イワキ(6237)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 248 | 15 | 15 | 24 | 9.5 | 224.0 | — | 63.0 |
| FY2017 | 251 | 15 | 17 | 19 | 10.0 | 225.9 | 68.0 | 63.7 |
| FY2018 | 281 | 21 | 21 | 4 | 11.0 | 275.2 | 82.6 | 62.8 |
| FY2019 | 292 | 23 | 22 | 0 | 10.7 | 96.3 | 28.9 | 65.5 |
| FY2020 | 286 | 21 | 21 | 21 | 10.3 | 96.1 | 30.5 | 68.0 |
| FY2021 | 282 | 17 | 21 | 12 | 9.3 | 94.9 | 29.0 | 69.7 |
| FY2022 | 324 | 21 | 24 | 23 | 9.5 | 109.4 | 33.5 | 66.3 |
| FY2023 | 377 | 24 | 44 | 4 | 15.2 | 200.4 | 61.0 | 63.6 |
| FY2024 | 445 | 55 | 45 | 1 | 13.3 | 202.3 | 62.0 | 67.8 |
| FY2025 | 458 | 58 | 45 | 27 | 11.7 | 202.2 | 70.0 | 70.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
イワキ(6237)の財務サマリデータが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPなどの無形資産に関する具体的な評価は困難です。公開情報からは、特筆すべき無形資産の存在を示す情報は確認できません。
イワキは主に半導体製造装置向け部品や真空ポンプなどを製造・販売しており、顧客は特定の製造プロセスに依存している可能性があります。しかし、顧客が他社製品へ切り替える際の具体的なコストや手間に関する情報は乏しく、スイッチング・コストは限定的と考えられます。
イワキの事業内容(半導体製造装置向け部品、真空ポンプ等)は、ユーザー数の増加が製品・サービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出すビジネスモデルとは考えにくいです。プラットフォーム型ビジネスではないため、ネットワーク効果は期待できません。
イワキの事業は、精密部品加工や真空技術が中心であり、一定の技術力と設備投資が必要です。しかし、競合他社と比較して構造的に大幅なコスト優位性を持つという情報は確認されていません。効率的な生産体制の構築は進めていると推測されますが、顕著なコストリーダーシップはありません。
イワキは半導体製造装置向け部品や真空ポンプ市場において、一定のシェアを確保していると考えられます。しかし、市場全体に対する規模の経済性が極めて高く、少数寡占状態を形成しているとまでは言えません。規模の拡大による効率化の余地は残されていると推測されます。
競合との比較優位
強気シナリオ
半導体市場の長期的な成長に伴う需要拡大
高精度・高品質な製品供給による顧客からの信頼維持
技術革新による新製品開発と市場シェア拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
半導体市場の周期的な低迷リスク
競合他社による価格競争や技術革新への対応遅れ
主要顧客の設備投資計画の変動による業績影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
イワキへの投資が失敗するシナリオは、同社が保有する技術や製品が陳腐化し、競合他社に容易に模倣されるか、あるいはより優れた代替技術が登場することによって、市場での競争力を失う場合である。特に、半導体製造装置という高度な技術が求められる分野において、イワキが継続的な研究開発投資を怠り、技術革新のスピードに追いつけなくなった場合、その地位は急速に揺らぐだろう。また、主要顧客である半導体メーカーの設備投資戦略が大きく変化し、イワキの製品が不要になるか、あるいは代替部品への切り替えが容易になった場合も、同社の競争優位性は失われる。さらに、グローバルなサプライチェーンの再編や地政学的リスクの高まりが、同社の安定的な部品供給能力を損なう可能性も考慮すべきである。
5年後のモート予測
半導体市場の旺盛な需要と、イワキの技術力が追い風となり、売上・利益ともに堅調に成長。高付加価値製品へのシフトが進み、収益性が向上する。
半導体市場の変動の影響を受けつつも、既存顧客との関係を維持し、安定的な業績を確保。緩やかな成長を続ける。
半導体市場の急激な冷え込みや、競合激化により、売上・利益が減少。技術革新への対応遅れが響き、市場シェアを失うリスクがある。