研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-03 | - | 50 |
| 2024-03 | - | 221 |
| 2023-03 | - | 114 |
| 2022-03 | - | 96 |
| 2021-03 | - | 36 |
研究開発活動(本文)
FY2025|2,839 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を活かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。また、市場のタイミングを逃がさないスピードでお客様に満足いただける商品とサービスが提供できるように、開発・生産・販売の各部門が組織的な活動を進めております。商品開発の基本指針としましては、「グローバル化を推進するための海外商品開発の活動」「環境対応ビジネスを促進するエコ商品の開発活動」「5年10年後を見据えた先端技術開発活動」に取組んでまいりました。当連結会計年度における各事業部門の研究開発項目は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、3,546百万円であり、各セグメントに配分できない基礎的研究費用680百万円が含まれております。 (1) 自動機械部門当部門では、自動化技術の探求と共創を継続し、安全で安心な自動化設備をお客様に提供するべく研究開発活動に取組んでおります。包装事業では、人と地球にやさしい商品の開発、お客様の生産活動に合わせた自動機械の提案を行っております。薬品包装機では包材がスクラップとなっていた部分をなくし、お客様の生産活動において大幅なスクラップ削減を実現いたしました。加えて、モノマテリアル対応については薬品メーカー、材料メーカー、装置メーカーが協力し、包材のケミカルリサイクルを実現させるべく開発を進めております。薬品包装機はトップメーカーとして、新たな環境負荷低減への提案と省人化提案を行い、お客様の生産性向上に貢献してまいります。薬品包装検査においては、精度向上と迅速なサービスを実現させるシステム改修を行い、ICT技術により、装置の稼働状況をわかるようにすることで装置の予防や保全につなげてまいります。CKDフィールドエンジニアリング㈱ではお客様の困りごとに対応するための情報を蓄積し分析することで、リスクを予測し、適時、サポート提案を行うことにも取組んでまいります。 電池事業では、車載用電池の市場拡大に伴い、リチウムイオン電池用巻回機で培った技術を基に安全で高品質な電池生産を実現させる生産装置を提案しております。今後は、さらに多様化する電池仕様に対応することでターゲット市場を広げてまいります。急速に技術革新が行われる車載用電池の技術に追従し、より生産性の高い設備を構築し、省スペース化と電池の性能・寿命の向上を実現させる生産設備の開発に取組んでまいります。はんだ印刷検査事業では、車載や通信業界などで要求される2列での基板検査を可能とし、生産性向上に寄与するデュアルレーンタイプを「VP9000シリーズ」に加え、海外市場からの要求にも応えられるラインナップとなりました。グローバル市場への展開は、アジア・欧州市場を狙い、デザイン性や操作性にもこだわった開発と海外規格や多言語対応にも取組み、お客様へ新たな付加価値を提供してまいります。また、進化するSMT業界に追従するため、さらなる微細検査技術への開発を継続してまいります。新たな検査を提案する検査事業では、薬品包装検査で培った画像検査技術をブラッシュアップし、AI技術を活用した検査や目視では困難な透明体検査技術を加え、分光スペクトルを活用した新たな技術に取組み新市場の構築を進めてまいります。研究開発費の金額は、425百万円であります。 (2) 機器部門市場の変化に柔軟かつ迅速に対応するため、お客様の環境問題や社会課題に対し、コア技術である自動化技術の探究と共創を継続し、空圧・流体制御機器事業と電動機器事業で培った開発力と技術力を生かし、技術・サービスで解決策を創る製品やサービスを開発・提案できるよう研究開発活動に取組んでおります。世界で課題となっている環境対応に対しては、カーボンニュートラルの達成やエネルギーの効率的な利用に貢献するため、はじめに装置・ラインごとのエアの消費量の見える化を可能にするエアモニタリングユニットCVUシリーズを発売いたしました。ワンストップでデータ監視が可能なCVU-Mシリーズと構築済みの監視システムに増設するCVU-Tシリーズがあり、CVU-Mでは、エアの流量・圧力監視だけでなく、電力料金・CO2排出量への換算も可能で、将来必要となる可能性が高い製品ごとのCO2排出量の算出にもお役立ていただけます。さらにエア消費量の把握だけでなく、改善に貢献できる環境負荷低減型商品パルスブローバルブBNPシリーズを発売いたしました。一般的な工場での電力消費の20~30%が圧縮エアで消費されており、その約70%がエアブローと言われております。BNPシリーズのエアパルスブローをお使いいただくことで連続ブローと比較して最大75%のエア消費の削減が実現できます。BNPは電源不要で動作し、装置に取り付けるユニットタイプと手に持って使うガンタイプがありますので、いつでも・どこでも簡単に導入いただけます。空圧との駆動エネルギーベストミックスを目指す電動機器においては、電動アクチュエータDシリーズ用コントローラESC4シリーズ、多軸コントローラECMGシリーズに海外からのご要望が多かったPROFINETオプション追加、電動アクチュエータFLCRシリーズにオプション追加など、さらにシステムの拡充を行いました。DXを活用した生産活動の変化に対しては、通信機器として、産業用ネットワークへの対応のみであったリモートI/O RTシリーズにIT系システムと親和性の高いWebAPI対応子局を追加いたしました。これによりデータ収集やモニタリングを目的としたITシステムの構築に貢献でき、CVU-Mの中心的なシステム構成機器としてPC上でのモニタリングを可能にいたしました。また、産業用エッジデバイス無線通信のスタンダードであるIO-Link Wirelessに対応した、名刺サイズのデジタル16点入力ユニットWDシリーズを発売いたしました。ロボットハンド用シリンダスイッチの無線化による断線リスクの低減や、可動部に設置されているスイッチの配線をWDで中継することでケーブルキャリア内の省配線化などが可能になります。その他に、労働力の高齢化や多様化が進む中で人に優しく使いやすい機器の開発にも注力し、ものづくりの現場に寄り添った開発活動を推進しております。ヒューマンアシスト機器で発売以来好評をいただいておりますパワフルアームPAWでは搬送できなかった100kgワークの搬送が可能なサポートアームSAW Limited Editionを発売いたしました。これらの研究開発活動においてお客さまの課題解決に貢献できる商品の開発をさらに強化し、カーボンニュートラルの実現とSDGsの達成に寄与する製品・サービスを持続的にお客様に提供してまいります。研究開発費の金額は、2,440百万円であります。
