東京コスモス電機(6772)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 72 | -1 | -2 | -6 | -6.3 | -13.8 | — | 36.9 |
| FY2016 | 83 | 4 | 1 | -4 | 2.4 | 5.6 | — | 29.9 |
| FY2017 | 102 | 4 | 2 | -7 | 6.6 | 15.9 | 3.0 | 30.7 |
| FY2018 | 102 | 4 | 4 | 3 | 9.0 | 234.9 | 3.0 | 33.6 |
| FY2019 | 89 | 2 | 0 | -6 | 1.0 | 26.8 | 40.0 | 34.8 |
| FY2020 | 79 | 0 | -2 | 4 | -4.1 | -104.4 | 30.0 | 30.2 |
| FY2021 | 95 | 8 | 6 | 11 | 13.5 | 432.3 | 20.0 | 36.8 |
| FY2022 | 107 | 13 | 12 | 15 | 19.9 | 827.6 | 30.0 | 44.1 |
| FY2023 | 104 | 13 | 10 | 15 | 13.7 | 706.7 | 60.0 | 56.4 |
| FY2024 | 105 | 10 | 7 | 10 | 9.4 | 524.7 | 145.0 | 63.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
東京コスモス電機は、特定の強力なブランド、特許ポートフォリオ、または規制ライセンスによる顕著な無形資産を有しているという公開情報は見当たらない。事業内容は電子部品の製造・販売であり、一般的に技術革新や品質で差別化を図るものの、参入障壁となるほどの無形資産は確認できない。
同社は主に車載用、産業用、民生用などの電子部品(ポテンショメーター、スイッチ、センサー等)を製造・販売している。顧客は特定の仕様や品質要求を満たす部品を必要とするため、サプライヤー変更には一定の評価・検証コストが発生する可能性がある。しかし、部品単価が比較的低く、代替部品も存在するため、スイッチング・コストは限定的と考えられる。
東京コスモス電機の事業モデルは、製品の利用者が増えることでその価値が増加するようなネットワーク効果を生み出す性質のものではない。BtoBの部品供給事業であり、プラットフォーム型ビジネスとは根本的に異なる。
電子部品業界は価格競争が激しい側面がある。同社がコスト優位性を確立している明確な証拠はないが、長年の事業継続で培われた生産効率やサプライチェーン管理による一定のコスト競争力は存在する可能性がある。しかし、構造的な圧倒的優位性を示すものではない。
同社は電子部品分野で一定の事業規模を有しており、特定のニッチ市場においては一定のシェアを確保している可能性がある。しかし、グローバルな大手競合と比較すると、規模の経済による圧倒的なコスト優位性や市場支配力を持つ段階には至っていないと考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
車載分野や産業機器分野における高信頼性部品の需要増加
特定のニッチ市場での技術的優位性の確立とシェア拡大
サプライチェーンの安定化による生産効率の向上
弱気シナリオ(モート侵食)
価格競争の激化による収益性の低下
新興国メーカーなどからの低価格製品の台頭
主要顧客の生産動向や技術トレンドの変化への対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
東京コスモス電機の投資が失敗するには、同社が長年培ってきた技術力や品質管理能力が、急速に変化する市場ニーズや競合の技術革新についていけなくなることが真実でなければならない。特に、EV化や自動運転といった自動車産業のメガトレンド、あるいはIoT化の進展に伴う新たな電子部品の需要に対して、同社が適切な製品開発や供給体制を構築できず、既存顧客からの需要が減退し、新規顧客の獲得にも失敗するシナリオが考えられる。また、グローバルな大手競合や、より低コストで高品質な製品を提供する新興企業に市場シェアを奪われ、収益性が悪化し、結果として財務基盤が弱体化していくことも、この投資の失敗を決定づける要因となるだろう。
5年後のモート予測
車載・産業機器向け高付加価値部品へのシフトが進み、安定した需要を確保。ニッチ市場での競争優位性を活かし、緩やかな成長と収益性改善を実現する。
既存事業の安定性を維持しつつ、市場環境の変化に一定程度対応。緩やかな売上・利益の変動を繰り返しながら、現状維持に近い推移となる。
価格競争の激化や技術トレンドへの対応遅れにより、主要顧客からの受注が減少し、収益性が悪化。事業規模の縮小を余儀なくされる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 77億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 67.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -82.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 274.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.00倍 |
合格数:1/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-24 臨時報告書