タクミナ(6322)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 81 | 9 | 7 | 1 | 12.2 | 97.4 | — | 57.1 |
| FY2017 | 78 | 9 | 8 | 9 | 12.1 | 104.8 | 40.0 | 61.8 |
| FY2018 | 92 | 14 | 10 | 9 | 14.8 | 141.7 | 35.0 | 62.4 |
| FY2019 | 84 | 10 | 7 | 12 | 10.0 | 99.5 | 45.0 | 65.2 |
| FY2020 | 83 | 8 | 6 | 11 | 7.8 | 82.0 | 45.0 | 65.7 |
| FY2021 | 87 | 12 | 9 | 5 | 10.8 | 122.1 | 45.0 | 67.1 |
| FY2022 | 97 | 15 | 11 | 5 | 11.8 | 146.8 | 45.0 | 65.4 |
| FY2023 | 110 | 16 | 12 | 7 | 11.9 | 165.2 | 50.0 | 67.2 |
| FY2024 | 111 | 16 | 12 | 2 | 11.8 | 170.2 | 50.0 | 69.9 |
| FY2025 | 112 | 16 | 12 | 2 | 10.8 | 178.5 | 50.0 | 78.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
タクミナは、定量ポンプや混合・分割装置の分野で長年の実績と一定のブランド認知を持つ。特に、水処理や化学プラント向けの特殊仕様ポンプにおいては、技術的なノウハウが蓄積されていると考えられるが、特許や強力なブランドによる明確な優位性は限定的。
同社の定量ポンプは、プラントの制御システムや配管ラインに組み込まれることが多く、一度導入されると他社製品への切り替えには、システム改修や再度の検証が必要となり、一定のスイッチングコストが発生する可能性がある。しかし、製品の汎用性も高く、絶対的なものではない。
タクミナの製品は、個別の機器としての機能が中心であり、ユーザーが増えることで製品価値が向上するようなネットワーク効果は期待できない。
定量ポンプや混合・分割装置の製造において、長年の経験による生産効率の改善や、サプライヤーとの関係性によるコスト競争力は一定程度存在する可能性がある。しかし、競合他社も同様の努力をしており、構造的なコスト優位性は確立されていない。
定量ポンプ市場において、タクミナは一定のシェアを持つが、グローバルな大手メーカーと比較すると規模は小さく、業界全体を代表するような寡占状態を形成しているとは言えない。特定のニッチ市場では優位性を持つ可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
水処理・環境関連市場の拡大による需要増加
高付加価値な特殊仕様ポンプの受注拡大
海外市場での販売網強化による収益拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
大手競合他社による価格競争の激化
新興国メーカーの台頭による市場シェアの低下
主要顧客産業の設備投資の低迷
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
タクミナの投資が失敗するには、同社が持つ定量ポンプや混合・分割装置における技術的優位性が、競合他社の模倣や代替技術の登場によって陳腐化し、スイッチングコストのメリットが失われる必要がある。具体的には、より低価格で同等以上の性能を持つ製品が容易に入手可能になり、顧客が容易に乗り換えを選択できるようになるシナリオが考えられる。また、主要顧客である化学プラントや水処理プラントの設備投資が長期的に低迷し、同社の売上基盤そのものが縮小することも、投資の失敗につながるだろう。さらに、グローバル市場での価格競争において、規模の経済を持つ大手メーカーや、人件費の安い新興国メーカーに圧倒され、収益性が悪化する可能性も否定できない。
5年後のモート予測
環境規制強化やインフラ投資拡大を背景に、高機能ポンプの需要が堅調に推移。海外展開も奏功し、売上・利益ともに安定的な成長を続ける。
国内需要は横ばいだが、一部海外市場での成長を取り込み、緩やかな増収増益を維持。競争環境は厳しさを増す。
価格競争の激化や技術革新の遅れにより、シェアを徐々に低下。収益性も悪化し、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 108億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 78.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 6.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 8.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.95倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準