FY2024|2,609 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を活かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。また、市場のタイミングを逃がさないスピードでお客様に満足いただける商品とサービスが提供できるように、開発・生産・販売の各部門が組織的な活動を進めております。商品開発の基本指針としましては、「グローバル化を推進するための海外商品開発の活動」「環境対応ビジネスを促進するエコ商品の開発活動」「5年10年後を見据えた先端技術開発活動」に取組んでまいりました。当連結会計年度における各事業部門の研究開発項目は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、3,554百万円であり、各セグメントに配分できない基礎的研究費用598百万円が含まれております。 (1) 自動機械部門当部門では、自動化技術の探求と共創を継続し、安全で安心な自動化設備をお客様に提供するべく研究開発活動に取組んでおります。薬品包装部門では、お客様の環境意識の高まりを受け、包材のケミカルリサイクルやスクラップ削減への取組みを加速させています。新規設備だけではなく、既にお客様ラインで稼働している設備においても環境負荷を低減させるべく包材評価と機構の研究を進めています。また、更なる省人化を提案する為、人に依存する作業のロボット化も取組んでいきます。自動機械はお客様での生産性を飛躍的に改善することをねらいとしており、サービス業務においては蓄積されたお客様情報、装置情報を活用し、CKDフィールドエンジニアリング (株) ではICT技術を活用した予防・保全や生産状況の記録・監視などを可能とする取組みを提案してまいります。お客様のお困りごとに迅速に対応するとともに新たなサポート提案を行ってまいります。食品包装部門においても環境負荷低減としてスクラップ削減や食の安全及びフードロスへの取組みを進め、お客様の生産性に貢献できる装置を展開してまいります。電池事業部門では、車載用電池の市場拡大に伴いリチウムイオン電池用巻回機で培った技術を基に安全で高品質な電池生産を実現させるとともに、多様化する電池仕様に対応し更なる市場拡大をねらいます。急速に技術革新が行われる電池技術に追従し、生産性の高い設備を構築することで省スペース化と電池の性能・寿命を向上させる技術開発に取組んでまいります。 はんだ印刷検査部門では、海外市場の要求に応えるグローバル機種で欧州市場への販売にも注力していきます。2024年度は、さらにデザイン性と操作性にこだわった「VP9000シリーズ」を拡張し、生産性を向上させるための商品開発に取組みます。海外規格の取得や言語対応とともに車載や通信機器などのお客様要求に応える対応を進める事で新たな付加価値を提供してまいります。新市場へは、薬品包装機で培った画像検査技術をブラッシュアップし、AI技術を活用した検査や目視では困難な透明体検査技術を加え、新たな検査市場の構築に取組んでまいります。研究開発費の金額は、625百万円であります。 (2) 機器部門カーボンニュートラル社会の実現に向け、空圧・流体制御機器事業と電動機器事業で培った開発力と技術力を生かし、市場の変化に柔軟かつ迅速に対応する事でお客様の多様なニーズに応えられるよう、空圧・流体制御と電動のそれぞれの長所を最大限に生かし組み合わせたベストミックス商品やサービスを開発・提案し、お客様の生産性向上と環境負荷低減に貢献できるよう研究開発活動を行っています。昨今の人手不足に直面する生産ラインにおいて、生産性向上とインテリジェント化のニーズに応えるべくプラグインバルブTVGシリーズを発売しました。本商品は、プラグイン方式やIP67等のグローバルスタンダードに対応しているだけでなく、長寿命化によるお客様の生産性向上と、エア漏れ低減によるカーボンニュートラルへの貢献を実現します。1.2億回の長寿命化 (従来比2倍) 、0.1Wの低消費電力オプション、IO-Link Wireless(無線)対応など、お客様の設置性とメンテナンス性、ランニングコストの低減を徹底的に追求した設計を採用しています。これによりCO2排出量の抑制を同時に達成し、お客様の環境負荷低減に寄与する商品といたしました。また電動アクチュエータ高速形FFLD-Hを発売しました。FFLDシリーズを2020年度に発売し、国内メーカーでは最大把持力、最長ストロークで確固たる地位を築きつつありますが、一般的な作動速度では装置のタクトタイムに追従できないケースに対し高速仕様として作動速度30mm/sの製品を開発しました。さらに、アブソデックスAX1R、AX2R、AX4R、AXDシリーズを発売しました。新型ドライバは体積が従来比で50%小形化を実現し、またビジュアルプログラムの追加や全サイズのオートチューニングが可能な新しいゲイン調整機能により、装置立上げ時の作業時間を短縮します。その他に、労働力の高齢化や多様化が進む中で人に優しく使いやすい機器の開発にも注力し、ものづくりの現場に寄り添った開発活動を推進しております。ヒューマンアシスト機器ではコンパクトアームCAWシリーズとフレックスアームFAWシリーズを発売しました。CAWシリーズは15kg以下の工具を扱う作業において腕や手首への負担を低減し、作業性の改善や労働災害の予防に貢献できます。FAWシリーズは低天井エリアで広い作業範囲をカバーでき、最大50kgの重量物を手で持って搬送する感覚で簡単に作業できます。また、流体制御バルブの水素ガス対応シリーズを拡充しました。ガス燃焼システムは水素化によりCO2排出量を削減していきますが、この水素ガス向けに最適化した機器によりCO2排出量の削減に貢献いたします。さらに、ファインレベルスイッチKML502シリーズ、メカインデックスZRSシリーズなど、お客様のニーズに応える新商品を多数発売しました。これらの研究開発活動を通じて、環境にやさしいグリーンエネルギーに対応しつつ省エネ性能の向上に取組み、カーボンニュートラルの実現とSDGsの達成に寄与する高品質な製品・サービスをお客様に提供してまいります。研究開発費の金額は、2,331百万円であります。
FY2023|3,076 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を活かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。また、市場のタイミングを逃がさないスピードでお客様に満足いただける商品とサービスが提供できるように、開発・生産・販売の各部門が組織的な活動を進めております。商品開発の基本指針としましては、「グローバル化を推進するための海外商品開発の活動」「環境対応ビジネスを促進するエコ商品の開発活動」「5年10年後を見据えた先端技術開発活動」に取組んでまいりました。当連結会計年度における各事業部門の研究開発項目は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、3,808百万円であり、各セグメントに配分できない基礎的研究費用589百万円が含まれております。 (1) 自動機械部門当部門では、お客様の生産性を飛躍的に改善できる安全で安心な自動機械を提供し社会に貢献する商品の開発に取組んでおります。薬品包装部門では、環境に配慮したバイオマスフィルムによる包装やスクラップ削減への取組みを継続して進めてまいります。FBPシリーズをご使用いただいているお客様にはICT技術を活用した遠隔サポートを提供し、お客様での生産においてはDI (データインテグリティ) システムで、生産の状態を記録し監視できるシステムを提供しております。これからもお客様の生産性を向上させ、生産活動を支援するサービスや予防保全に向けた商品開発に取組んでまいります。また、CKDフィールドエンジニアリング (株) では迅速な対応を可能にするため、蓄積された多くの実績データを活用し充実したサポートを提供してまいります。薬品包装機の海外展開では、中国市場をターゲットにしたFBP300Wに続きFBP600Wを投入し、商品とサービスで更なる売上拡大を図ってまいります。食品包装部門では、パッケージの深絞り成形や脱プラスチック包材に対応する技術に加え、酸素濃度をコントロールしたパッケージ技術でフードロス対策に取組んでまいりました。これからは更に食の保存可能期間を延ばす技術開発にも取組み、食品業界でパッケージに対する価値向上を図ってまいります。電池部門では、車載用電池の市場拡大に伴いリチウムイオン電池用巻回機で培った技術を基に安全、高品質な電池生産を可能とする設備を提供し、多様化する電池仕様と更なる生産性向上への取組みを進めるとともに、電池の性能、寿命を向上させる技術開発にも取組んでまいります。 はんだ印刷検査部門では、デザインと操作性にこだわった「VP9000シリーズ」と地域ごとの要求に応えるグローバル機種を投入いたしました。これからはオプションの拡充を進め、海外規格の取得や言語対応とともに車載や通信関係などのさまざまなお客様要求に応えるため、適用できる基板サイズの拡大やグローバル通信規格への取組みでお客様に更なる付加価値を提供してまいります。新市場向けでは、薬品包装機で培った画像検査技術を応用し、透明体の検査や目視では困難な微細領域での検査などを研究し、新たな市場への商品づくりに取組んでまいります。研究開発費の金額は、565百万円であります。 (2) 機器部門「世界のFAトータルサプライヤー」としてカーボンニュートラル社会に向け、空圧・流体制御機器事業や電動機器事業で培った開発力と技術力を活かし、常に市場の変化に柔軟かつ迅速に対応することでお客様の多様なニーズに応えるとともに、空圧・流体制御、電動それぞれの長所を最大限に活かし組み合わせたベストミックス商品やサービスの開発や提案を行っております。生産ラインの人手不足にともなう生産性向上や工程のインテリジェント化のニーズに応える商品として、リモートI/O「RTシリーズ」、デバイスビジュアルプログラミングツール「ExiaStudio Pro (エクシアスタジオプロ) 」を発売しました。「RTシリーズ」は、防水・堅牢性を有しIoT化の求められる様々な工程の中に設置されるFA機器を上位ネットワークと高度に調和、制御するハブ的な商品であります。「ExiaStudio Pro」は、ソフトウエアの専門知識を持たずに簡易に工程のIoT化を実現できる画期的ツールとして好評であった「ExiaStudio」を本格的なプロユースにも応えられるようさらに進化させた商品であります。また、画像処理ビジュアルプログラミングツール「Facilea (ファシリア) 」は日本語・英語・中国語版に加え、IoT化が著しい欧州の技術者ニーズにも応えるためドイツ語・イタリア語対応を行いました。また、教育機関でのIoT学習を容易にするためのアカデミックパックを用意しました。このようにハードウエア、ソフトウエア、導入と教育、お客様のお困りごとに寄り添い、デジタル化と生産性向上のサポートに努めてまいります。主力事業の一つである半導体製造プロセス向け商品につきましては、プロセスガス用レギュレータ「PMGシリーズ」の大流量タイプを発売し、独自技術で評価の高い『高シール性』、『低ヒステリシス性』、『安定制御性』に『大流量』を加え、お客様のプロセス安定化に貢献しております。このほか、お客様より先端プロセスの開発段階から数多くの要素開発テーマをいただき、お客様に寄り添いながらプロセスのイノベーションを果たすことのできるような機器やシステム、ユニット商品の研究開発に努めております。また、カーボンニュートラル社会の実現に向けた各種機器の充実化、高性能化を推進しております。電動機器では、粉塵環境・低発塵環境・バッテリー製造工程・食品製造工程に対応できる電動アクチュエータ「EJSGシリーズ」を発売しました。また、エアシリンダの簡単さと高剛性を継承した電動アクチュエータとして簡易2位置制御の「Dシリーズ」と多点位置決め制御の「Gシリーズ」全14モデルを発売しました。さらには1ユニットあたり2軸制御できる多軸コントローラ「ECMG」を発売しました。省スペースで可搬質量が最大5倍、最高速度が最大2倍の高性能を実現し、お客様の環境ニーズに対応しております。また、協働ロボット用グリッパとして、既存のユニバーサルロボット用、テックマンオムロン用、ファナックCRX用に加え、新たに安川電機MOTOMAN用、川崎重工業duAro用、JAKA社Zu用を用意し、ワールドワイドな6社の協働ロボットに簡単接続できるラインナップを充実させました。流体制御機器では、汎用電磁弁マルチフィットバルブ「FFB/FFGシリーズ」を発売しました。「FFB/FFGシリーズ」は、長寿命で低消費電力化を実現したカーボンニュートラル社会に向けた商品であります。『高い信頼性』、『選びやすい』、『使いやすい』 が評価され 『2022年“超”モノづくり部品大賞 - 機械・ロボット部品賞』 を受賞しました。さらに水素関連アプリケーションをはじめ、これまでの事業領域にとどまらない市場のニーズに応じた商品とサービスの開発を進めております。2023年もこれらの取組みの中でカーボンニュートラル社会に向け、常に技術力の向上と高品質かつSDGsにつながる商品とサービスを提供することに努め、お客様のニーズに応えながらビジネスの持続可能な成長と豊かな社会づくりに貢献することを目指してまいります。研究開発費の金額は、2,652百万円であります。
FY2022|2,753 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を活かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。また、市場のタイミングを逃がさないスピードでお客様に満足いただける商品とサービスが提供できるように、開発・生産・販売の各部門が組織的な活動を進めております。商品開発の基本指針としましては、「グローバル化を推進するための海外商品開発の活動」「環境対応ビジネスを促進するエコ商品の開発活動」「5年10年後を見据えた先端技術開発活動」に取組んでまいりました。当連結会計年度における各事業部門の研究開発項目は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、3,639百万円であり、各セグメントに配分できない基礎的研究費用440百万円が含まれております。 (1) 自動機械部門当部門では、環境への配慮と社会に貢献する商品開発に取組んでおります。薬品包装部門ではFBPシリーズを多数お使いいただいているお客様への生産サポートを充実させるサービスツールの開発を進めています。コロナ禍の中で人の移動や接触が制限される環境での生産支援を可能とする「視野共有・遠隔制御」システムを開発し、グループ会社のCKDフィールドエンジニアリング (株) を活用することにより、お客様にご満足いただけるサポートビジネスを展開しております。今後も生産データを活用した生産性向上支援や予知保全など、充実したサポートをご提供するための商品開発に取組んでまいります。薬品包装機の売上拡大のため事業の軸を海外にシフトする商品開発も進めています。中国の薬品包装市場を攻略するため新型機開発をシリーズ化で行い、中国市場に日本品質の安定生産を提供する商品を投入していきます。電池部門では、車載用電池の市場拡大に伴い、リチウムイオン電池用巻回機の開発で培った技術を基に、安全・高品質な電池生産を可能とする設備を提供し、更なる生産性向上への取組みを進めるとともに、電池の性能・寿命を向上させる技術開発に取組んでまいります。はんだ印刷検査部門では、中国市場や成長市場である車載関係に向け、VPシリーズをよりグローバルに展開できるよう“デザイン”と“操作性”にこだわった「VP9000シリーズ」のバリエーションを拡充するとともに、シェア拡大のために更なるコストパフォーマンスの高い機種の開発も進めてまいります。食品包装部門では、当社の強みである加熱、深絞り成形、シール、MAPに関するコア技術を活用し、フードロスを減らす提案機種の開発や、脱プラスチックに寄与する包装技術の開発に取組んでまいります。また、発売中のVパックの技術や新素材の成形技術を応用して新たなビジネスの土台を固めてまいります。新市場向け開発として、薬品包装機で培った当社のコア技術である画像検査技術を応用した、透明体検査装置IS-UVCL01の機能を向上させ、目視では検査できない透明フィルムの穴あき検査やガラスの検査など新たな市場へ展開を図ります。研究開発費の金額は、636百万円であります。 (2) 機器部門将来を見据え「電動事業の強化・拡大」と「成長業種攻略に向けた商品開発」を重点に取組んでおります。特に当社の強みを活かした電動機器と空気圧機器を融合した商品など、お客様にとってベストな提案ができる商品を目指しております。また、サスティナブルな企業として、カーボンニュートラル、温室効果ガス抑制、産業廃棄物の削減など環境へ配慮した環境負荷低減商品の開発に継続的に取組んでまいります。電動事業では、回転型ダイレクトドライブモータで好評を頂いておりますABSODEX™(アブソデックス™)に続く商品として、直動型電動アクチュエータをROBODEX™(ロボデックス™)と命名し、新たな商品群として電動事業の更なる強化・拡大に取組んでおります。二次電池製造工程用P4※シリーズに電動アクチュエータを追加、スライダタイプEBS-Lに低発塵仕様を追加するなど、ROBODEX™をご使用いただけるシーンを大幅に拡げました。製造業における生産性向上のニーズが高まる中、急激に加速するIoTやAIのデジタルテクノロジーの一手として、ROBODEX™用コントローラなどを介して当社の豊富な製品機種群を『つなげる』ことができ、データ収集や簡単な制御を行うことができる、ExiaStudio™デバイスビジュアルプログラミングツールのパイロットセールスを開始しました。