リョービ(5851)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 2,405 | 119 | 83 | 34 | 7.2 | 51.6 | 10.0 | 41.2 |
| FY2018 | 2,162 | 136 | 86 | 71 | 6.8 | 265.3 | 70.0 | 43.4 |
| FY2019 | 2,205 | 85 | 49 | 40 | 3.8 | 151.8 | 70.0 | 45.8 |
| FY2020 | 1,710 | -18 | -7 | -58 | -0.6 | -21.5 | 0.0 | 45.3 |
| FY2021 | 1,981 | -15 | -44 | 27 | -3.3 | -135.9 | 20.0 | 44.0 |
| FY2022 | 2,495 | 70 | 48 | 9 | 3.3 | 147.8 | 45.0 | 44.8 |
| FY2023 | 2,827 | 122 | 101 | 86 | 6.3 | 312.5 | 80.0 | 47.5 |
| FY2024 | 2,933 | 95 | 69 | 154 | 3.9 | 214.3 | 85.0 | 50.2 |
| FY2025 | 3,091 | 127 | 112 | -86 | 5.9 | 346.4 | 100.0 | 52.2 |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 106.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
リョービは非鉄金属メーカーであり、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに依存する事業モデルではない。汎用品に近い製品が多く、無形資産による競争優位性は限定的と判断される。
顧客はリョービの製品(例:アルミニウム押出品)を、特定の仕様や品質を満たせば、他社製品に切り替える可能性がある。ただし、長年の取引関係や特定の金型・仕様への適合性から、一定のスイッチングコストは存在する可能性がある。
非鉄金属の製造・販売事業は、ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。製品の利用者が増えることで製品自体の価値が向上するような構造は見られない。
リョービは長年の操業で培われた生産ノウハウや、規模の経済を活かした原材料調達力により、一定のコスト競争力を有している可能性がある。特に、アルミ押出品などの分野では、効率的な生産体制が強みとなりうる。
非鉄金属業界、特にアルミ押出品などの分野では、一定の生産規模を持つ企業がコスト競争力や供給安定性で優位に立つ。リョービは業界内で一定のシェアを確保しており、規模の経済を活かした事業運営を行っていると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
自動車・建材分野でのアルミ需要の安定的な伸び
生産効率改善によるコスト競争力の更なる強化
高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格(アルミニウム地金等)の急激な高騰
競合他社による低価格攻勢や技術革新
景気後退による需要の低迷
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
リョービの投資が失敗するには、まず原材料価格の高騰が継続し、かつそれを製品価格に転嫁できない状況が常態化する必要がある。次に、主要顧客である自動車メーカーや建材メーカーが、リョービの製品と同等以上の品質・コストで、かつ安定供給可能な代替サプライヤーへの切り替えを積極的に進める必要がある。さらに、リョービが長年培ってきた生産ノウハウや規模の経済によるコスト優位性を、競合他社が技術革新や新たな設備投資によって凌駕し、リョービの市場シェアを奪うような事態も考えられる。これらの要因が複合的に作用し、リョービの収益性が持続的に悪化するシナリオが考えられる。
5年後のモート予測
アルミ需要の堅調さと生産効率向上により、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。高付加価値製品の比率上昇で収益性も改善する。
需要は安定するものの、原材料価格の変動や競争激化により、利益は横ばい圏で推移する。コスト削減努力が収益を支える。
原材料価格の高騰と需要の低迷が重なり、売上・利益ともに減少する。競争力の低下により、市場シェアも徐々に失う。