日本鋳造(5609)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 96 | -3 | -8 | -2 | -8.7 | -16.1 | 1.5 | 51.9 |
| FY2018 | 133 | 8 | 6 | -2 | 6.0 | 116.7 | 30.0 | 49.4 |
| FY2019 | 137 | 7 | 5 | -3 | 5.1 | 103.8 | 30.0 | 50.1 |
| FY2020 | 121 | 4 | 3 | -4 | 3.2 | 64.5 | 25.0 | 52.2 |
| FY2021 | 119 | 5 | 4 | 7 | 4.0 | 84.9 | 25.0 | 55.0 |
| FY2022 | 121 | 8 | 7 | -7 | 5.9 | 129.3 | 30.0 | 53.4 |
| FY2023 | 148 | 7 | 6 | -6 | 5.0 | 116.7 | 30.0 | 50.2 |
| FY2024 | 160 | 13 | 7 | 11 | 5.5 | 135.1 | 35.0 | 50.5 |
| FY2025 | 143 | 4 | 2 | -4 | 2.0 | 49.1 | 30.0 | 53.2 |
| FY2026 | 123 | 4 | 2 | 15 | 1.3 | 32.0 | 20.0 | 54.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
財務データが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、IPなどの無形資産に関する具体的な評価は困難です。公開情報からは、特定の強力な無形資産の存在を示唆する情報は確認できません。
鋳造品は顧客の仕様に合わせて製造されるため、仕様変更やサプライヤー変更には金型費用や再設計コストが発生する可能性があります。しかし、製品の汎用性や代替材料の存在により、スイッチング・コストは限定的と考えられます。
鋳造事業は、製品の利用者の増加が直接的にサービスの価値を高めるネットワーク効果を持つビジネスモデルではありません。個々の顧客との取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのような特性は見られません。
鉄鋼業は規模の経済が働きやすい産業ですが、日本鋳造の具体的なコスト構造や競合他社との比較データが不足しています。原材料価格の変動リスクは存在し、構造的なコスト優位性を断定するには情報が不十分です。
日本鋳造は、特定の大型鋳鋼品分野において、国内有数の生産能力と実績を持つ企業です。この分野では、高度な技術力と生産設備を持つ企業が限られており、一定の寡占状態が形成されている可能性があります。
競合との比較優位
強気シナリオ
大型鋳鋼品分野での技術的優位性の維持・強化
インフラ投資や再生可能エネルギー関連需要の取り込み
高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰と製品価格への転嫁の遅れ
海外競合他社の台頭による価格競争の激化
主要顧客産業の景気後退リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
日本鋳造への投資が失敗するシナリオは、同社が強みとする大型鋳鋼品分野において、技術革新の波に乗り遅れ、代替材料や新規参入企業にシェアを奪われる場合である。特に、より軽量で高強度な新素材の開発や、3Dプリンティング技術などの新しい製造手法が普及し、従来の鋳造プロセスが陳腐化するリスクが顕在化すれば、同社の既存の設備投資や技術的蓄積が競争優位性を失う可能性がある。また、主要顧客であるインフラ、エネルギー、造船などの産業が構造的な需要低迷に陥り、同社の生産能力を活かせなくなる状況も考えられる。さらに、グローバルな価格競争において、コスト構造で劣後するようになれば、収益性が悪化し、長期的な成長が見込めなくなるだろう。
5年後のモート予測
大型鋳鋼品分野での安定した需要と技術的優位性を背景に、インフラ・エネルギー関連の需要増を取り込み、緩やかな成長と収益性改善が期待される。
既存事業の安定性を維持しつつ、技術開発や生産効率改善を進めることで、現状維持に近い業績推移となる。
原材料価格の高騰や海外競合の攻勢により、価格競争が激化し、収益性が悪化するリスクがある。