また、ExiaStudio™に、2021年発売後好評を頂いております専門的なプログラミングスキルを必要としない画像処理ビジュアルプログラミングツールFacilea™を組み合わせて連携することで、高度なIoTシステムを簡単に構築することが可能になります。女性やシニアの活躍をサポートする助力装置パワフルアームPAWシリーズをさらに安心して安全にお使いいただけるようにメカロック仕様を追加しました。メカロック機構により急激なワーク質量の変化によるアームの浮き上がりや沈み込みを解消して作業性が向上するうえに、動力 (エアー、電力) ダウン時でも位置を保持するので安全性が向上しました。環境負荷低減商品といたしましては、カーボンニュートラルへの取組みでクリーンエネルギーとして期待されている水素の利活用分野において、水素ガス燃焼システムの構築に欠かせない水素対応遮断弁や流量切替電磁弁を業界に先駆けて発売いたしました。今後も機種を拡大してお客様のカーボンニュートラルへの取組みを強力にサポートしてまいります。バイオマス発電、水処理プラントなど環境施設で活用いただいている屋外向け商品WPシリーズに新たに4シリーズを追加発売、10シリーズにバリエーションの追加を行い商品ラインナップの充実を図りました。さらに屋外での設備使用を想定して仕様面でも使用温度範囲をマイナス20℃へ拡げるなど、屋外機器の必要条件追求、使用領域とバリエーションを拡大しました。過酷な環境下の屋外設備をサポートしてまいります。高耐久機器HPシリーズに新たに2シリーズを追加発売、4シリーズにバリエーションの追加を行い、商品ラインナップの充実を図りました。HPシリーズについては、機械の長寿命化を実現し、廃棄物を削減させることで製品ライフサイクルにおけるカーボンニュートラルに大きく貢献するものであり、今まで進めてきた環境に対する取組みや姿勢を認めていただき、2021年に「愛知環境賞」最高の金賞を受賞いたしました。引き続き2022年度もシリーズの拡充を進めてまいります。研究開発費の金額は、2,562百万円であります。
FY2021|2,786 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を活かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。また、市場のタイミングを逃がさないスピードでお客様に満足いただける商品とサービスが提供できるように、開発・生産・販売の各部門が組織的な活動を進めております。商品開発の基本指針としましては、「グローバル化を推進するための海外商品開発の活動」「環境対応ビジネスを促進するエコ商品の開発活動」「5年10年後を見据えた先端技術開発活動」に取組んでまいりました。当連結会計年度における各事業部門の研究開発項目は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、3,578百万円であり、各セグメントに配分できない基礎的研究費用389百万円が含まれております。 (1) 自動機械部門薬品包装部門では中国市場向けに新機種開発を進めております。2020年度は“安定品質”と“デザイン”にこだわったFBP-300Wを発売いたしました。2021年度はさらに高速機の開発も進めてまいります。これまで薬品包装機FBPシリーズを多数お使いいただいているお客様の生産性向上に寄与できるサービス商品として、生産支援ツール「Rinops」や画像検査の保守設定を遠隔でサポートする「Inter Plant Link」のご提供を進めてまいりました。これらのツールを使用し、グループ会社のCKDフィールドエンジニアリング (株) を活用することにより、お客様に満足いただけるサポートビジネスを展開してまいります。今後もICTを活用した生産支援、サポートビジネスツールの開発に注力してまいります。新型コロナウイルス感染拡大の中、装置のお客様立ち合いにはオンラインツールを活用したリモートFATを実現いたしました。ニューノーマルに対応するツール開発にも取組んでおります。検査機部門では薬品検査の画像処理技術を応用した新商品を開発いたしました。目視でしか行えない検査の自動化を実現する透明体検査装置「IS-UVCL01」を発売いたしました。一般の画像検査では判別できない透明体の不良判別が可能となり検査工程の自動化に寄与いたします。電池部門では、国内外市場のPHV、EV向けリチウムイオン電池用高速巻回機の開発で培った技術を基に、電池の更なる生産性向上と電池性能・品質の向上に寄与する技術開発に取組み、環境と社会に貢献いたします。はんだ印刷検査機部門では、勢いのある中国市場や成長市場である車載関係に向け、VPシリーズをよりグローバルに拡販できるよう“デザイン”と“操作性”にこだわった「VP9000シリーズ」を市場投入いたしました。引き続きシェア拡大のために更なる高性能機種の開発と商品バリエーション拡充のための開発に注力してまいります。医療食品部門では、発売中のVパックの要素技術を活用した包材ビジネスへの展開を進めるとともに、当社の強みである加熱、深絞り成形、シールに関するコア技術をさらに蓄積し新たな包装形態、市場にチャレンジいたします。研究開発費の金額は、705百万円であります。 (2) 機器部門将来を見据え「電動事業の強化・拡大」と「成長業種攻略に向けた商品開発」を重点に取組んでおります。特に当社の強みを活かした電動機器と空気圧機器を融合した商品など、お客様にとってベストな提案ができる商品を目指しております。また、サスティナブルな企業として、温室効果ガス抑制、産業廃棄物の削減など環境へ配慮した環境負荷低減商品の開発に継続的に取組んでまいります。電動事業では、昨年投入した新電動シリーズに機能の最適化とコストパフォーマンスを追求したモデルとして電動アクチュエータEBS-G、EBR-G及びコントローラECGを開発、発売いたしました。ECGシリーズは、従来品と比べ更なる小形化と隣接設置で制御盤の省スペース化に貢献いたします。成長業種攻略商品では、バイオ医薬品や再生医療用の細胞培養装置への搭載を目的にエアオペレイト式ピンチバルブHYAシリーズを国内他社に先駆けて商品化いたしました。 また、協働ロボットの普及を見据え、世界シェアNo.1のユニバーサルロボット社の認証グリッパに加え、テックマンロボット社 (オムロン) の認証品、FANUC社の認証品全9シリーズの協働ロボット用グリッパ (空気圧式) の展開を進めました。協働ロボット用グリッパRLSH/RHLF/RCKLシリーズは、作業者の「安心・安全」を守る360度視認可能なインジケータ、工具を使用せずに取り外しできる実装・設定・保守までの一貫した容易さのデザインなどが評価され、「2020年度グッドデザイン賞」 (主催:公益財団法人日本デザイン振興会) を受賞いたしました。当社製品は、製品カテゴリーで3年連続の受賞となります。環境対応商品といたしましては、高耐久機器HPシリーズに新たに7シリーズを追加発売、5シリーズにバリエーションの追加を行い商品ラインナップの充実を図りました。HPシリーズについては、機械の長寿命化を実現し、廃棄物を削減させることでSDGsに大きく貢献するものであり、今まで進めてきた環境に対する取組みや姿勢を認めていただき、「愛知環境賞」最高の金賞を受賞いたしました。また、HPシリーズのコンセプトである、「壊れない・壊れる前に知らせる・壊れてもすぐ交換できる」を評価いただき、モノづくりに寄与する卓越した部品・部材として、「2020年“超”モノづくり部品大賞」 (主催:モノづくり日本会議/日刊工業新聞社) において「機械・ロボット部品賞」を受賞いたしました。今回で17回目となる本賞において、当社は3年連続の受賞となりました。引き続き2021年度もシリーズの拡充を進めてまいります。製造業における生産性向上のニーズが高まる中、急激に加速するIoTやAIなどのデジタルテクノロジーの一手として、画像処理ビジュアルプログラミングツールFacileaを発売いたしました。Facileaは当社が20年以上培ってきた画像処理技術を応用し、ビジュアルプログラミングを採用することで、専門的なプログラミングスキルがなくてもドラッグ&ドロップと簡単な設定入力の3ステップで画像検査システムを構築することができます。製品検査 (寸法計測や位置検査、色識別) 、実績収集 (バーコードやQRコードの読み取り) 、安全確認 (人の立ち入りチェックなど) 、教育や研究 (画像処理用教材・AI活用のためのデータ処理) 等々、生産現場にとどまらずあらゆるシーンに貢献いたします。研究開発費の金額は、2,483百万円であります。 (注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
