タカトリ(6338)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 79 | 2 | 3 | 12 | 5.5 | 47.8 | 15.0 | 58.2 |
| FY2017 | 72 | 2 | 3 | 3 | 6.3 | 58.0 | 10.0 | 61.0 |
| FY2018 | 73 | 4 | 4 | -5 | 7.4 | 72.0 | 12.0 | 61.3 |
| FY2019 | 53 | -0 | 1 | -6 | 1.9 | 18.4 | 10.0 | 63.0 |
| FY2020 | 49 | -1 | -1 | 1 | -2.5 | -23.4 | 10.0 | 60.6 |
| FY2021 | 65 | 4 | 4 | 12 | 6.9 | 69.2 | 15.0 | 50.3 |
| FY2022 | 102 | 14 | 10 | -0 | 16.1 | 188.3 | 30.0 | 50.6 |
| FY2023 | 164 | 25 | 19 | 14 | 23.3 | 349.4 | 40.0 | 45.4 |
| FY2024 | 161 | 28 | 19 | 4 | 19.5 | 354.9 | 40.0 | 56.9 |
| FY2025 | 73 | 8 | 6 | -13 | 5.7 | 107.2 | 40.0 | 64.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
タカトリは特定のニッチ市場向けの精密機械メーカーであり、強力なブランド力や特許、規制ライセンスといった顕著な無形資産の存在を示す公開情報は限定的である。
半導体製造装置や液晶パネル製造装置など、高度な技術とカスタマイズが求められる分野では、顧客が一度導入した設備からの切り替えには多大なコストとリスクが伴う可能性がある。しかし、装置のライフサイクルや技術革新の速さを考慮すると、スイッチング・コストは限定的とも言える。
タカトリの事業は、特定の製造プロセスに特化した機械の提供であり、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるようなネットワーク効果は期待できない。
精密機械製造においては、一定の生産効率やサプライチェーン管理によるコスト削減努力は存在するものの、業界全体で構造的なコスト優位性を確立しているとまでは言えない。
タカトリは特定のニッチ市場で一定のシェアを持つが、業界全体を俯瞰すると、規模の経済による圧倒的な優位性を持つ寡占状態とは言えない。特定の分野では有力なプレイヤーである。
競合との比較優位
強気シナリオ
半導体製造装置分野における技術的優位性の確立とシェア拡大
新たな高付加価値製品の開発と市場投入
グローバルな顧客基盤の拡大とメンテナンス事業の成長
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客である半導体・液晶メーカーの設備投資の減速
競合他社による技術革新や低価格攻勢
主要部品の供給途絶や価格高騰のリスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
タカトリへの投資が失敗するシナリオは、同社が強みとするニッチ市場において、競合他社がより革新的な技術を、より低コストで、あるいはより迅速に提供できるようになる場合である。具体的には、顧客がタカトリの装置から競合の装置へ乗り換える際のスイッチング・コストが、技術的な陳腐化やコストパフォーマンスの低下によって十分に吸収可能になると、同社の優位性は失われる。また、半導体業界のような技術サイクルの速い分野では、一度技術的優位性を失うと、その回復は極めて困難であり、規模の経済やネットワーク効果を持たない同社にとっては、致命的な打撃となりうる。さらに、主要顧客の設備投資計画の急激な変更や、地政学リスクによるサプライチェーンの寸断も、同社の事業継続性を脅かす要因となる。
5年後のモート予測
半導体・液晶関連装置の需要回復と技術的優位性を背景に、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。特に高付加価値製品の貢献が大きくなる。
市場の変動に影響を受けつつも、ニッチ市場での地位を維持し、安定的な収益を確保する。一部製品ラインでの成長が見込まれる。
半導体・液晶市場の長期的な低迷や競合激化により、売上・利益ともに減少傾向となる。技術革新への対応遅れが響く可能性もある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 86億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 64.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -17.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.84倍 |
合格数:3/7 部分的合格