東芝(6502)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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7年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 48,708 | 2,708 | -9,657 | -448 | — | -228.1 | 0.0 | -6.5 |
| FY2018 | 39,476 | 641 | 8,040 | -1,093 | 79.5 | 162.9 | 0.0 | 17.6 |
| FY2019 | 36,935 | 354 | 10,133 | 14,303 | 59.6 | 1,641.9 | 30.0 | 33.9 |
| FY2020 | 33,899 | 1,305 | -1,146 | -2,647 | -10.6 | -236.4 | 20.0 | 27.8 |
| FY2021 | 30,544 | 1,044 | 1,140 | 385 | 8.7 | 251.3 | 80.0 | 33.3 |
| FY2022 | 33,370 | 1,589 | 1,947 | 1,247 | 14.2 | 442.1 | 220.0 | 32.3 |
| FY2023 | 33,617 | 1,105 | 1,266 | 252 | 9.5 | 292.6 | 220.0 | 35.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
東芝は長年培ってきたブランド力を持つが、近年は事業再編や不祥事の影響でその価値は低下傾向にある。半導体メモリ事業(現キオクシア)の売却など、かつての強みであった無形資産の多くが失われている。
産業機器やインフラシステムなどBtoB事業が中心であり、顧客との長期的な関係性はある。しかし、特定のシステムへの依存度は限定的で、競合他社への乗り換え障壁はそれほど高くないと考えられる。
ネットワーク効果を享受するようなプラットフォーム事業やサービスは展開しておらず、このタイプのモートは存在しない。
長年の製造業としての経験から一定のコスト管理能力はあるが、グローバルな競合と比較して構造的なコスト優位性を持つとは言えない。特に、人件費や研究開発費の負担は大きい。
インフラシステムやエネルギー関連事業においては、一定の規模を持つ。しかし、事業ポートフォリオの変動が激しく、業界全体で見た場合に最適化された少数寡占を形成しているとは言い難い。
競合との比較優位
強気シナリオ
事業再編による経営効率の改善と財務基盤の強化
成長分野(例:再生可能エネルギー、データセンター向けインフラ)での技術的優位性の確立
新たな事業モデルや技術革新による収益機会の創出
弱気シナリオ(モート侵食)
事業再編の遅延や失敗による収益性の悪化
主要事業における技術革新の遅れや競合激化による市場シェア低下
巨額の負債や偶発債務の発生リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
東芝の投資が失敗するには、まず現在の事業ポートフォリオが期待されたシナジーを発揮できず、個々の事業が競争力を維持できない状況が真である必要がある。特に、インフラやエネルギー分野での技術的陳腐化や、新規事業への参入障壁の低さが露呈し、競合他社に容易に模倣されるか、より優れた代替技術が登場することが考えられる。また、過去の負の遺産(偶発債務や訴訟リスクなど)が再燃し、財務体質をさらに悪化させるシナリオも考えられる。さらに、経営陣の意思決定が迷走し、戦略の一貫性が失われ、株主価値の毀損につながるような資本配分ミスが繰り返されることも、この投資の失敗を招く要因となるだろう。
5年後のモート予測
事業再編が成功し、成長分野で収益を拡大。財務改善が進み、安定的な成長軌道に乗る。
現状維持または緩やかな成長。事業再編は進むものの、競争環境の厳しさから大きな飛躍は見込めない。
事業再編が難航し、収益性が悪化。競争力の低下や新たなリスクにより、業績は低迷する。