日本セラミック(6929)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 195 | 27 | 21 | 78 | 4.4 | 88.3 | 50.0 | 83.7 |
| FY2017 | 198 | 33 | 24 | 40 | 4.6 | 90.4 | 50.0 | 88.7 |
| FY2018 | 195 | 37 | 29 | 22 | 5.5 | 107.6 | 70.0 | 89.2 |
| FY2019 | 186 | 32 | 27 | 39 | 5.3 | 101.1 | 70.0 | 89.7 |
| FY2020 | 171 | 28 | 21 | 30 | 4.3 | 82.2 | 70.0 | 89.2 |
| FY2021 | 214 | 34 | 28 | 14 | 5.5 | 110.7 | 100.0 | 86.6 |
| FY2022 | 233 | 42 | 50 | 4 | 9.9 | 206.0 | 125.0 | 82.7 |
| FY2023 | 244 | 46 | 37 | 50 | 7.0 | 156.6 | 100.0 | 87.1 |
| FY2024 | 250 | 50 | 42 | 152 | 8.0 | 181.3 | 125.0 | 85.5 |
| FY2025 | 273 | 62 | 70 | 6 | 14.0 | 324.6 | 165.0 | 84.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
同社はサーミスタ、圧電素子、マイクロスピーカーなどの電子部品を製造。特定のニッチ市場における技術力やノウハウは存在するが、汎用的な特許や強力なブランド力は限定的。顧客との共同開発による知見蓄積はあるものの、明確な無形資産としての優位性はまだ確立されていない。
同社の製品は、自動車、OA機器、家電などに組み込まれる部品であり、一度採用されると、設計変更や再認証にコストと時間がかかるため、一定のスイッチングコストは存在する。しかし、競合他社も類似の代替品を提供しており、顧客が乗り換えを検討する余地は残されている。
同社の事業モデルは、ネットワーク効果を生み出すようなプラットフォーム型ではない。製品の価値は個々の性能や品質に依存し、ユーザー数の増加によって価値が向上する構造ではない。
長年の生産経験による効率化や、一部の製造プロセスにおけるノウハウは存在する可能性がある。しかし、グローバルな価格競争や、より大規模な競合他社と比較して、顕著なコスト優位性を示す具体的な証拠は乏しい。
特定の電子部品分野では一定の市場シェアを確保しているが、業界全体で見ると、より巨大な総合電機メーカーや専門メーカーが存在する。規模の経済による圧倒的な優位性というよりは、ニッチ市場での存在感にとどまる。
競合との比較優位
強気シナリオ
車載向けセンサーやIoT関連部品など、成長分野での採用拡大
特定の高付加価値製品における技術的優位性の確立と収益性向上
グローバル市場での販売網強化と新規顧客獲得
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格製品の台頭と価格競争の激化
主要顧客の業績悪化や生産拠点移転による需要減少
技術革新への対応遅れや代替技術の登場
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、同社が保有する(あるいは将来獲得しうる)特定の技術やノウハウが、競合他社によって容易に模倣可能であるか、あるいは陳腐化してしまう必要がある。また、顧客が代替部品への切り替えにかかるコストやリスクを、同社の製品の価格上昇分や性能向上分よりも低いと判断する状況が常態化することも、優位性の崩壊につながる。さらに、同社が依存する特定の産業(例:自動車、OA機器)が構造的な衰退に直面し、その需要が長期的に低迷することも、モートの維持を困難にするだろう。グローバルなサプライチェーンの再編や、地政学リスクによる生産・供給体制の不安定化も、同社の競争環境を悪化させる要因となりうる。
5年後のモート予測
成長分野でのシェア拡大と高付加価値製品の貢献により、売上・利益ともに堅調に成長。ニッチ市場でのリーダーシップを強化し、収益性を改善させる。
既存事業の安定的な収益基盤を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。技術開発投資とコスト管理により、競争環境の変化に対応していく。
価格競争の激化や需要の低迷により、売上・利益ともに伸び悩む。技術革新への対応が遅れ、市場シェアを徐々に失っていくリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 906億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 84.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 16.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 12.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.87倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-08-06 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-10 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-10 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-12 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)