ニチダイ(6467)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 141 | 6 | 4 | 12 | 4.0 | 46.9 | — | 60.4 |
| FY2017 | 152 | 8 | 5 | 9 | 4.7 | 57.7 | 20.0 | 63.0 |
| FY2018 | 174 | 14 | 10 | 5 | 8.0 | 107.0 | 18.0 | 63.5 |
| FY2019 | 148 | 7 | 5 | 13 | 3.8 | 52.8 | 25.0 | 69.3 |
| FY2020 | 108 | -3 | -2 | 1 | -1.4 | -18.9 | 20.0 | 70.4 |
| FY2021 | 123 | 2 | -6 | 1 | -5.4 | -68.4 | 4.0 | 67.6 |
| FY2022 | 108 | -2 | -5 | -3 | -4.3 | -53.6 | 8.0 | 66.0 |
| FY2023 | 113 | -0 | 0 | 2 | 0.4 | 5.0 | 6.0 | 68.7 |
| FY2024 | 116 | 2 | 1 | -1 | 0.5 | 6.2 | 6.0 | 72.2 |
| FY2025 | 110 | -4 | -8 | -0 | -7.0 | -83.5 | 6.0 | 75.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
ニチダイの事業内容(歯車加工機、歯車測定機等)において、強力なブランド力や特許、規制ライセンスといった無形資産の存在を示す具体的な情報は確認できない。ニッチ市場ではあるが、参入障壁となるほどの独占的IPは見当たらない。
歯車加工機や測定機は、一度導入するとオペレーションや保守体制の構築にコストがかかるため、顧客が他社製品へ乗り換える際のスイッチングコストは一定程度存在する。しかし、技術革新やコストメリットがあれば乗り換えの可能性は否定できない。
歯車加工機や測定機の市場において、ユーザー数の増加が製品価値を向上させるようなネットワーク効果は発生しない。個々の顧客の利用が他顧客の価値に直接影響を与えるビジネスモデルではない。
長年の経験と技術蓄積による効率的な生産ノウハウは存在する可能性があるが、他社と比較して構造的に大幅なコスト優位性を確立している証拠は乏しい。特に、グローバルな競合との価格競争力については不明瞭。
歯車加工機・測定機というニッチ市場においては、一定のシェアを占めている可能性はある。しかし、業界全体が巨大な規模を持つわけではなく、最適化された少数寡占状態を形成していると断定するには情報が不足している。
競合との比較優位
強気シナリオ
自動車産業や産業機械分野における歯車需要の安定的な継続
高精度・高品質な製品に対する根強い需要
ニッチ市場での技術的優位性の維持・向上
弱気シナリオ(モート侵食)
電動化や新素材へのシフトによる歯車需要の構造的減少
海外競合他社による低価格攻勢や技術革新
主要顧客の業績悪化や設備投資抑制
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ニチダイの投資が失敗するには、まず、同社が持つスイッチングコストの優位性が、顧客の乗り換え意欲を維持できないほど急速に陳腐化することが必要である。これは、競合他社がより低コストで同等以上の性能を持つ代替技術や製品を迅速に開発・提供し、顧客が初期投資や学習コストを吸収してでも乗り換えるインセンティブが働く状況を意味する。また、同社がニッチ市場で培ってきた技術やノウハウが、新たな産業トレンド(例:EV向け特殊歯車)に対応できず、市場シェアを失うことも考えられる。さらに、主要顧客である自動車メーカーや産業機械メーカーが、サプライチェーン再編や技術革新の波に乗り遅れ、業績が悪化し、ニチダイへの発注が激減するシナリオも、投資の失敗に繋がるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、同社の競争優位性は崩壊し、収益性が悪化する。
5年後のモート予測
自動車・産業機械分野の堅調な需要に支えられ、高付加価値製品の販売が伸長。ニッチ市場での技術的優位性を維持し、安定的な収益成長を達成する。
歯車需要は安定的に推移するものの、競争激化により価格圧力がかかる。技術改良とコスト効率化を進め、緩やかな成長を維持する。
EVシフトや新素材への移行により歯車需要が減退。海外競合の攻勢も厳しく、収益性が悪化。事業再編やリストラを余儀なくされる可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 30億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 72.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 6年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 54.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.28倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-26 臨時報告書