ケル(6919)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 97 | 8 | 6 | 3 | 5.3 | 80.5 | — | 75.4 |
| FY2017 | 104 | 10 | 6 | 2 | 5.4 | 86.1 | — | 76.2 |
| FY2018 | 102 | 8 | 6 | 7 | 5.1 | 80.7 | 36.0 | 78.4 |
| FY2019 | 106 | 10 | 7 | 9 | 5.9 | 96.7 | 39.0 | 78.2 |
| FY2020 | 102 | 10 | 7 | 9 | 5.8 | 99.8 | 39.0 | 78.3 |
| FY2021 | 128 | 21 | 15 | 10 | 10.5 | 200.3 | 41.0 | 75.4 |
| FY2022 | 145 | 24 | 17 | 6 | 11.5 | 237.5 | 81.0 | 76.4 |
| FY2023 | 122 | 11 | 9 | 8 | 5.5 | 117.3 | 95.0 | 81.3 |
| FY2024 | 119 | 6 | 4 | 1 | 2.6 | 55.2 | 95.0 | 81.8 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 80.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
公開情報からは、特許やブランド力、規制ライセンスといった明確な無形資産の優位性を示す具体的な情報は確認できませんでした。技術開発は行っていると推測されますが、それが競争優位に直結するレベルかは不明です。
製品の仕様や顧客の既存設備との互換性により、一定のスイッチングコストは存在する可能性があります。しかし、顧客が容易に代替品を検討できる可能性も否定できず、その程度は限定的と考えられます。
事業内容から、ネットワーク効果が働くようなプラットフォームビジネスやサービスモデルは想定されません。顧客基盤の拡大が直接的な製品・サービスの価値向上に繋がる構造ではないと考えられます。
製造業として、効率的な生産体制やサプライチェーン管理によるコスト削減努力は行われていると推測されます。しかし、業界全体でコスト競争が激しい可能性もあり、突出したコスト優位性を示す証拠はありません。
電気機器業界、特に特定のニッチ分野においては、一定の生産規模や販売網を持つことで、効率性や価格競争力において優位性を発揮している可能性があります。しかし、グローバルな大手企業と比較すると規模の優位性は限定的かもしれません。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定のニッチ市場における高いシェアと技術力
既存顧客との長期的な取引関係の維持・拡大
効率的な生産体制によるコスト競争力の維持
弱気シナリオ(モート侵食)
新興企業や海外大手企業による低価格攻勢
技術革新への対応遅れによる陳腐化
主要顧客の業績悪化や取引縮小
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ケルが投資として失敗するシナリオは、同社が長年培ってきたであろう規模の経済や、特定の顧客層との関係性といった競争優位性が、急速に失われる状況を想定する必要がある。例えば、技術革新の波に乗り遅れ、競合他社がより低コストで高性能な代替品を市場に投入した場合、ケルが築き上げてきた価格優位性や顧客基盤は脆くも崩れ去るだろう。また、主要な取引先が経営不振に陥り、ケルへの発注を大幅に削減した場合、売上と利益が急減し、規模の経済も維持できなくなる。さらに、グローバルなサプライチェーンの再編や地政学リスクの高まりが、同社の生産コストを著しく押し上げ、価格競争力を奪う可能性も考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われ、投資としての魅力は大きく損なわれるだろう。
5年後のモート予測
ニッチ市場での地位を強化し、技術改良と効率的な生産で安定した収益を確保。顧客基盤を維持・拡大し、緩やかな成長を続ける。
既存事業を堅調に維持しつつ、市場環境の変化に一定程度対応。大きな成長は見込めないが、安定した収益基盤を保つ。
技術革新の遅れや価格競争の激化により、シェアを失う。主要顧客の業績悪化も重なり、収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 98億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 81.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -34.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 24.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.64倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書