FY2020|3,446 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を活かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。また、市場のタイミングを逃がさないスピードでお客様に満足いただける商品とサービスが提供できるように、開発・生産・販売の各部門が組織的な活動を進めております。商品開発の基本指針としましては、「グローバル化を推進するための海外商品開発の活動」「環境対応ビジネスを促進するエコ商品の開発活動」「5年10年後を見据えた先端技術開発活動」に取組んでまいりました。当連結会計年度における各事業部門の研究開発項目は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、3,383百万円であり、各セグメントに配分できない基礎的研究費用367百万円が含まれております。 (1) 自動機械部門薬品包装部門ではFBPシリーズを多数お使いいただいているお客様の生産性向上に貢献できるサービス商品として生産支援ツール「Rinops」や画像検査の保守・設定を遠隔でサポートする「Inter Plant Link」の開発を完了し発売、グループ会社のCKDフィールドエンジニアリング (株) を活用することにより、お客様にご満足いただけるサポートビジネスを展開しております。今後も生産支援、サポートビジネスツールの開発に注力いたします。薬品包装機の売上拡大のため事業の軸を海外にシフトする商品開発も進めております。中国の薬品包装市場を攻略するため新型機開発をシリーズ化で行い、2020年度上期には「FBP-300W」を中国市場に投入、さらに高速機の開発もスピード感をもって進めてまいります。電池部門では、国内外市場のPHV、EV自動車向けのリチウムイオン電池用高速巻回機の開発で培った技術を基に、今後は新型電池の生産設備を開発してまいります。はんだ印刷検査部門では、勢いのある中国市場や成長市場である車載関係に向け、VPシリーズをよりグローバルに拡大できるよう“デザイン”と“操作性”にこだわった「VP9000シリーズ」を市場投入いたしました。引き続きシェア拡大のためにさらなる高性能機種の開発と商品バリエーション拡充のための開発に注力してまいります。医療食品部門では、当社の強みである加熱、深絞り成形、シールに関するコア技術をさらに蓄積し、発売中のVパックの要素技術や新素材の成形技術を確立して新たなビジネスの土台を固めてまいります。新市場に参入していく活動といたしまして、食品包装機CFFシリーズによるVパックで新たな市場をつくります。専用包装機と包材をセットで市場に投入する新たなビジネスを2020年度も引き続き展開してまいります。このほかに薬品包装機で培ったCKDのコア技術である画像検査技術を様々な検査に応用する研究開発にも力を入れて取組み新市場へ展開を図ってまいります。研究開発費の金額は、533百万円であります。 (2) 機器部門将来を見据え電動事業の強化・拡大とGLOBAL要求に向けた商品開発及び電気製品、自動車、医療機器、食品製造工程から産業機器に至るまであらゆる分野で欠かすことのできない半導体産業、省エネルギー、省スペースなど環境に配慮した環境商品の開発など今後も利用分野が拡大し成長する市場や、ヒューマンアシストなど市場キーワードに対応した「業種対応商品」の開発及び商品力の強化に向けた「基幹商品」の開発に継続的に取組んでまいります。電動事業につきましては、電動アクチュエータ「EBS/EBR-M」、「FLSH」、「FLCR」、「FGRC」シリーズの5機種とコントローラ「ECR」シリーズを同時発売いたしました。スライダタイプ「EBS/EBR-M」シリーズは基本性能大幅アップにより、ダウンサイジングを実現いたしました。グリッパ2フィンガタイプ「FLSH」シリーズにつきましてはリニアスライドハンド「LSH」シリーズと取付け寸法互換及び同等の把持力を出力することが可能であり、工具レスで操作可能な手動操作機構をボディ正面に搭載し、設備の調整時間を短縮することが可能であります。テーブルタイプ「FLCR」シリーズはリニアスライドシリンダ「LCR」シリーズと寸法互換及び同等の可搬質量を有しモータをアクチュエータへ内蔵し、設備をより省スペースにできます。また、任意の位置に位置決めを行うことができ、さらには任意に加減速度を調整できるためショックキラーが不要となります。ロータリタイプ「FGRC」シリーズもロータリアクチュエータ「GRC」シリーズと同等の回転トルクを出力することが可能で工具レスで操作可能な手動操作機構の搭載により設備の調整時間を短縮することが可能であります。また、任意に加減速度を調整できるためショックキラーも不要となります。コントローラ「ECR」シリーズにつきましては、どのアクチュエータとも繋がる“ワンコントローラ”により初期工数と在庫を削減できます。また、最適設計により隣接設置ができ、フットスペース削減に貢献できます。さらには、水平多関節ロボットであるスカラロボット「KHL・KHEシリーズ」も発売しております。また、CKD日機電装 (株) と共同開発したサーボモータ搭載の電動アクチュエータ「EKS-M」及びアブソデックス「NX4」シリーズを発売しております。同時に発売いたしましたドライバ「NXD」シリーズにてモーションネットワークによる同期運転が可能となっております。GLOBAL要求に向けた商品といたしましては、欧州での受注拡大を目的とし防爆規格ATEX指令 (カテゴリ3) 対応した商品を展開しており (M) 4GD/E2EBシリーズやWFK2シリーズなどのATEXシリーズを追加発売いたしました。また、世界シェアNo.1であるユニバーサルロボット社の認証グリッパを開発し、協働ロボット用グリッパ (空気圧式) ユニバーサルロボット認証を受けましたRLSH、RHLF、RCKLシリーズを発売いたしました。RLSH-URはコンパクトタイプ、RHLF-URはロングストロークタイプ、RCKL-URは三方爪タイプとなっております。業種対応商品では、半導体産業に向けて薬液用マニュアルバルブMMD Part3RNシリーズとしてMMD303RN、MMD403RN、MMD503RNの3シリーズを発売いたしました。給液設備などのお客様からの要望を取り入れた機能を盛り込み、付加価値を高めることでシェアの拡大を図ってまいります。食品製造工程向けには、ステッピングモータ搭載の電動アクチュエータEBS/EBR-MシリーズにFPシリーズを追加発売いたしました。環境に配慮した環境対応商品といたしましては、高耐久機器HPシリーズを発売いたしました。長寿命シリンダHP1シリーズはSCPD3-HP1、CMK2-HP1、SSD2-HP1、SMG-HP1、LCR-HP1、STG-HP1であります。耐環境シリンダG-HP1シリーズはCMK2-G-HP1、SCM-G-HP1、SCG-G-HP1、SSD2-G-HP1、STG-G-HP1、STS/L-G-HP1であります。開発目的は労働力不足 (保全不足) を背景に「止まらない設備」の実現要求を受け、安定稼働に貢献する高耐久機器HPシリーズをラインナップいたしました。その中でも、高頻度・ストレス環境工程で使用されるシリンダは、機器の故障による一時的な生産ライン停止及び生産ライン稼働中の設備メンテナンス等の生産ロスの原因となっているため、生産性向上に貢献できる長寿命シリンダをラインナップし売上シェア拡大を図ってまいります。ヒューマンアシストに向けた商品といたしましては、パワフルアームPAWシリーズを発売しておりますが、パレットへの段積みや荷下ろし作業に特化した新たなバリエーションとしてパワフルアームパレタイジング仕様PAW-Aシリーズを発売いたしました。基幹商品といたしましては、デジタル電空レギュレータEVDシリーズ (IO-Linkタイプ) を発売いたしました。IO-Link通信で機器の操作、状態監視が可能でありIO-Link対応により従来機能をパワーアップしております。研究開発費の金額は、2,482百万円であります。 (注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
