岡野バルブ製造(6492)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 75 | 1 | 2 | -3 | 2.5 | 13.0 | 2.0 | 82.0 |
| FY2017 | 83 | 2 | 2 | 3 | 2.1 | 111.7 | 20.0 | 66.7 |
| FY2018 | 76 | -1 | 2 | -19 | 1.7 | 95.1 | 20.0 | 69.1 |
| FY2019 | 67 | -9 | -10 | 7 | -11.6 | -567.5 | 20.0 | 66.1 |
| FY2020 | 64 | 1 | 4 | 10 | 4.3 | 217.8 | 20.0 | 70.0 |
| FY2021 | 59 | 4 | 3 | 8 | 3.4 | 177.6 | 20.0 | 74.4 |
| FY2022 | 69 | 5 | 5 | 8 | 5.1 | 290.8 | 20.0 | 76.3 |
| FY2023 | 74 | 8 | 7 | -2 | 7.0 | 433.8 | 20.0 | 78.8 |
| FY2024 | 82 | 12 | 11 | 12 | 9.9 | 688.6 | 40.0 | 78.7 |
| FY2025 | 70 | 9 | 8 | 9 | 6.9 | 515.0 | 50.0 | 82.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
岡野バルブ製造は、バルブ製造における長年の経験と技術蓄積があるが、特許やブランド力で圧倒的な優位性を示す具体的な情報は限定的。一部の特殊用途向け製品における技術的優位性は存在する可能性はあるが、広範な無形資産としての強みはまだ弱い。
プラント設備等で使用される産業用バルブは、一度導入されるとメンテナンスや互換性の問題から、他社製品への切り替えには一定のコストや手間が発生する。特に、高い信頼性が求められる原子力や化学プラント向けでは、既存サプライヤーとの関係維持が重視される傾向がある。
産業用バルブの製造・販売事業には、直接的なネットワーク効果はほとんど見られない。製品の性能や信頼性が重視されるため、ユーザー数の増加が直接的に製品価値を高める構造ではない。
大量生産による規模の経済や、独自の生産技術による顕著なコスト優位性を示す情報は少ない。標準的なバルブ製品においては、価格競争に晒される可能性があり、コストリーダーシップを確立しているとは言えない。
産業用バルブ市場において、岡野バルブ製造は国内有数のメーカーであり、一定のシェアを有している。特に、原子力、火力発電、化学プラントといった特定の分野では、長年の実績と供給能力から、寡占的な地位を築いている可能性がある。しかし、グローバル市場での圧倒的な規模ではない。
競合との比較優位
強気シナリオ
国内のインフラ老朽化に伴う更新需要の増加
再生可能エネルギー関連設備投資の拡大
高付加価値・特殊用途向けバルブの需要増
弱気シナリオ(モート侵食)
海外メーカーの低価格攻勢
新興国メーカーの台頭による競争激化
主要顧客産業(電力、化学)の設備投資の低迷
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
岡野バルブ製造の投資が失敗するには、まず国内のインフラ更新需要が想定以上に伸び悩み、かつ再生可能エネルギー関連の設備投資も鈍化することが必要である。さらに、主要顧客である電力・化学プラント業界において、海外メーカー、特にコスト競争力のある新興国メーカーが、品質や信頼性で遜色ない製品をより安価に提供できるようになり、岡野バルブ製造のシェアを急速に侵食していくシナリオが考えられる。また、同社が注力する高付加価値分野においても、技術革新のスピードが鈍化し、競合他社に追いつかれる、あるいは追い越される事態も、失敗要因となり得る。
5年後のモート予測
国内インフラ更新需要と再生可能エネルギー関連投資の拡大により、高付加価値製品を中心に売上・利益が堅調に成長する。
緩やかな設備投資の回復と、既存顧客との関係維持により、安定した業績推移を維持する。
海外メーカーの攻勢や国内需要の低迷により、価格競争が激化し、収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 237億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 82.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 21.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 28.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.98倍 |
合格数:2/7 部分的合格