酒井重工業(6358)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 258 | 19 | 11 | 21 | 5.7 | 25.3 | — | 56.1 |
| FY2016 | 237 | 17 | 18 | 33 | 8.8 | 42.8 | — | 57.4 |
| FY2017 | 295 | 34 | 19 | 40 | 8.4 | 445.0 | 7.0 | 56.7 |
| FY2018 | 248 | 14 | 8 | -60 | 3.7 | 193.8 | 80.0 | 62.8 |
| FY2019 | 227 | 10 | 5 | 26 | 2.1 | 110.0 | 100.0 | 61.7 |
| FY2020 | 216 | 7 | 0 | 10 | 0.0 | 0.9 | 100.0 | 62.7 |
| FY2021 | 266 | 14 | 14 | 21 | 6.2 | 336.9 | 80.0 | 61.1 |
| FY2022 | 315 | 25 | 17 | 15 | 6.7 | 400.8 | 165.0 | 61.8 |
| FY2023 | 330 | 33 | 24 | 21 | 8.4 | 574.7 | 200.0 | 65.8 |
| FY2024 | 279 | 16 | 14 | 4 | 4.8 | 168.5 | 285.0 | 70.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
酒井重工業は、特定のブランド力や特許、規制ライセンス、独占的IPを強みとする事業モデルではない。主力製品である油圧ショベルや建設機械は、技術的な差別化は存在するものの、参入障壁となるほどの無形資産は限定的と判断される。
建設機械は、一度導入するとオペレーターの習熟度やメンテナンス体制の構築が必要となるため、一定のスイッチングコストが発生する可能性がある。しかし、他社製品への乗り換えが不可能ではないため、その効果は限定的である。
酒井重工業の事業は、製品の利用者が増えることでその価値が増大するようなネットワーク効果は発生しない。個々の建設機械の利用は独立しており、プラットフォーム型ビジネスではない。
建設機械の製造においては、長年の経験に基づく生産ノウハウやサプライチェーンの最適化によるコスト競争力は一定程度存在する可能性がある。しかし、グローバルな競合と比較して、構造的なコスト優位性を確立しているかは不明瞭である。
建設機械業界は、一定の設備投資が必要であり、グローバル市場においては少数の大手メーカーがシェアを占める傾向がある。酒井重工業は、特定の製品分野(例:小型油圧ショベル)において、一定の市場シェアと生産規模を持つことで、効率性を確保していると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
インフラ投資の拡大による建設機械需要の増加
新興国市場におけるシェア拡大の可能性
高付加価値製品の開発・投入による収益性向上
弱気シナリオ(モート侵食)
グローバル大手競合との価格競争激化
為替変動による収益への影響
建設機械市場全体の景気後退リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
酒井重工業の投資が失敗するには、まず建設機械市場全体が構造的に縮小し、特に同社が強みを持つセグメントでの需要が恒久的に低迷する必要がある。また、グローバルな競合他社が、技術革新やコスト削減において酒井重工業を圧倒的に凌駕し、市場シェアを急速に奪う展開も考えられる。さらに、同社が長年培ってきた生産ノウハウやサプライチェーンが陳腐化し、効率性が著しく低下する可能性も否定できない。為替リスクや地政学的リスクが顕在化し、輸出依存度の高い同社の収益基盤を揺るがす事態も、失敗シナリオとして考えられる。
5年後のモート予測
インフラ投資の恩恵を受け、新興国での販売が伸び、高付加価値製品の貢献で売上・利益ともに堅調に成長する。
建設機械市場の緩やかな成長と、グローバル競合との競争の中で、現状維持に近い売上・利益を維持する。
世界経済の減速や激しい価格競争により、売上・利益ともに減少基調となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 180億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 70.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -20.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 12.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.60倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-03 臨時報告書