北陸電気工業(6989)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 365 | 3 | 1 | -10 | 1.0 | 1.3 | — | 32.2 |
| FY2017 | 438 | 13 | 11 | 8 | 8.7 | 131.5 | 3.0 | 31.1 |
| FY2018 | 450 | 13 | 8 | -26 | 6.1 | 92.7 | 30.0 | 31.2 |
| FY2019 | 387 | 8 | 7 | 56 | 5.2 | 79.2 | 30.0 | 36.2 |
| FY2020 | 328 | 6 | 4 | 15 | 3.4 | 53.5 | 30.0 | 37.2 |
| FY2021 | 404 | 21 | 19 | -20 | 12.2 | 232.9 | 30.0 | 38.9 |
| FY2022 | 455 | 29 | 6 | -4 | 3.8 | 77.4 | 45.0 | 39.8 |
| FY2023 | 408 | 23 | 25 | 38 | 12.6 | 307.3 | 55.0 | 48.3 |
| FY2024 | 432 | 26 | 22 | 27 | 9.7 | 270.8 | 60.0 | 52.6 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 90.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
北陸電気工業は、特定の強力なブランド、特許ポートフォリオ、または規制ライセンスによる顕著な無形資産を有しているという公開情報は見当たらない。主力製品である積層セラミックコンデンサや抵抗器は、技術的優位性よりもコストや品質が競争要因となることが多い。
電子部品、特にコンデンサや抵抗器は、顧客の製品設計に組み込まれるため、仕様変更やサプライヤー変更には一定のリードタイムと評価コストが発生する。しかし、代替品も多く存在し、顧客が他社製品へ乗り換えることによる損失は限定的である可能性が高い。
北陸電気工業の事業モデルは、ユーザー数の増加が製品価値を高めるネットワーク効果を生み出す性質のものではない。BtoBの部品供給ビジネスであり、直接的なネットワーク効果は期待できない。
長年の製造経験と、特にアジア地域での生産拠点活用によるコスト競争力は一定程度存在する可能性がある。しかし、業界全体として価格競争が激しく、持続的な絶対的コスト優位性を確立しているとは断言しにくい。
積層セラミックコンデンサや抵抗器市場において、北陸電気工業は一定のシェアを持つニッチプレイヤーである。大手競合と比較すると規模は小さいが、特定の製品群や顧客層においては、効率的な生産・供給体制を構築している可能性がある。業界全体が成熟している中で、特定の分野での寡占的な地位を築いている可能性は否定できない。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定のニッチ市場におけるシェア拡大と価格決定力の向上
高付加価値製品の開発・投入による収益性改善
サプライチェーンの安定化と効率化によるコスト競争力の維持・強化
弱気シナリオ(モート侵食)
大手競合による価格攻勢とシェア奪取
新興国メーカーの台頭による低価格製品との競争激化
顧客ニーズの変化への対応遅れによる製品陳腐化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、北陸電気工業が「効率規模」のモートを維持・強化できない状況が真でなければならない。具体的には、主要なニッチ市場において、より大規模な競合他社が参入し、規模の経済を活かした低価格戦略や、より広範な製品ラインナップで顧客を囲い込むケースが考えられる。また、技術革新のスピードが速まり、同社が開発・生産能力で追随できず、既存の生産設備やノウハウが陳腐化するリスクも無視できない。さらに、顧客が仕様変更を容易に行えるようになり、スイッチング・コストが低下し、価格競争に巻き込まれる可能性も高まるだろう。グローバルなサプライチェーンの混乱が長期化し、同社の生産・供給体制が脆弱であることが露呈するシナリオも考えられる。
5年後のモート予測
ニッチ市場での地位を固め、高付加価値製品の貢献で売上・利益ともに堅調に成長。効率的な生産体制を維持し、安定したキャッシュフローを生み出す。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。価格競争の影響を受けつつも、一定のシェアを確保し、収益性を維持する。
大手競合や新興国メーカーの攻勢により、価格競争が激化し、シェア・収益性が低下。技術革新への対応も遅れ、事業の縮小を余儀なくされる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 197億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 52.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 5.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.85倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-01 臨時報告書