荏原製作所(6361)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 4,761 | 300 | 206 | 153 | 7.4 | 213.7 | — | 46.1 |
| FY2017 | 3,820 | 181 | 95 | 363 | 3.4 | 93.8 | 45.0 | 45.3 |
| FY2018 | 5,092 | 325 | 183 | 187 | 6.4 | 179.9 | 60.0 | 47.3 |
| FY2019 | 5,224 | 353 | 233 | 26 | 8.0 | 241.8 | 60.0 | 47.7 |
| FY2020 | 5,237 | 379 | 245 | 352 | 8.0 | 256.9 | 90.0 | 47.7 |
| FY2021 | 6,032 | 614 | 436 | 415 | 13.6 | 463.4 | 163.0 | 43.4 |
| FY2022 | 6,809 | 706 | 505 | -13 | 13.7 | 548.6 | 193.0 | 43.5 |
| FY2023 | 7,593 | 860 | 603 | 344 | 14.3 | 653.6 | 229.0 | 44.8 |
| FY2024 | 8,667 | 980 | 714 | 524 | 14.7 | 154.6 | — | 47.1 |
| FY2025 | 9,583 | 1,138 | 766 | -505 | 14.7 | 166.3 | 59.0 | 47.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
荏原製作所は、ポンプやコンプレッサーなどの産業機械分野で長年の実績と技術力を有するが、特定の強力なブランドや特許による独占的な地位は限定的。一部のニッチ分野での技術的優位性は存在するものの、広範な無形資産による競争優位性はまだ弱い。
産業インフラやプラント向けの高付加価値製品は、導入後のメンテナンスや仕様の適合性から、顧客が他社製品へ容易に乗り換えにくい側面がある。しかし、汎用的なポンプ製品などではスイッチングコストはそれほど高くない。
同社の事業モデルは、製品の利用者が増えることで価値が増すようなネットワーク効果を生み出す構造ではない。
長年の生産ノウハウやサプライチェーンの最適化により一定のコスト競争力はあるが、グローバルな競合他社と比較して圧倒的なコスト優位性を確立しているとは言えない。特に、人件費や原材料費の変動影響を受けやすい。
ポンプ、コンプレッサー、半導体製造装置などの主要事業において、グローバル市場で一定以上のシェアを確保しており、規模の経済による効率的な生産・販売体制を構築している。特にポンプ事業では世界有数の規模を誇る。
競合との比較優位
強気シナリオ
半導体製造装置事業の成長加速
インフラ投資拡大によるポンプ・コンプレッサー需要の増加
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
半導体市場の周期的な変動リスク
新興国市場における価格競争の激化
主要顧客であるプラント建設企業の投資抑制
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
荏原製作所の競争優位性が失われるシナリオは、まず同社が強みとするポンプやコンプレッサー事業において、競合他社がより革新的な技術や低コストな製品を投入し、既存顧客のスイッチングコストを上回るメリットを提供し始めた場合である。特に、中国などの新興国メーカーが、品質を維持しつつ大幅なコストダウンを実現し、グローバル市場での価格競争力を高めた場合、荏原製作所の規模の経済による優位性が揺らぐ可能性がある。また、半導体製造装置事業においても、最先端技術への追随が遅れ、主要顧客である半導体メーカーからの信頼を失い、シェアを落とすシナリオも考えられる。さらに、グローバルなインフラ投資の停滞や、主要顧客であるプラント建設企業の業績悪化が長期化し、同社の受注が継続的に減少することも、競争優位性の崩壊につながるだろう。
5年後のモート予測
半導体製造装置事業の好調とインフラ需要の回復により、売上・利益ともに大幅な成長を遂げる。特に海外市場でのシェア拡大が牽引役となる。
既存事業の安定成長に加え、新規事業への投資が徐々に実を結び、緩やかながらも着実な業績向上を見込む。為替変動の影響も受ける。
半導体市場の低迷やグローバル経済の減速により、主要事業の成長が鈍化。価格競争の激化やコスト増により、収益性が悪化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 25,495億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 47.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -32.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 33.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 4.96倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-08-17 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)