マキタ(6586)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 4,150 | 626 | 448 | 583 | 8.9 | 165.0 | — | 84.1 |
| FY2017 | 4,773 | 798 | 548 | 185 | 9.9 | 201.7 | 100.0 | 84.8 |
| FY2018 | 4,906 | 783 | 558 | 78 | 9.7 | 205.4 | 61.0 | 84.2 |
| FY2019 | 4,926 | 640 | 477 | 268 | 8.3 | 175.8 | 62.0 | 84.7 |
| FY2020 | 6,083 | 885 | 620 | 216 | 9.4 | 228.4 | 53.0 | 80.9 |
| FY2021 | 7,393 | 917 | 648 | -1,316 | 8.6 | 238.5 | 69.0 | 74.1 |
| FY2022 | 7,647 | 282 | 117 | 68 | 1.5 | 43.1 | 72.0 | 70.0 |
| FY2023 | 7,414 | 662 | 437 | 2,115 | 5.0 | 162.1 | 21.0 | 82.2 |
| FY2024 | 7,531 | 1,070 | 793 | 920 | 8.5 | 294.9 | 57.0 | 83.7 |
| FY2025 | 7,776 | 1,047 | 794 | 847 | 7.9 | 300.0 | 110.0 | 84.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:null/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
マキタは、電動工具業界において長年にわたり培ってきた強力なブランド力と、プロフェッショナルからの高い信頼を無形資産としている。特に、その品質と耐久性に関する評判は、新規参入障壁として機能している。また、独自のバッテリープラットフォーム(18V LXTなど)は、顧客の囲い込みに貢献している。
マキタの電動工具は、プロフェッショナルユースにおいて、特定のバッテリープラットフォームに統一されている場合が多い。これにより、他のメーカーの製品に乗り換える際には、既存のバッテリーや充電器を無駄にする、あるいは買い直す必要が生じ、一定のスイッチングコストが発生する。特に、複数台の工具を所有するユーザーほど、乗り換えのハードルは高くなる。
マキタの事業モデルは、直接的なネットワーク効果(ユーザーが増えるほどサービス価値が増す)を享受するタイプではない。製品の品質やラインナップの広さが競争優位の源泉であり、ユーザー数が増加すること自体が直接的な価値向上に繋がるわけではない。
マキタは、グローバルな生産体制と効率的なサプライチェーンにより、一定のコスト競争力を有している。特に、中国や東南アジアでの生産を活用し、規模の経済を活かしたコスト削減努力を行っている。しかし、競合他社も同様の戦略をとっており、圧倒的なコスト優位とは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
電動工具市場の継続的な成長(DIY需要の拡大、新興国での普及)
バッテリープラットフォームの統一による顧客囲い込みの深化
高付加価値製品(コードレス製品、IoT対応製品など)へのシフトによる利益率向上
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社(特に中国メーカー)による低価格攻勢の激化
新興技術(例:次世代バッテリー技術)への対応遅れ
為替変動リスクや地政学リスクによるサプライチェーンの混乱
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
マキタの競争優位性が失われるシナリオを考える。まず、長年培ってきたブランド力が、品質問題の頻発や、競合他社の革新的な技術・デザインによって陳腐化する可能性がある。次に、スイッチングコストが機能しなくなるほど、競合製品の魅力(性能、価格、互換性)が向上し、ユーザーが乗り換えを容易に感じるようになる状況。さらに、グローバルな生産・販売網が、地政学リスクやパンデミック等により寸断され、規模の経済が逆にコスト増の要因となることも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、マキタが市場でのリーダーシップを失うことが、この投資の失敗に繋がるだろう。
5年後のモート予測
電動工具市場の成長とマキタのブランド力・製品開発力により、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。特にコードレス化や高付加価値製品へのシフトが進み、収益性が向上する。
市場の平均的な成長率を維持しつつ、競合との競争の中で一定のシェアを保つ。為替や原材料価格の変動の影響を受けながらも、安定した業績を維持する。
競合の攻勢や技術革新への対応遅れにより、シェアが低下し、価格競争に巻き込まれる。収益性が悪化し、成長が鈍化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 14,959億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 84.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 90.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 18.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.46倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書
- 2026-06-05 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-13 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)