日本金銭機械(6418)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 302 | 18 | 10 | 3 | 3.5 | 37.7 | — | 72.7 |
| FY2017 | 299 | 14 | 9 | 28 | 2.8 | 31.6 | 17.0 | 81.0 |
| FY2018 | 313 | 20 | 13 | 30 | 3.9 | 43.5 | 17.0 | 82.9 |
| FY2019 | 261 | -7 | -18 | -13 | -5.9 | -60.6 | 20.0 | 81.7 |
| FY2020 | 170 | -26 | -76 | -9 | -34.2 | -254.8 | 17.0 | 69.6 |
| FY2021 | 200 | 6 | 6 | 11 | 2.6 | 20.4 | 0.0 | 69.9 |
| FY2022 | 253 | 6 | 31 | -3 | 11.6 | 106.2 | 5.0 | 70.0 |
| FY2023 | 316 | 28 | 33 | -53 | 11.5 | 112.6 | 10.0 | 60.1 |
| FY2024 | 378 | 49 | 38 | 72 | 11.9 | 141.0 | 26.0 | 64.9 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 50.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
特許やブランド力に関する具体的な情報は見当たらない。現金自動預け払い機(ATM)の製造・販売が主事業だが、技術的な優位性やブランドによる顧客の囲い込みは限定的と推測される。
ATMの導入には初期投資が大きく、運用保守体制の構築も必要となるため、金融機関が他社製ATMへ乗り換える際のスイッチングコストは一定程度存在する。特に既存システムとの連携や保守契約が障壁となりうる。
ATMの利用自体にネットワーク効果は発生しない。現金取引のインフラとしての側面はあるが、プラットフォーム型ビジネスのようなユーザー増加による価値向上のメカニズムは存在しない。
大量生産による規模の経済は一部期待できるが、競合他社も同様の生産体制を持つ可能性があり、決定的なコスト優位を築いているとは断定しにくい。為替変動リスクもコストに影響を与える。
ATM製造・販売市場において、大手メーカーとしての一定のシェアを確保している。国内市場においては、設置台数や保守網の点で優位性を持つ可能性がある。しかし、グローバル市場ではさらに有力な競合が存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
国内金融機関との強固な関係維持による安定したATM需要の確保
キャッシュレス化の進展の中でも、現金需要が根強く残ることでATMの更新・保守需要が継続
海外市場における新規顧客開拓や、高付加価値型ATMの開発・販売成功
弱気シナリオ(モート侵食)
急速なキャッシュレス化の進展によるATM需要の構造的な減少
競合他社による低価格攻勢や、より先進的な技術を持つ新興企業の台頭
主要顧客である金融機関の再編や、IT投資戦略の変化によるATM導入抑制
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、キャッシュレス化の進展が予想以上に加速し、現金利用が急速に衰退することが真実でなければならない。また、日本金銭機械が持つ既存顧客基盤の維持力が低下し、競合他社がより低コストで高性能なATMを提供できるようになるか、あるいは全く新しい決済インフラが登場してATMの存在意義そのものが問われるようになるシナリオも考えられる。さらに、同社が技術革新への対応を怠り、製品の陳腐化が進むことも、投資の失敗につながるだろう。金融機関がIT投資をATMから他のデジタルサービスへシフトさせる動きも、同社の将来性を蝕む要因となる。
5年後のモート予測
キャッシュレス化の進展を吸収しつつ、国内金融機関のATM更新・保守需要を着実に獲得。海外展開も進み、緩やかながらも安定した収益成長を維持する。
国内ATM市場は成熟しつつも、一定の需要は継続。海外市場での成長は限定的。収益は横ばい傾向で推移する。
キャッシュレス化の加速により国内ATM需要が急速に縮小。海外市場での競争力も低下し、収益は減少傾向を辿る。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 244億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 64.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 90.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 6.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.76倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書