富士電機(6504)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 8,378 | 447 | 410 | 679 | 12.7 | 57.4 | — | 32.8 |
| FY2017 | 8,935 | 560 | 378 | 386 | 10.3 | 52.9 | 11.0 | 36.0 |
| FY2018 | 9,149 | 600 | 403 | 335 | 10.3 | 281.9 | 14.0 | 37.0 |
| FY2019 | 9,006 | 425 | 288 | 185 | 7.1 | 201.6 | — | 36.7 |
| FY2020 | 8,759 | 486 | 419 | 504 | 9.1 | 293.5 | 80.0 | 39.6 |
| FY2021 | 9,102 | 748 | 587 | 545 | 11.2 | 410.7 | 85.0 | 42.3 |
| FY2022 | 10,094 | 889 | 613 | 667 | 10.7 | 429.5 | 100.0 | 43.8 |
| FY2023 | 11,032 | 1,061 | 754 | 224 | 11.4 | 527.6 | 115.0 | 47.4 |
| FY2024 | 11,234 | 1,176 | 922 | 815 | 12.6 | 642.7 | 135.0 | 52.7 |
| FY2025 | 12,276 | 1,366 | 980 | 510 | 11.6 | 665.2 | 160.0 | 56.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
富士電機は、発電プラント、送配電、産業プラント、FAシステム、半導体製造装置、食品自動化設備など、多岐にわたる事業で長年の実績と技術蓄積を持つ。特に、再生可能エネルギー関連や半導体製造装置分野での技術力は一定の評価を得ているが、特定の強力なブランドや特許による独占的な優位性は限定的。
産業プラントやFAシステム、半導体製造装置など、BtoB分野では顧客との長期的な関係やシステムインテグレーションによる一定のスイッチングコストが存在する。しかし、顧客の選択肢は複数存在し、価格や性能で競合に乗り換える可能性も否定できない。
富士電機は、特定のプラットフォームやサービスを提供する事業モデルではなく、ハードウェア中心の事業が多いため、ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。
グローバルな生産体制やサプライチェーンの最適化を進めているが、電気機器業界全体が価格競争に晒されており、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。規模の経済による効率化は進んでいる可能性がある。
発電プラント、送配電、FAシステム、半導体製造装置など、主要事業分野において、国内外で一定の市場シェアを確保しており、規模の経済による効率的な事業運営を行っている。特にインフラ関連や産業機器分野では、大手としての地位を確立している。
競合との比較優位
強気シナリオ
再生可能エネルギー関連事業の拡大と収益性向上
半導体製造装置分野における技術革新と需要獲得
グローバル市場でのFAシステム・プラント事業の成長
弱気シナリオ(モート侵食)
主要事業分野における激しい価格競争と収益性の低下
半導体市況の変動や地政学リスクによる装置事業への影響
新興国市場での競争激化とインフラ投資の減速
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
富士電機の投資が失敗するには、まず同社が長年培ってきたインフラ・産業機器分野における顧客基盤と信頼を失い、競合他社にシェアを奪われる必要がある。特に、再生可能エネルギーや半導体製造装置といった成長分野で、技術革新のスピードについていけず、陳腐化するか、あるいは品質問題や納期遅延が頻発し、顧客満足度を著しく低下させるシナリオが考えられる。また、グローバルなサプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰が、同社のコスト競争力を決定的に損ない、価格転嫁もできない状況に陥ることも、投資の失敗につながるだろう。さらに、為替変動リスクへの対応が後手に回り、収益性が悪化し続けることも、投資家が期待するリターンを得られない要因となる。
5年後のモート予測
再生可能エネルギー需要の拡大と半導体製造装置の好調により、売上・利益ともに堅調に成長。特に海外事業の貢献度が増加し、収益性が改善する。
インフラ・産業機器分野は安定的に推移するが、半導体市況の変動に影響を受ける。コスト削減努力により、緩やかな利益成長を維持する。
グローバル経済の減速や競争激化により、主要事業の成長が鈍化。半導体関連事業の収益性が悪化し、全体として減収減益となるリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 22,305億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 56.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 15.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 22.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.79倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-05-21 変更報告書
- 2026-07-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-01 臨時報告書
- 2026-06-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)