菊水ホールディングス(6912)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 80 | 6 | 5 | 2 | 5.1 | 53.8 | — | 79.8 |
| FY2016 | 77 | 5 | 3 | 3 | 3.7 | 39.8 | — | 80.3 |
| FY2017 | 80 | 5 | 3 | -1 | 3.6 | 40.6 | 22.0 | 78.9 |
| FY2018 | 89 | 7 | 4 | -1 | 4.7 | 53.5 | 22.0 | 80.0 |
| FY2019 | 91 | 7 | 5 | 5 | 5.2 | 59.9 | 23.0 | 81.6 |
| FY2020 | 82 | 4 | 3 | 8 | 3.3 | 39.2 | 23.0 | 83.3 |
| FY2021 | 101 | 10 | 7 | -1 | 6.5 | 85.1 | 20.0 | 81.2 |
| FY2022 | 121 | 15 | 11 | -0 | 8.9 | 128.4 | 30.0 | 78.0 |
| FY2023 | 125 | 19 | 13 | 10 | 9.8 | 155.4 | 38.0 | 82.5 |
| FY2024 | 134 | 20 | 14 | 19 | 10.2 | 173.4 | 47.0 | 80.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
菊水ホールディングスは、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに関する顕著な情報が見当たらない。事業内容は主に電子部品の製造・販売であり、これらの無形資産による競争優位性は現時点では限定的と判断される。
同社の製品(例:電源ユニット、カスタム電源)は、特定の産業機器や医療機器などに組み込まれる場合、顧客の設計変更コストや認証取得の手間から、一定のスイッチング・コストが発生する可能性がある。しかし、汎用性の高い製品も多く、乗り換え障壁は高くないと考えられる。
菊水ホールディングスの事業モデルは、ユーザー数の増加が製品やサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出す構造ではない。BtoBの部品供給が中心であり、プラットフォーム型ビジネスとは異なる。
長年の製造業としての経験や、効率的な生産体制の構築により、一定のコスト競争力を有している可能性がある。しかし、グローバルな競合と比較して、圧倒的なコスト優位性を示す具体的な証拠は乏しい。為替変動の影響も受ける。
電源ユニット市場において、一定のシェアと生産規模を有しており、業界内では無視できない存在である。特にカスタム電源分野では、顧客の要求に応じた設計・製造能力を持つことで、一定の地位を確立している。しかし、グローバルな大手競合と比較すると、規模の経済による圧倒的な優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
カスタム電源事業における技術力と顧客対応力の強化によるシェア拡大
高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
海外市場での販売チャネル拡大とブランド認知度向上
弱気シナリオ(モート侵食)
汎用品市場における価格競争の激化
新興国メーカーの台頭による競争力低下
主要顧客の業績悪化や生産移管による需要減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
菊水ホールディングスへの投資が失敗するには、同社が長年培ってきたカスタム電源における技術力と顧客との信頼関係が、競合他社のより低価格な製品や、より迅速な技術革新によって陳腐化することが真実でなければならない。特に、IoT化やAI化の進展に伴う新たな電源ニーズへの対応の遅れ、あるいは主要顧客がより安価な代替サプライヤーへ移行する動きが加速し、同社のニッチ市場における優位性が失われるシナリオが考えられる。また、グローバルな半導体不足や原材料価格の高騰といった外部要因が、同社の生産コストを大幅に押し上げ、価格競争力を失わせることも、この投資の失敗につながるだろう。
5年後のモート予測
カスタム電源の需要増と技術優位性を活かし、高収益製品の比率を高め、売上・利益ともに堅調に成長する。海外展開も進み、グローバルでの存在感を増す。
既存事業を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。一部製品での価格競争に直面する可能性はあるが、安定した顧客基盤により業績は安定する見込み。
汎用品市場での競争激化や、主要顧客の需要減少により、売上・利益ともに低迷する。技術革新への対応遅れが響き、市場シェアを失うリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 207億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 80.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 26.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.48倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-06-26 臨時報告書