FY2019|2,724 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を活かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。また、市場のタイミングを逃がさないスピードでお客様に満足いただける商品とサービスが提供できるように、開発・生産・販売の各部門が組織的な活動を進めております。商品開発の基本指針としましては、「グローバル化を推進するための海外商品開発の活動」「環境対応ビジネスを促進するエコ商品の開発活動」「5年10年後を見据えた先端技術開発活動」に取組んでまいりました。当連結会計年度における各事業部門の研究開発項目は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、3,637百万円であり、各セグメントに配分できない基礎的研究費用409百万円が含まれております。 (1) 自動機械部門薬品包装部門では、お客様の後発医薬品 (ジェネリック医薬品) の積極的な設備導入に落ち着きが見え始めたものの、FBPシリーズを多数お使いいただいており、既存のお客様の生産性向上に貢献できるⅠoTを活用したサービスやメンテナンスパックを開発、提案し、グループ会社のCKDフィールドエンジニアリング(株)を活用することにより、お客様にご満足いただけるサポートビジネスを展開してまいります。今後も安定的に売上を伸ばすためには、事業の軸を海外にもシフトしていくことが必要であり、中国の薬品包装市場を攻略するため新型機開発をシリーズ化で行い、スピードを上げて取組み、中国市場に投入してまいります。電池部門では、国内外市場のPHV、EV自動車向けのリチウムイオン電池用高速巻回機の開発で培った技術を基に、今後は新型電池の生産設備を開発してまいります。はんだ印刷検査部門では、回復兆しのある中国市場や成長市場である車載関係に向け、VPシリーズをよりグローバルに拡大できるようラインアップを増やし、マウンタメーカーとの連携強化で、欧州を攻略しシェアを伸ばしてまいります。医療食品部門では、当社の強みである加熱、深絞り成形、シールに関するコア技術をさらに蓄積するとともに、発売中のVパックの要素技術や、新素材の成形技術を確立して、新たなビジネスの土台を固めてまいります。新市場に参入していく活動といたしましては、食品包装機CFFシリーズによるVパックで新たな市場をつくります。専用包装機と使用するVパック用包材をセットで市場に投入する新たなビジネスを今年度も引き続き展開してまいります。研究開発費の金額は、385百万円であります。 (2) 機器部門将来を見据え電動事業の強化・拡大とGLOBAL要求に向けた商品開発及び電気製品、自動車、医療機器、食品製造工程から産業機器に至るまであらゆる分野で欠かすことのできない半導体産業、省エネルギー、省スペースなど環境に配慮した環境商品の開発など今後も利用分野が拡大し成長する市場や、ヒューマンアシストなど市場キーワードに対応した「業種対応商品」の開発及び商品力の強化に向けた「基幹商品」の開発に継続的に取組んでまいります。 電動事業につきましては電動アクチュエータ (モータレス) EBS/EKS/EBRシリーズを発売いたしました。EBS-LEシリーズはスライダタイプのスタンダードモデル、EKS-L※シリーズはスライダタイプの高タクト・高剛性モデル、EBR-LEシリーズはガイド内蔵形ロッドタイプとなっており、また、オプションとして二次電池製造工程用P4※シリーズ、食品製造工程用FPシリーズを追加発売しております。また、電動アクチュエータのアジア戦略モデルのモータレスタイプとしましてESA-L※シリーズも発売しております。大口短納期のご要求に対応し中国現地での生産体制を構築しております。 GLOBAL要求に向けた商品としましては上記の電動アクチュエータ、アジア戦略モデルESA-L※シリーズも対象ですが、ロータリクランプシリンダ・シングルガイドタイプRCS2シリーズ (中口径) などもございます。当社タイ法人におきまして、昨年4月にRCS2シリーズの小口径を開発し発売いたしましたが、自動車Tier1メーカーでは中口径が広く採用されているため、更なる拡販を狙いサイズを拡充いたしました。また、同様にASEAN限定でパワークランプシリンダPWCシリーズも発売いたしました。欧米系の自動車・部品メーカーにて標準採用されているパワークランプシリンダのタイ生産を開始し、ASEAN地域での売上拡大を目指します。 業種対応商品では、半導体産業に向けて薬液用エアオペレイトバルブ (AMD Part3 Rシリーズ) の新たな接続方式として『Nano Link System (ナノリンクシステム) 』をバリエーション追加いたしました。 食品製造工程向けには脱臭フィルタSFC※40-FP2シリーズを発売いたしました。圧縮空気 (ガス) 中の臭いを吸着除去する高性能活性炭フィルタを装着しており、食品の安全対策のために、臭いを除去したクリーンエアー (窒素ガス、炭酸ガス) を提供いたします。また、オイルミストフィルタMシリーズに、エレメント交換時期を段階的 (交換推奨・交換必須時期) にお知らせする差圧スイッチオプションを追加発売いたしました。食品グレード潤滑油 (NSF H1) を使用し食品製造工程に適した予知保全が可能となっております。 環境に配慮した環境対応商品としましてはリニアスライドハンドLSH-HPシリーズを発売いたしました。長寿命、高精度位置決めオプションにて本体交換作業工数短縮を図っております。 ヒューマンアシストに向けた商品といたしましては、パワフルアームPAWシリーズを発売いたしました。欧州安全規格CEマーキングに適合した安全性の高いデザインを実現しております。「働く人のために」をコンセプトとした助力装置で、職場での作業負担軽減と作業者の安全確保に役立つ製品として売上拡大してまいります。 基幹商品といたしましては、設備・装置のIoT化の流れの中、センサ2機種につきまして各種設定変更・異常検出・個体識別等の要望に対応した、IO-Link通信対応オプションを開発いたしました。1つは電磁流量センサWFCシリーズで液温測定機能も追加選択可能となりました。もう1つはデジタル圧力センサPPXシリーズであります。継続してIO-Link通信対応機種を開発してまいります。 研究開発費の金額は、2,843百万円であります。 (注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
FY2018|2,552 文字
