協立電機(6874)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 313 | 12 | 8 | 7 | 8.4 | 189.2 | 40.0 | 39.9 |
| FY2017 | 309 | 14 | 11 | 19 | 10.4 | 264.6 | 45.0 | 46.9 |
| FY2018 | 330 | 17 | 10 | 2 | 9.2 | 253.9 | 50.0 | 48.1 |
| FY2019 | 341 | 22 | 14 | 14 | 11.3 | 345.6 | 60.0 | 50.5 |
| FY2020 | 321 | 20 | 13 | 21 | 9.6 | 318.0 | 55.0 | 52.8 |
| FY2021 | 273 | 12 | 9 | 17 | 6.1 | 214.9 | 55.0 | 56.1 |
| FY2022 | 283 | 15 | 11 | 7 | 7.1 | 264.2 | 55.0 | 56.2 |
| FY2023 | 336 | 23 | 15 | -2 | 9.0 | 380.2 | 70.0 | 54.4 |
| FY2024 | 344 | 25 | 18 | 22 | 9.4 | 439.4 | 90.0 | 58.0 |
| FY2025 | 382 | 34 | 21 | 12 | 10.2 | 265.7 | 140.0 | 61.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
協立電機は特定の強力なブランド、特許ポートフォリオ、または規制ライセンスによる無形資産の優位性は、公開情報からは明確に確認できません。事業内容は主に電子部品の商社・製造であり、技術的優位性よりもサプライチェーンや顧客との関係性が中心と考えられます。
電子部品の商社としての側面では、長年の取引実績や顧客の仕様に合わせたカスタマイズ対応により、一定のスイッチング・コストが発生する可能性があります。しかし、部品単体の汎用性が高い場合や、競合他社が同等品を容易に提供できる場合は、その効果は限定的です。
協立電機は、プラットフォーム型ビジネスではなく、電子部品の供給を主軸とする事業モデルであり、ユーザー数の増加がサービス価値を向上させるネットワーク効果は期待できません。サプライヤーと顧客の間の仲介役であり、直接的なネットワーク効果は発生しないと考えられます。
電子部品商社として、仕入れ量やサプライヤーとの交渉力によるコスト優位性は考えられますが、業界全体が価格競争に晒されている可能性があり、構造的なコスト優位性を確立しているかは不明です。製造部門においても、他社との明確なコスト差を示す情報は確認できません。
協立電機は電子部品の専門商社・製造業者として、長年にわたり事業を展開しており、一定の規模と業界内での地位を確立しています。特定のニッチ市場や地域においては、規模の経済による効率性や、サプライヤー・顧客基盤の広さが競争優位に寄与している可能性があります。
競合との比較優位
強気シナリオ
電子部品市場の継続的な成長と、同社が強みを持つ分野での需要拡大。
サプライチェーンの安定化や、顧客ニーズへのきめ細やかな対応によるシェア維持・拡大。
M&Aや新規事業展開による事業ポートフォリオの強化と収益源の多様化。
弱気シナリオ(モート侵食)
主要サプライヤーや顧客との関係悪化、または代替技術の台頭による事業縮小。
激化する価格競争や、より大規模な競合他社による市場シェアの奪取。
グローバル経済の減速や地政学的リスクによる電子部品市場全体の低迷。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
協立電機が長期的な競争優位性を失うシナリオは、まず、同社が依存する主要な電子部品の需要が構造的に減退すること、あるいは、より安価で高性能な代替部品や技術が急速に普及し、同社の既存のサプライヤーネットワークや顧客基盤が陳腐化することである。また、主要なサプライヤーや顧客が、協立電機を介さずに直接取引を行うようになるか、あるいは、より強力なサプライチェーン管理能力や技術サポートを提供する競合他社に顧客が流出することも考えられる。さらに、同社が規模の経済を維持・拡大するための戦略(例えば、M&Aや生産効率の改善)が失敗し、コスト競争力や調達力を失うことも、競争優位性の崩壊につながるだろう。グローバルな半導体不足のような供給網の混乱が長期化し、同社の調達能力が競合に劣る場合も、事業継続性に影響を与える可能性がある。
5年後のモート予測
電子部品市場の堅調な成長と、同社のニッチ市場での強固な地位を背景に、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。サプライチェーンの最適化や高付加価値製品へのシフトが奏功する。
市場環境の変動に影響を受けつつも、既存の顧客基盤とサプライヤーネットワークを維持し、安定した収益を確保する。大きな成長は見込めないが、堅実な事業運営を続ける。
電子部品市場の競争激化や、主要顧客・サプライヤーの動向変化により、売上・利益ともに減少基調となる。代替技術の台頭や、コスト競争力の低下が顕著になる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 220億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 61.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 0.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.09倍 |
合格数:4/7 部分的合格