 | 1,016 | 731 | 15.3 | 290.9 | 88.0 | 44.0 |
| FY2018 | 16,731 | 1,408 | 934 | 106 | 13.4 | 267.4 | 90.0 | 45.9 |
| FY2019 | 16,648 | 1,154 | 757 | 195 | 10.1 | 216.8 | 90.0 | 46.0 |
| FY2020 | 14,713 | 817 | 531 | 665 | 7.1 | 151.9 | 60.0 | 43.6 |
| FY2021 | 18,125 | 1,823 | 1,556 | 903 | 17.3 | 445.7 | 115.0 | 46.9 |
| FY2022 | 22,485 | 2,249 | 1,744 | -32 | 16.6 | 511.5 | 125.0 | 45.9 |
| FY2023 | 24,148 | 2,507 | 1,641 | -368 | 13.9 | 163.6 | 145.0 | 43.7 |
| FY2024 | 25,762 | 1,815 | 1,081 | 481 | 8.8 | 110.1 | 50.0 | 41.7 |
| FY2025 | 25,342 | 1,264 | 161 | 525 | 1.3 | 16.6 | 35.0 | 39.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ヤマハ発動機は、二輪車、マリン製品、特機製品など多岐にわたる製品群で、長年培ってきたブランド力とデザイン性が強み。特に二輪車分野では、世界的に高い認知度を誇り、特定のモデルでは熱狂的なファン層が存在する。これは模倣困難な無形資産と言える。
二輪車やマリン製品においては、特定のブランドへの愛着や慣れから乗り換えに抵抗を感じる顧客はいる。しかし、性能や価格、デザインなどの要因で他社製品への乗り換えも十分に起こりうるため、スイッチング・コストは限定的。
ヤマハ発動機は、製品単体の価値提供が中心であり、ユーザーが増えることで製品価値が飛躍的に向上するようなネットワーク効果は基本的に見られない。
グローバルな生産体制やサプライチェーンの最適化を進めているが、競合他社も同様の取り組みを行っており、顕著なコスト優位性を確立しているとは言えない。一部の部品調達や生産効率で差が出る可能性はある。
二輪車、マリンエンジン、ウォータービークル、スノーモビルなどの分野で、世界有数の生産・販売規模を誇る。特に二輪車市場では、ホンダ、スズキ、カワサキと並ぶ主要プレイヤーであり、規模の経済による効率的な生産・開発体制が競争力の源泉となっている。
競合との比較優位
二輪車、汎用エンジン、ロボットなど、より広範な事業領域を持つ。ブランド力、販売網、技術力において強力な競合。電動化への取り組みも積極的。
二輪車、四輪車、汎用エンジンなどを展開。特に小型車・二輪車に強み。コスト競争力やインド市場での強固な地位が特徴。
二輪車、重工、航空宇宙など。二輪車では高性能・高価格帯モデルに強みを持つ。特定のニッチ市場でのブランド力は高い。
強気シナリオ
電動化・自動化技術への積極投資による次世代モビリティ市場でのシェア拡大
高付加価値・高価格帯製品(プレミアムセグメント)でのブランド力維持・向上
新興国市場における二輪車需要の持続的な成長と、同社シェアの維持・拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
主要市場(先進国)における二輪車販売の鈍化・成熟化
電動化シフトへの対応遅れや、競合他社の技術革新による競争力低下
為替変動リスクや原材料価格高騰による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ヤマハ発動機への投資が失敗するには、同社が長年培ってきたブランド力やデザイン性が陳腐化し、顧客の嗜好の変化に対応できなくなる必要がある。特に、二輪車市場における電動化への移行が急速に進む中で、同社がバッテリー技術や充電インフラ、あるいは新たなモビリティソリューションにおいて、競合他社(特に新興EVメーカーや既存自動車メーカーの二輪部門)に対して決定的な遅れを取るシナリオが考えられる。また、グローバルな生産・販売網という規模の経済が、逆に固定費の重荷となり、市場環境の急変(例:パンデミックによるサプライチェーン寸断、世界的な景気後退による需要激減)に対して脆弱性を示す可能性もある。さらに、デザインやブランドロイヤリティが、より機能性やコストパフォーマンスを重視する顧客層に響かなくなり、価格競争に巻き込まれる状況も考えられる。
5年後のモート予測
電動化・自動化技術への投資が奏功し、次世代モビリティ市場で新たな収益源を確立。高付加価値製品を中心にブランド力を維持し、新興国市場での成長を取り込み、売上・利益ともに堅調に成長する。
既存事業(二輪車、マリン等)の安定的な収益基盤を維持しつつ、電動化への移行に段階的に対応。為替や原材料価格の変動に影響を受けながらも、規模の経済を活かして一定の競争力を保ち、緩やかな成長を続ける。
電動化への対応が遅れ、競合他社にシェアを奪われる。新興国市場の成長鈍化や、為替・原材料価格の悪化により、収益性が大幅に悪化。ブランドイメージも低下し、事業再編を余儀なくされる可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 12,871億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 39.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -68.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 79.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.14倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-29 大量保有報告書