5 【研究開発活動】当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を活かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。また、市場のタイミングを逃がさないスピードでお客様に満足いただける商品とサービスが提供できるように、開発・生産・販売の各部門が組織的な活動を進めております。商品開発の基本指針としましては、「グローバル化を推進するための海外商品開発の活動」「環境対応ビジネスを促進するエコ商品の開発活動」「5年10年後を見据えた先端技術開発活動」に取組んでまいりました。当連結会計年度における各事業部門の研究開発項目は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、4,330百万円であり、各セグメントに配分できない基礎的研究費用543百万円が含まれております。 (1) 自動機械部門薬品包装部門では、お客様の後発医薬品 (ジェネリック医薬品) の積極的な設備導入に落ち着きが見え始めたものの、FBPシリーズを多数お使いいただいており、既存のお客様の生産性向上に貢献できるⅠoTを活用したサービスやメンテナンスパックを開発、提案し、グループ会社のCKDフィールドエンジニアリング(株)を活用することにより、お客様にご満足いただけるサポートビジネスを展開してまいります。今後も安定的に売上を伸ばすためには、事業の軸を海外にもシフトしていくことが必要であり、中国の薬品包装市場で拡販するためのグローバルモデルの開発を、スピードを上げて取組んでまいります。電池部門では、国内外市場のPHV、EV自動車向けのリチウムイオン電池用高速巻回機の開発で培った技術を基に、今後は新型電池の生産設備を開発してまいります。はんだ印刷検査部門では、回復兆しのある中国市場や成長市場である車載関係に向け、VPシリーズをよりグローバルに拡大できるようラインアップを増やし、マウンタメーカーとの連携強化で、欧州を攻略しシェアを伸ばしてまいります。新市場に参入していく活動といたしましては、食品包装機CFFシリーズを、タイや中国のアジア市場に拡販するためのローコストモデル機を開発してまいります。また、コンビニエンス市場を狙ったレンジアップ対応包装品や高齢者や子供でも容易に開封することが出来る簡易開封機能付き包装品や、飲料系包装に対応した専用包装機を開発してまいります。また、専用包装機と使用する包材をセットで市場に投入する新たなビジネスを展開してまいります。研究開発費の金額は、822百万円であります。 (2) 機器部門海外生産拠点における商品の拡大と海外市場でも戦える海外ニーズを視野に入れた「適正品質商品」の開発と、電気製品、自動車、医療機器、食品製造工程から産業機器に至るまであらゆる分野で欠かすことのできない半導体産業や、省エネルギー、省スペースなど環境に配慮した環境商品の開発など今後も利用分野が拡大し成長する市場や、ヒューマンアシストなど市場キーワードに対応した「業種対応商品」の開発及び商品力の強化に向けた「基幹商品」の開発に継続的に取組んでまいります。適正品質商品では、中国市場向けにパイロット式5ポート電磁弁4RD/Eシリーズを発売いたしました。海外メーカーを含めた競合とのコスト競争が激化している中国市場において、適正な品質とコスト対応力を兼ね備えた空圧バルブを展開し、中国市場のシェア奪取を進めております。また、リニアスライドシリンダは国内外ともに売上が拡大しております。海外市場に向けて商品競争力を高めたリニアスライドシリンダLCVを中国にて発売しており、更なる売上拡大を図ります。また、ISO15552規格準拠シリンダSCWシリーズの競争力を高めたSCW※2シリーズも中国にて発売いたしました。グローバルでの売上拡大を図ります。業種対応商品では、半導体産業に向けて薬液用エアオペレイトバルブ『AMD-Part3 Rシリーズ』に新バリエーションを追加発売いたしました。AMD-Part3 RシリーズAMD0*3Rで口径は1/4inch、3/8inch、6㎜、8㎜、10㎜で2方弁、3方弁、マニホールドタイプをご用意いたしました。平成26年に発売したAMD-Part3 Rシリーズは、お陰様でお客様へ広く浸透しCKDのシェア拡大に繋がっております。更なる要望にお応えするためバリエーション補完の開発を実施いたしました。食品製造工程向けには好評の抗菌・除菌フィルタSFCシリーズに大形抗菌フィルタのシリーズを追加発売いたしました。抗菌コンビネーションSFC806、抗菌プレフィルタSFC810、抗菌高性能フィルタSFC820の3シリーズで接続口径は20、25を用意いたしました。更にはSFCシリーズの使用流体に窒素ガス(N2)と炭酸ガス(CO2)も追加いたしました。ガス置換包装など新たな用途に使用することができます。また、窒素ガス精製ユニットNSシリーズを発売いたしました。圧縮空気から窒素ガスが手軽に精製できるユニットであり、電源不要、省工数、省配管、省スペースとなっております。前述の抗菌・除菌フィルタSFCシリーズとの組合せ食品用の包装として窒素ガスを充填するロングライフ食品のMAP(ガス充填)包装などにご使用いただけます。基幹商品といたしましては、流量センサ2機種をリニューアル発売いたしました。1つはカルマン渦式水用流量センサWFK2シリーズであり、設備・装置のIoT化の流れの中、CKD初のIO-Linkを搭載した製品であります。以前より市場からの要望が多かった測温機能を標準搭載し、競合に勝る広い測定範囲と各種設定が可能な多機能を備えた使いやすい製品としてWFKシリーズをリニューアルいたしました。もう1つは気体用小形流量センサFSM3シリーズであります。平成19年の発売以来、ご好評をいただいております流量センサFSM2をよりグローバル対応力のある強い商品とするため、機能の向上、バリエーションアップにより、使いやすくリニューアルいたしました。研究開発費の金額は、2,965百万円であります。 (注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
FY2017|2,511 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を活かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。また、市場のタイミングを逃がさないスピードでお客様に満足いただける商品とサービスが提供できるように、開発・生産・販売の各部門が組織的な活動を進めております。商品開発の基本指針としましては、「グローバル化を推進するための海外商品開発の活動」「環境対応ビジネスを促進するエコ商品の開発活動」「5年10年後を見据えた先端技術開発活動」に取組んでまいりました。当連結会計年度における各事業部門の研究開発項目は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、3,348百万円であり、各セグメントに配分できない基礎的研究費用379百万円が含まれております。 (1) 自動機械部門薬品包装機部門では、お客様の後発医薬品 (ジェネリック医薬品) の積極的な設備導入に陰りが見え始めたものの、FBPシリーズを多数お使いいただいており、主力モデルをより使い勝手の良い内容にモデルチェンジするとともに、小児誤飲防止や医療過誤防止などの社会問題にも目を向けた新機能も開発してまいります。今後も安定的に売上数字を伸ばすためには、事業の軸を海外にもシフトしていくことが必要であり、海外市場で拡販するためのグローバルモデルの開発を増やしてまいります。電池部門では、国内外市場のPHV、EV自動車向けのリチウムイオン電池用高速巻回機の開発をいたしました。今後は厳しいコスト要求や納期要求に応えるため、各機構をモジュール化し、様々な仕様に対応できる量産モデルを開発いたします。はんだ印刷検査部門では、回復兆しのある中国市場や成長分野である車載関係に向け、VPシリーズをよりグローバルに拡大できるようラインアップを増やしてまいります。またウェアラブル機器市場のように微細化したはんだ基板や小径バンプにも対応していくために、高機能モデルの開発も実施してまいります。新市場に参入していく活動といたしましては、食品包装機CFFシリーズがタイや中国にも実績が出来たことにより、市場の狙いとして間違いないことが確認出来たため、よりアジア市場にマッチしたローコストモデルの開発を急いでまいります。また、コンビニエンス市場を狙ったレンジアップ対応包装品や高齢者や子供でも容易に開封することが出来る簡易開封機能付き包装品に対応した包装機の開発をしてまいります。医療分野市場としては医療過誤防止で注目されている薬液入注射器用の新型包装機MBPの開発を進めてまいります。研究開発費の金額は、622百万円であります。 (2) 機器部門海外生産拠点における商品の拡大と海外市場でも戦える海外ニーズを視野に入れた「適正品質商品」の開発と、電気製品、自動車、医療機器、食品製造工程から産業機器に至るまであらゆる分野で欠かすことのできない半導体産業や、省エネルギー、省スペースなど環境に配慮した環境商品の開発など今後も利用分野が拡大し成長する市場や、ヒューマンアシストなど市場キーワードに対応した「業種対応商品」の開発及び商品力の強化に向けた「基幹商品」の開発に継続的に取組んでまいります。適正品質商品では、インド市場向けにISO (15552) 準拠シリンダ「SCWP/SCWTシリーズ」を発売いたしました。インド市場への参入にはISOシリンダの供給が不可欠で迅速な市場参入を図るとともに、その他機器の売上拡大も狙ってまいります。また2015年4月に発売いたしました直動式2・3ポート電磁弁BB41/BG41シリーズに続き、小口径バリエーションである汎用小形直動電磁弁「BB21/25シリーズ」を追加発売いたしました。豊富なバリエーションでアジア市場に展開してまいります。業種対応商品では、半導体産業に向けて高温・高耐久ガスバルブ「AGD-HDFシリーズ」を発売いたしました。半導体プロセスの変化によりプロセスガス用バルブに対し高耐久化のニーズが高まっておりCKDが優位性を持つ高耐久市場の取込みを狙ってまいります。また真空圧力比例制御バルブ「IAVBシリーズ」も発売いたしました。真空圧力制御は、半導体以外にも各工程・分野にて用途が出てきており汎用的に使用できるバルブの用途として既存の技術を活かして開発をいたしました。新たなユーザーの開拓材料として拡販してまいります。食品製造工程向けに抗菌・除菌フィルタ「SFC/SFSシリーズ」を発売いたしました。食の安全が求められる中、圧縮空気に対しても例外では無く“食の安全のためにできること”をコンセプトに、より安全に食品へ直接エアブローを可能とする抗菌・除菌フィルタを開発いたしました。食品製造工程向け商品FPシリーズに、ご要望の多い「CMK2シリーズ」の外観オールステンレス・耐水形バリエーションを追加発売いたしました。化学薬品製造工程などの耐食性を求められる環境での拡販も狙ってまいります。医療・医薬市場につきましては、ウエア形ダイアフラムバルブスプリングシールタイプ「MWD-Sシリーズ」を発売しております。締め過ぎ防止構造により、締め終わりまでハンドルを回すだけで適切なシール力を確保することでダイアフラム破損がゼロとなり、耐久性も大幅に向上しております。 また、労働現場における作業負担軽減と、作業者の安全確保に貢献するヒューマンアシスト製品のパワフルアーム「PFB2シリーズ」にφ125タイプを新たに追加発売いたしました。従来品では、対応できなかった重量物の搬送が可能になり単軸で75㎏まで可搬が可能となりました。 基幹商品といたしましては、マルチレックスバルブ国際防爆EXシリーズに韓国防爆認証品を追加発売いたしました。防爆需要が急激に拡大しております韓国での販売及び韓国以外のエリアからの韓国向けシステムでの採用による受注拡大を目的として商品化いたしました。研究開発費の金額は、2,347百万円であります。 (注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
FY2016|2,316 文字
6 【研究開発活動】当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を活かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。また、市場のタイミングを逃がさないスピードでお客様に満足いただける商品とサービスが提供できるように、開発・生産・販売の各部門が組織的な活動を進めております。商品開発の基本指針としましては、「グローバル化を推進するための海外商品開発活動」「環境対応ビジネスを促進するエコ商品の開発活動」「5年後10年後を見据えた先端技術開発活動」に取組んでまいりました。当連結会計年度における各事業部門の研究開発項目は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、2,857百万円であり、各セグメントに配分できない基礎的研究費用278百万円が含まれております。 (1) 自動機械部門薬品包装機部門では、お客様の後発医薬品 (ジェネリック医薬品) の設備導入は引き続き好調に推移しており、FBPシリーズを多数お使いいただいておりますが、主力モデルをより使い勝手の良い内容にモデルチェンジいたしました。今後も安定的に売上を伸ばすために、事業の軸を海外にもシフトしていくとともに国内外市場で拡販するためのグローバルモデルの開発に取組んでまいります。電池部門では、国内外市場のPHV、EV自動車向けのリチウムイオン電池用高速巻回機の開発をいたしました。今後は厳しいコスト要求や納期要求に応えるため、各機構をモジュール化し、様々な仕様に対応できる量産モデルの開発に取組んでまいります。はんだ印刷検査部門では、中国市場の急減速を補うために、VPシリーズをよりグローバルに拡大できるようラインナップを増やしてまいります。また、ウェアラブル機器市場のように微細化したはんだ基板や小径バンプにも対応していくため、高機能モデルの開発に取組んでまいります。新市場に参入していく活動としては、タイや中国で食品包装機CFFシリーズの実績が出来たことにより、市場の狙いとして間違いはなかったことが確認できました。よりアジア市場にマッチしたローコストモデルの開発に注力し取組んでまいります。また、コンビニエンス市場を狙ったレトルト包装品や簡易開封機能付き包装品に対応した包装機の開発や医療分野市場で、医療過誤防止で注目されている薬液入注射器用の新型包装機MBPの開発を進めてまいります。研究開発費の金額は、461百万円であります。 (2) 機器部門海外生産拠点における商品の拡大と海外市場でも戦える海外ニーズを視野に入れた「適正品質商品」の開発と、電気製品、自動車、医療機器、食品製造工程から産業機器に至るまであらゆる分野で欠かすことのできない半導体産業や、省エネルギー、省スペースなど環境に配慮した環境商品の開発など今後も利用分野が拡大し成長する市場や、ヒューマンアシストなど市場キーワードに対応した「業種対応商品」の開発及び商品力の強化に向けた「基幹商品」の開発に継続的に取組んでまいります。適正品質商品では、モータレスタイプで使い慣れたモータの搭載が可能な「電動アクチュエータ:ETSシリーズ」に、一昨年度発売しましたベルト駆動タイプの「EVTシリーズ」及び低発塵仕様の「ECSシリーズ」に加え、昨年度さらにベルト駆動タイプで低発塵仕様の「電動アクチュエータ:ECVシリーズ」を追加販売いたしました。豊富なバリエーションで日本及びアジア市場に展開してまいります。業種対応商品では、半導体産業に向けて「プロセスガス用エアオペレイトバルブ:LGDシリーズ」を発売いたしました。価格競争が激しい単品ガスバルブ市場に対して価格競争力のある商品として中国、台湾、韓国を中心としたアジア及び国内で展開いたしております。また、半導体業界のトレンドである原子層成膜工程で使用できる「高温高耐久バルブ:AGD11R/21R-HDFシリーズ」も発売しております。高温200℃に対応し耐久寿命1000万回を保証したバルブとなっております。食品製造工程向け商品としては「FPシリーズ」を発売いたしました。食品製造工程で安心・安全に使用していただけるエアフィルタからアクチュエータまで幅広くラインナップしております。医療・医薬市場につきましては、「メタルフリー薬液用2・3ポート電磁弁:MR16シリーズ」を発売しております。省スペースで圧力レンジが広く高耐食メタルフリー構造としており、省電力基板を標準搭載してコイルの発熱を抑え流体への熱影響を防止できる電磁弁となっております。生化学分析装置、血球計数装置などで使用される薬液の制御用バルブとして製品ラインナップを充実させ受注拡大に取組んでまいります。また製造就労者の60%が40歳以上となる現代においてヒューマンアシストの悩みを解決する「パワフルアーム:PFB2シリーズ」を発売いたしました。コンパクトで広い可動範囲、軽量・高剛性といった特徴をもち高い操作性を実現しております。 基幹商品といたしましては、平成10年発売以来、空圧バルブの主力商品として販売してまいりました空圧電磁弁4Gシリーズにつきましてリニューアル品となる「パイロット式3・5ポート弁:4GA/B・4GD/E Rシリーズ」を発売いたしました。主力商品として更なる拡販を目指し、これまでの4Gシリーズの強みである信頼性を継承し、更に耐久性を向上し,省電力化を図り、バリエーションを拡大させリニューアルいたしました。研究開発費の金額は、2,117百万円であります。 (注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。